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コーヒーの側で

小学生の時に書いた将来の夢はパティシエでした。

多分、昔も今も頭の中の考えている事はあんまり変わってなくて、
好きな物はあるのに、言葉にしたり、現実にするのが苦手で、どうしていいか分からなくて、例題とかを欲しがる。真似して、なんとなく自分っぽく書くみたいなのを繰り返していたら、自分はどこにいるのか分からなくなる。だから今こんな感じなんだと思う。
いつまで経っても自信が無いし、
芯みなたいなコレってものが自分には無い。

話は戻ってパティシエの話。
小さい頃、家でよくクッキーを焼くことがあって、
成型する前のクッキーの生地。あの焼く前の生の生地。
私、クッキーの生地、そのまま食べるの好きなんです。
ソフトクッキー食べてる感じなんですかね。
焼くの勿体無くて、机の引き出しに隠したことがあります。

そんなことがあって、甘いもの好きで、お菓子作りの工程で美味しい瞬間を見つけたりするのも好きで、その時、将来の夢ってお題でパティシエが思い浮かんだと思います。
でも何故か高校は普通科。
何も繋がりません。
人生設計が昔から下手なんだと思います。

上京してから転職を繰り返し、ワーホリに行ったり。
アラサーでゆるくバイトしてみたり。

小さい頃自分が描いた将来の夢からはだいぶ離れてしまいました。

ただ今思うことは、世間一般的な人生を考えて自分に当てはめるのはやめようと思います。
理想に当てはめようと思って、小さいキッチンでパウンドケーキを焼いたことがあります。美味しかったけど、自分に向いているのか自信が持てなかった気持ちの思い出があります。理想と自分にギャップがあった感じ。

その前に、年齢制限ギリギリで行けたワーホリで出会った生活は日本にそのまま居たら体験できなかった生活で、忙しい毎日から解放されて、仕事も今まであった生活も交流関係もゼロにして、今の自分が何を思うか考えるきっかけになりました。
接客業って接客業しか活かせないんだなって、ガッカリした覚えがあります。だから、言語が使えなかったら接客も出来ないし、何も出来ないんだって気づいて悲しくなりました。

渡航してから1年後。ようやく自分の居場所を見つけることができました。
カフェでゆっくりコーヒーを飲む生活。
カフェで働きながら、飲みたい時にコーヒーを飲んでました。
自分ってコーヒー好きなんだ。ってその時気づいて、
それが今私のかなえたい夢です。
些細なきっかけだったけど一生このままでもいいなって思えた時間でした。

今は生活に余裕も無くて、仕事も探さないとだし、何やっても上手くいかないし。何考えていいのか訳わかんないけど、

いつかお店を持って、コーヒー片手にご近所さんとたわいもない会話を毎日できるような生活ができたら最高だなって思います。
夜型だから、夜な夜なコーヒースタンドやりたいな。
魔女の宅急便みたいに、お店の中のカウンターから外の景色を見ながら、たまに通りがかるご近所さんと挨拶を交わすんです。
普通なことかもしれないけど、叶ったら最高な人生です。

おばあちゃんになってもコーヒーの側で仕事ができてたら嬉しいな。


#かなえたい夢


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