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びっくり初任給!


最近の世の中の流れ

ここ数日のニュースで、大卒初任給が大幅アップとの企業がいくつか紹介されています。その金額を見ると、非常に驚く金額が提示されています。
当然、その企業に入社する全新入社員というわけではなく、
「最大・・万円」
といっているので、特定の条件をすべて満たせば、それぐらいの初任給になる社員が出るということだと思います。

今後社会人になる方は、初任給の額だけに惑わされることなく、自分の興味が持てる業種や職種なのか、福利厚生や一時金などはどうか、企業を多角的に判断していってほしいと願っています。

初任給大幅増加のメリットとデメリット

来年度の大卒初任給の大幅増加について、どのようなメリットとデメリットがあるのか列挙してみました。

メリット

若手社員の生活水準向上と安定性が高まります。
物価上昇が続く中、収入増加は生活の質を維持・向上させ、将来設計がしやすくなります。また、結婚や子育てなどのライフイベントに対する経済的な不安も軽減されます。

企業にとっても、優秀な人材の確保がしやすくなります。
特に、給与水準の高い外資系企業との人材獲得競争において、国内企業の競争力が高まることが期待できます。

消費の活性化も期待できます。
若年層の所得増加は、消費意欲の向上につながり、経済全体にプラスの影響を与える可能性があります。

デメリット

企業の人件費負担が増加します。
特に中小企業にとっては、急激な人件費増加は経営を圧迫する可能性があります。これにより、新卒採用を控える企業が出てくる可能性もあります。

既存社員との給与バランスが崩れる危険性があります。
新卒の給与が上がることで、中堅社員との給与逆転現象が起きたり、社内の不満が高まったりする可能性があります。

企業の価格転嫁による物価上昇の懸念があります。
人件費増加分を製品やサービスの価格に転嫁する企業が増えれば、インフレ圧力となる可能性があります。

これらの影響を考慮すると、初任給の上昇自体は望ましい方向性ですが、企業規模や業界による影響の違いを考慮しながら、段階的に進めていく必要があるかもしれません。
また、既存社員の処遇見直しなど、組織全体での給与体系の再設計が非常に重要になってくると考えられます。
新人を優先するあまり、企業の主戦力になっている方々やここ数年で入ってきた若手社員の方々のモチベーションが下がれば、本末転倒のいいところですものね。

我々就職氷河期&以降の賃上げはどうなる?

私は、就職氷河期の始まりくらいで就職活動を行いました。
就職氷河期のトピックは、このニュース動画の主題にもなっています。

同期でも、就職先を決めることができず、やむなく大学院に進学した人も何人かいました。
※しかしその2年後、もっと厳しい就職状態を迎えたようですが・・・

我々就職氷河期世代に対する、政治の取り組みは、給料が上がる直接的な取り組みでなく、「リスキリング」がメインのようです。
ここでは「就職氷河期」にフォーカスしましたが、就職氷河期以降のいわゆる「失われた30年」の間の就職世代も大きくくくってしまえば、同じ問題を抱えているのかもしれません。
リスキリングの結果、該当する方々の雇用環境(正社員への転換など)や年収の面が本当によくなることが実感できる枠組みを政治が作ることができるのか、非常に興味のあるところであります。
会社を支える多くの人たちも、物価上昇を上回る賃上げがあればよいなと思います。

自身が取り組むこと

自身の環境は、給与もそれなりにいただけている企業に在籍しているので、恵まれていると考えています。ここ1、2年は昇給もそれなりにありましたが、今年はどうなるか全くわかりません。
それほど遠い未来でない、「定年」のときを見据えて、想定される定年後の年収ダウンを補う活動を本格化していきます。
「定年」を迎えたら、活動しよう!とか、のんびりと構えているわけにはいきません。
自分ができることを、確実に行動に移すことに取り組んでいきます!


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