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「育児時短就業給付金」について

1. はじめに


私は現在育児休業中で、復職後は所定労働時間を8時間から6時間に短縮する時短勤務制度を利用する予定です。この決断に至った背景と、2025年4月から施行される新たな制度「育児時短就業給付金」についてお伝えしたいと思います。

2. 我が家の状況と時短勤務の必要性


我が家には現在、2歳9ヶ月の長女と0歳3ヶ月の次女がいます。特に夕方から夜にかけては、夕食の準備、お風呂、寝かしつけなど、親としての役割が重なる時間帯です。私が職場に復帰した後、これらのタスクを妻一人でこなすのは非常に大変だと考え、帰宅時間を2時間早めるために時短勤務を選択しました。

3. 時短勤務による収入減の不安


しかし、時短勤務を選ぶことで収入が減少することは避けられません。8時間勤務を6時間に短縮すると、単純計算で給与は4分の3になります。この収入減をどう補うか悩んでいたところ、厚生労働省のウェブサイトで「育児時短就業給付金」という新しい制度が2025年4月から施行されることを知りました。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000135090_00001.html
厚労省HPより

4. 新制度「育児時短就業給付金」


「育児時短就業給付金」とは、2歳未満の子を養育するために所定労働時間を短縮して働く被保険者に対し、時短勤務中に支払われた賃金の10%相当額を支給する制度です。

この制度の目的は、育児とキャリア形成の両立を支援し、柔軟な働き方を促進することにあります。

具体的には、育児時短就業を開始した日の属する月から終了した日の属する月までの期間内において、支給対象月に支払われた賃金額の10%が支給されます。ただし、時短勤務後の賃金と給付金の合計が、時短勤務前の賃金を超えないように給付率が調整される仕組みとなっています

この制度の適用により、収入の減少を完全に補うことは難しいものの、家計への負担を軽減する一助となります。私自身、この情報を得たことで、時短勤務への不安が和らぎ、前向きな気持ちで育児と仕事の両立に取り組む意欲が高まりました。

6. おわりに


育児休業や時短勤務に関する制度は、今後も変化・拡充が予想されます。同じような状況にある方々は、最新の情報を収集し、自身の働き方や家族の状況に応じて最適な選択を検討されることをお勧めします。

特に、厚生労働省の公式ウェブサイトやリーフレットなどで最新の情報を確認し、必要に応じて職場の人事担当者や専門家に相談することで、適切な支援や制度を活用できるでしょう。

育児と仕事の両立は容易ではありませんが、制度を上手に活用し、パートナーと協力しながら、家族全員が笑顔で過ごせる環境を築いていきたいものです。

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