令和6年度 小学校教員資格認定試験 1次試験まで⑥ 論述2

教職教養(Ⅳ)の勉強方法。前回の続きです。

参考書などを見ながら『かたちにする』ということをやってみたら、次は参考書などを見なくてもかけるように知識をまとめることが必要です。

以下は、私のやってみたことです。

〜①現在の社会の状況を把握する。〜 
 (例 デジタル社会 格差社会 グローバル化 多様化)
  ※『社会的背景を踏まえ〜』と問われたらこのキーワードから合いそうなものを使います。
 
〜②子どもが大人になった将来、予想されている社会を理解する。〜
 (例 VUCAの時代 Society5.0 予測困難)

①と②に関しては、『教員養成セミナー』や『合格する論作文』の解説部分、最近の答申などを読むとだいたい書いてあります。

続いて、
〜③現在の問題点を理解する。〜
 ※答申や政府施策が出されるのは問題があるからです。
 (例 【こども】知識を活用できない いじめ 不登校 
    【教員】長時間労働 人員不足 不祥事)

〜④現在の問題点の原因を考察する。〜
 (例 【こども】道徳教育不足 一方的な一斉授業 ネット依存
    【教員】求められることの多様化(保護者対応等 いじめ対応 ICT対応) ストレス過多

〜⑤ ③の問題点の解決や、②の将来への備えをするために、何が行なわれているか理解する。〜
 ※答申や政府施策そのものです。
 (例 新学習指導要領 令和の日本型学校教育 教育振興基本計画 学校の働き方改革 生徒指導提要改訂 こころプラン) 


そしてこれらを図解にすると、こんな感じ
↓↓

私のまとめノート大公開!!
《注意!!》私なりのまとめなので、内容に間違いがあっても責任はとれません!!

誤字・判読不能、ご容赦ください

教師像に関する設問だったら、
『デジタル社会の為、教師はICTを活用した指導を求められている。しかし、その準備や研究で働く時間が増えてしまっているので、地域のICTに精通した人材を起用してチーム学校で子どもの教育にあたる』とか。

子どもに関する設問だったら、
『VUCAの時代を生き抜くには、知識を応用しないといけない。未知の状況に対応する力を養うため、新学習指導要領を十分に理解し、児童が主体的、協働的に考える授業を行う』とか。

このノートに書いてあるキーワードをつなぎ合わせるだけで、色んなパターンの時事問題系に対応できます。

 また、教職への意欲系に対応するには、自分の理想をまとめておくこと!

 私は、
『学校が楽しいと思える場所にしたい』
『将来への夢や希望をもってほしい』
というのを中心にしていました。

 この軸があることで、
『私は、子どもたちに将来への夢や希望を持ってほしい。そのため、キャリア教育を通して〜〜』
とできたり、
『私は、子どもたちにとって学校は楽しい場所であってほしいと願っている。そのため、いじめが起きないよう〜〜』
という具合。

これがあると、まず、書き始めることができます!最初に手が止まってしまうとどんどん焦るので、この設問がきたらこのキーワード、という書き始めパターンを持っておくといいです。

作る系と自分ならどうやって作るか、作り方をまとめておくのも使えます。
『学級作り』
『絆作り』
『居場所作り』
『授業作り』
など、どうやって作るか、考えてみてください。『みんなの教育技術』というサイトがヒントになります。現役先生の実践している作り方が載っているかも?ちなみに『絆作り』は子どもたちがすることですよ〜。

これを考えておくことで、『どのような学級経営をしますか』という設問に、『私は、子どもたちにとって学校は楽しい場所であってほしいと願っている。((さっきと同じですね))そのため、居場所作りに力を入れた学級経営を行う。具体的には(〜作り方を書く〜)』という感じ。

そして、教職教養Ⅳの対策で考えたりしたことは、2次試験対策にもなりますよ。試験内容がほぼ同じです。

↑一次試験(教職教養Ⅳ)
↑二次試験

また長くなってきてますので、またまた次回へ。

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