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保険セールスマンとして

最後の砦の小さな飲食店も手放してしまい

私はとある人の紹介で某外資系の生命保険会社のセールスをすることとなりました

年収数千万も夢じゃないよ、と言われ

行くあても無かった私は1ヶ月の研修のあと直ぐに営業の世界へ飛び込みました

今まで飲食店の中で、お客様を待つスタイルだったのがこちらからどんどん営業していくやり方に戸惑いつつ

先ずは知り合いから声をかけました

後で知ったのですが保険セールスのビジネスモデルは

知り合いにセールスして紹介を頂き、マーケットを広げていくもので

一歩間違えると知り合いから信頼を無くすことになります

今は保険など必要の無い知り合いにも

半ば強引にセールスをしてしまったことで

私は半年で何人もの信頼を無くすことになりました

「友達居なくなるよ」

一番初めに契約してくれた知人からひとこと言われた時
もう知り合いにセールスするのはやめようと決意しました

それから仕事のやり方を変えました

企業の決算書や本を読みあさり会計と財務の知識をつけて

企業に保険を提案することに絞りこんだんです

そこから経営者の集まる会に参加し仲良くなった経営者とゴルフや食事など行くにつれ

経営者に共通している悩みに気づいたんです

それは、資金繰りです

バブルがはじけてから日本経済はあまり順風満帆とはいかず

7割以上の企業がもがきながら商いを続けていることを知りました

ここに私のビジネスチャンスが有ったんです

…つづく

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