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期限の利益の喪失
夜逃げ一歩手前で思いとどまり
もう逃げない、、、と決めて
先ずは銀行(返済の相談)に連絡を入れました。
しかし6か月も電話も取らず手紙も読まずにごみ箱
そんな私を1ミリも信用していない銀行は
「今更、何をノコノコと??」
あからさまにそんな態度をとる銀行もありました
公的な金融機関も含め3つの金融機関からお金を借りていたんですが
金融機関によって対応は様々で
A銀行に支払いの相談に行くと淡々とリスケジュール(毎月の返済額を減らして収入が増えるとまた返済額を増やしていくのが一般的)の手続きに入り
B銀行は担当者は血相を変えて決算書はじめたくさんの書類を要求してきましたが、結果的にはやリスケジュールの手続に入りました
そして大変なことになっていたのはC銀行でした
先ずは電話口の向こうから出た言葉が「期限の利益の喪失」です
最初はこの言葉の意味がわからなかったのですが
話を聞いていくうちに「半年も連絡なく放置されていたので我々は今後あなたとのお付き合いはできません、貸していたお金を全額一括でお支払いください」
簡単にいうとそういうことのようです、再三電話や手紙で注意喚起したにもかかわらず完全に放ったらかしにされていた金融機関はやむを得ず最後の手段に踏み切ったということでした
ここでようやく大変なことをしでかしてしまった事に気づいた私はとりあえず電話を切り税務署と社会保険事務所に連絡を入れました
案の定、差し押さえ一歩手前
何とか状況を説明してこれから半年間の支払い計画を書いて最悪の状態はとりあえず免れました
私は債権者が何よりも嫌がる行為、いわゆる「放ったらかし」を半年もやっていたんですね
絵にかいたようなダメ社長です、、、
しかし人生というものは面白いもので
期限の利益の喪失やリスケジュール、差し押さえの猶予の交渉を毎日のように国や銀行とやっていた約1年半
この経験が今では私の事業の根幹となっています
・・・つづく