【FF7R考察】ザックスを思い出してはいけない【CCFF7】
FF7Rのクラウドは思い出してはいけないのです。
・・・誰を?
それはもちろん、
彼、
ザックスを、です。
なぜ思い出してはダメなの?
たぶん、彼が復活できなくなるから、です。
クラウドが彼を思い出すということは、
クラウドの中でザックスの死が確定すること、
つまり
クラウドの持つジェノバ細胞が彼の死を記憶してしまう。
そうなるともう、ザックスの復活(復元)手段として使えなくなる。
だから、クラウドは、彼を、思い出してはいけない。
そう考えた根拠をご説明しましょう。
まずはこの画像↓を見てください。
CCFF7のラスト、一番魔晄炉爆破ミッションへと向かう列車の上で
バスターソードに祈りを捧げるクラウドです。
なぜ祈っているか、次の画像をご覧くだされば、わかります。
同じポーズでバスターソードに祈る、CCFF7のザックス↑です。
もう、おわかりですよね?
剣に祈るクラウドはザックスを継承している、
つまり、ザックスの死の記憶がある、という示唆です。
ご存知の通り、
バスターソードはアンジール⇒ザックス⇒クラウドと受け継がれてきました。
それを与えてくれ、旅立っていった大切な人への”祈り”とともに。
CCFF7のラストでは、クラウドは確かに剣に祈っていた。
続いて、さらにこのメッセージが表示され、エンドになったのです。
CCFF7は2007年、13年も前ではFF7Rのシナリオが固まっているはずがない。
ザックスを生存させるストーリーも同じくです。
だから、剣に祈らせて終わったのだろうと推測します。
しかし、FF7Rのオープニングのクラウドを思い出してください。
一番魔晄炉爆破ミッションのため、列車の屋根に乗る↓クラウド。
一目瞭然ですよね?
剣に祈っていないのです。
剣に祈りを捧げていないということは、このクラウドは
ザックスの死を覚えていない、という意味だと思います。
ザックスの記憶が全くないわけではないのです。
しかし、彼が死んだという記憶は確実に持っていない。
だから、剣に祈らないのです。
そんなことがなぜわかるのか?
それも画像でお答えします。
上はFF7Rのクラウドが列車から飛び降りた際の着地ポーズ、
下はCCFF7のザックスがやはり列車から飛び降りた時の体勢です。
左右反転ではありますが、似ていますよね?
ちなみにFF7HDでの、クラウドの着地ポーズはこちらです。
後ろからのショットしかないのですが、右手をついているのはわかります。
つまり、FF7リメイクではわざわざ原作と異なるポーズに変更したのに、
なぜかCCのザックスに似せてある、ということになります。
完全に記憶を持っていないのなら、全く別のポージングにすればいい。
そうせずに、似た動きをさせる。
その意図は何か?
トムはこう判断しました。
FF7Rのクラウドは原作FF7のような、ザックスの完全コピーではない。
しかし、不完全だがザックスの記憶を持っていることは示唆したい。
(ラストで異なる世界線がすれ違う、あの鏡合わせに似たイメージも表現したかったかもしれない)
コピーの精度が今一つなのは、持っている記憶の鮮明度が低いから?
あるいは記憶へのアクセスが部分的に阻害されているからではないか、と。
以前の記事でも少し書きましたが、FF7Rは
まずはザックスの復活(別世界での生存)⇒”俺”セフィロスの復元と進み、
”私”セフィロスとの統合(リユニオン)とともに彼を本来の位置に戻して、
最終的には星の滅亡を回避し、エアリス復活になるのでは?
という気がするんですよね。
優しい嘘に甘えてしまったから、星は、事態は、ここまで悪化してしまった。
社長の言葉を拝借すれば、
『思い出が苦手なヒトが、過去を美化し拡大し、傷をごまかしてきた結果』
星の滅亡を招き寄せた、とでもいいしょうか。
だからこそ、FF7リメイクでは
過去と向き合い、謎を解き、偽りを正しながら、未来を切り開く
そんな物語としてフィナーレを迎えてほしい。
その時、トムの23年越しのもやもやはハレルヤ!になるのです。
なんで中年になるとオヤジギャグを嗜むようになってしまうのか・・・😹
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