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育休中の業務引き継ぎで失敗しないために―私の実体験から学んだこと
私は2度の育児休業を取得しましたが、1回目と2回目では業務引き継ぎのやり方が大きく異なりました。
今回はその経験から学んだ、育休前の引き継ぎで大切にしたいポイントについてお話しします。
1回目の育休:課題だらけの引き継ぎ
最初の育休では、自分なりにしっかり引き継ぎを行ったつもりでした。しかし、休みが明けて職場に戻ってみると、私が残した仕事がそのまま残っていました。「自分の仕事は自分で責任を持たなければ」と考え、すべてを細かく準備したつもりでしたが、どこか相手任せになっていた部分があったのかもしれません。この経験は、業務引き継ぎの難しさを痛感するものでした。
2回目の育休:計画的な引き継ぎでスムーズな復帰
2回目の育休では、前回の反省を活かして計画的に引き継ぎを行いました。具体的には、育休取得の約2週間前から上長と引き継ぎ先の先輩と何度も打ち合わせを実施。以下の3つのポイントを意識しました:
「どこまで自分がやり、どこから引き継ぎ先に託すか」を明確にする
曖昧な部分をなくすために、引き継ぎ範囲を詳細に決定しました。業務内容ごとに優先順位をつけ、「ここからはお願いします」という線引きを共有しました。最終日の数日前に進捗確認を行う
計画通りに進んでいるか、何か抜け漏れがないかを最終確認。これにより、「自分にしかできない仕事」を残さないようにしました。上長を交えて打ち合わせを行う
引き継ぎ先と上長を交えた話し合いを行い、互いの負担を軽減。これにより、責任感を分かち合いながらスムーズに進行できました。
結果として、私にしかわからないことは無くなって任されていた仕事も中途半端な状態でしたが手渡すことはできたので、復帰する際にはひきついてでもらった先輩と再度打ち合わせを行えば、スムーズに復帰ができるようになっているので不安なく育児に瀬念しております。
育休前の引き継ぎで大切なこと
業務引き継ぎで重要なのは、ただ仕事を「任せる」のではなく、相手が引き継ぎやすい形を整えることです。心残りや「申し訳ない」という気持ちがあると、どこかで無理が生じがちです。そこで、上長を巻き込むことで負担を分散し、自分と引き継ぎ先の双方が納得できる体制を整えることが大切です。
育休前の準備次第で、復帰後の仕事へのスムーズな入り方が大きく変わります。これから育休を取得される方の参考になれば幸いです。