見出し画像

自動販売機って地球環境にも悪いんじゃない?

トムです(もう少しで上京)


自動販売機の補充を仕事にして2年が過ぎました
楽しそうだし、興味があるからやってみようと始めたこの仕事

仕事をしていると、気付く事がある
「売り上げの少ない自販機多すぎでしょ!」

自販機の売り上げ割合

自販機の売上は設置場所のオーナーさんと分けますが
その割合は、会社:オーナーで8:2が基本です

つまり、1ヶ月に2万円売上があるとオーナーさんは4千円ゲットです
ここで見落としがちなのが、電気代です
基本は、オーナー持ちなのです
電気代は自販機の機種、古さ、季節等で変わるので一概には言えないですが、だいたい3千円だとしましょう

そうすると、オーナーさんの手元には、1千円しか残りません
年間で1万2千円
毎月2万円売れてギリ黒字かなって感じです

毎月1万5千円で電気代が賄えるぐらいで赤字にならないぐらい
それ以下は、電力会社に寄付している状態です

飛んでいくお金

売り上げが無いのに自販機を置き続けるわけ

①昔から置いてあって、その当時は売れていて、今も売れていると思い込んでいる
②昔から買ってくれる人のために、売れてなくても置いている
③空になった、ペットボトルや空き缶を回収してほしいから、売れなくても置いている

恐らくこんな感じ
①は結構あります
補充中にオーナーさんが出てきて、自販機の現状を説明して知るパターンです
だいたいその場で「引き上げてください」になります

まさか、自分のとこが売れてなくて、損してるなんて思わないですからね
でも、仮に毎月1万円の売上で、電気代を払ったらマイナス1千円です
年間1万2千円損してます
チリツモですが、こういった自販機は数年にわたってこの調子なので、合計するとかなりの金額になります

②これは、オーナーさんの強い意志を感じます
自販機の状態は知ってはいるものの、いつも買ってくれる人がいる限りは置いておくという、強い意志があります

ただ、こちらとしては、正直撤去させて欲しい
こういった所は、1ヶ月で5千円以下もザラにあります
賞味期限管理が大変なので、勘弁してほしい
あと、なぜかこういった所に限ってルートの1番端っこにあり、行って帰るだけでも大変

③これは本当にやめてほしい
ゴミ回収のために置いておくのだとしたら、本当に無駄
自分で処理場まで持っていったほうが安いし、回収日に出した方が絶対にいい

正直、こういった所には回収費用を出してもらいたい
回収のためだけに、来ているわけではないので

安定して売り上げがある自販機の特徴はこれしかない

もちろん、月に5万円以上売り上げがある自販機もあります
そういったところは、特徴があります
・人通りの多い場所にある
・車が数台停まれるだけのスペースがある

この2つが満たされていることが多いです
最低限この2つが無いと、ビジネスとしては成り立たないと思います

地球環境への影響

自動販売機は、地球温暖化への悪影響もあります
日本にある飲料自販機は約220万台あると言われています
省エネ自販機が増えてきたとはいえ、年間の電気消費量は、一般家庭の2,3か月分になると言われています

それだけでなく、自販機で売られている缶やペットボトル容器の放置ゴミも河川や海に悪影響を及ぼしています

地球環境の面から見ても、不要な自販機は撤去した方がよいと考えます

地球にやさしく

まとめ

自販機はまだ儲かると思っている方もいると思いますが、現実はかなり厳しいです
もし、自販機オーナーの方でこの記事を見ていたら、自分の自販機の現状を確認してください
昨今は電気代の高騰もあり、利益も下がっている場合があります

これから自販機のオーナーを始めようとしている方は、よーーーく検討することをおすすめします

ではまた!

いいなと思ったら応援しよう!