フレンチテックのCharles.co、男性専用のeヘルス・プラットフォームで700万ユーロを調達
Charles.coは、当初は性の健康に特化していましたが、男性の毛髪、睡眠、消化器系疾患に関する問題を追加し、eヘルス・プラットフォームの使用用途を拡大しました。今回、700万ユーロの資金調達ラウンドを完了し、導入分野のさらなる拡大と新たなスタッフの募集を開始しました。
6月30日、新興企業Charles.coは、Kurma PartnersとSpeedinvestが主導して700万ユーロの資金を調達したと発表した。この新しい資金により、eヘルス・プラットフォームの介入領域を拡大し、新しいスタッフを採用することで、「男性にとって不可欠なヘルス・リフレックス」となることを目指す。
パーソナライズされたフォローアップと治療
Charles.coは、男性の健康に特化した「デジタルクリニック」を提唱しています。実際には、「性」「睡眠」「消化器系」「毛髪」の4つの問題に対応する遠隔相談サービスです。ユーザーは、問題が発生したときに専門のプロに連絡を取ることができます。
カウンセリングは約15分。必要に応じて、専門家が治療法(薬物療法、デジタル療法、フィトテラピーなど)を処方し、ユーザーの自宅までお届けします。治療中は、週5日、電話やメッセージによる医療サポートを受けることができます。
重要:Charles.coの遠隔相談サービスは、フランスの健康保険制度による保険償還の条件(相談した医師が主治医または指定医であること、過去12ヶ月以内に身体診察が実施されたこと)を満たしていないため、保険償還の対象とはなりません。
"私たちは、遠隔診療がもっと広く保険償還されるよう、積極的にキャンペーンを行っています "と、このスタートアップ企業のウェブサイトには書かれています。この議論は数年前から行われていますが、多くの専門家は、基準の拡大が医療システムの「ユビキタス化」やケアパスの断絶につながることを懸念しています。
50,000ユーザー
料金については、15分の性科学相談が35ユーロ、脱毛や睡眠障害などの相談が25ユーロとなっています。2019年の誕生以来、5万人の男性に利用されているプラットフォームです。
Charles.coは、英国ロンドンに本社を置くクラウドプロバイダーであるClaranetにデータを提供しています。法律で定められている通り、「Health Data Hosting」(HDS)ラベルが貼られています。このスタートアップ企業では、ユーザーの個人情報にアクセスできるのは「認可を受けた」医師と薬剤師だけであると明記しています。