黎明期のインターネットのおもひで
note 7日目だ。
自己紹介で毎日続けると書いたにも関わらず、2日もサボってしまった・・・。
先週と今週は状況が違うのだ! と勝手に言い訳めいたことを喚きながら、今週1回目の投稿をはじめる。
お題系はどんなこと書こうかなーとワクワク書けるので、意外と悪くないな。と思う今日この頃である。
本日のお題は「 #はじめてのインターネット 」だ。
あんまり厳密に書き始めると、年齢がモロバレになるので、若干ボカシながら20数年前のことを思い出してみる。
自分が初めてインターネットに触れたのは、大学だった。
そもそも、日本でのインターネットの成り立ちに詳しい人ならご存知かと思うが、インターネットが民間に広く利用される前の話だ。
黎明期のインターネットは、大学とか企業や国の研究機関くらいしか利用していなかったのである。
なので、当時のインターネット利用者と言えば、大学生か大学の先生か、研究者くらいのもので、なんというかめちゃくちゃ偏ったコミュニティって感じだった。
自分が使い始めた頃はWebはあるにはあるのだが、今のように多種多様なサイトやサービスが生まれる前で、今も存在するのか怪しいインターネットのサービスでnewsというものがあった。
ネット掲示板とか2chもなかった時代に趣味の話とか、色々な情報交換はnewsというサービスで行われていたのだ。
具体的に言うと、いつの話か簡単に特定されてしまうのだが、newsで色々と情報を集めたりしている時に週に1回、毎週木曜日にだけもの凄い勢いで書き込まれるニュースグループを見つけた。
fj.rec.animation という日本のアニメの情報交換とか意見交換をするニュースグループだ。
その異変に気づいた頃に放映されていたのが、今年ようやく新劇場版が完結する予定の「新世紀エヴァンゲリオン」だ。
毎週水曜日の放送だったので、放送が終わった翌日の木曜日の朝から、大学院生とか、企業や国の研究者とかが、もの凄い熱量でエヴァの議論を展開していた。
記憶も朧気だが、newsは匿名ではなかったはずなので、国とか有名企業の研究所の人が実名でエヴァの伏線についての議論とか、あのシーンにはこんな意味があったんじゃないか、とか過去の話との繋がりとか、色々と深読みして持論を展開したり、熱い議論を交わしていた。
当時、若造だった自分には話の内容の半分くらいしか理解できず、それでも日本の最先端の頭脳とも言える人達をこんなにも夢中にさせるエヴァというアニメは本当に凄いのだなぁ。と感心させられたものだった。
中途半端なアニメ雑誌とか読むよりも、恐ろしく深い内容で日本でもここまで濃いエヴァの話をしている人達はココにしか存在しないのではないか? と思った。
なので、自分の最初のインターネットの印象は「頭のいい人が高レベルな議論を交わす凄い場所」だったように記憶している。
最初は物珍しさで毎週のようにチェックしていたが、他に興味が移ったのか、途中でチェックしなくなった。
あの伝説の最終回までちゃんと追っかけていたら、あの天才たちの尖った感想や様々な感情を垣間見ることができたと思うので、それはある意味でとても面白かったのではと今更ながら思う。
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