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「いい子」じゃなくても【ワンフレーズレコメンド 1月27日】
こちらはハグルマルマさん主催、ワンフレーズレコメンド 1月27日 の記事です。
企画の詳細はこちらに↓
前回は抹茶ミントさんのこちらの記事です。↓
はじめに
どうもはじめまして、ともろ と申します。この企画のためにnoteを開設したスーパー新参物書きです。ポケモンとUNISON SQUARE GARDENとOfficial髭男dismを愛してやまない道民です、よろしくお願いします。
今回が開設してから一発目の投稿になりますので、ちゃんと言いたいことを言語化できるかわかりませんがお許しください。
さて、今回私が取り上げるのはこちらのフレーズ。
「こんな僕だけど抱きしめてくれるかな」
当たり前だよ 当たり前だよ そんなことは 当たり前だよ
こちらはUNISON SQUARE GARDEN「きみはいい子」のワンフレーズです。
彼らといえばシュガーソングやオリオンに代表されるようなポップな楽曲や、常人には理解できないようなぶっ飛んだ歌詞などが注目されがちです。実際、ソングライターである田淵智也(Ba.)さんの書く歌詞は非常に難解なものが多いです。しかし、そんな彼は時としてメチャクチャ優しい歌詞を書くのです。ライブなどでは徹底したスタンスを貫く彼の、垣間見える優しさが私のユニゾンの好きなところの1つです。(flat songとかflat songとかflat songとか)(こういう曲はB面に追いやられがち)(その目立たなさがいいのだ)
きみはいい子 について
さて本題。こちらの楽曲は、児童虐待をテーマにしたという同名映画『きみはいい子』にインスパイアされてできた楽曲だという噂があります。私はこの映画を観たことはありませんが、歌詞からもなんとなく親子愛的なものをテーマにした曲であることが伝わります。
なので↑のフレーズも単純に親から子への愛情表現だと受け取ればいいのですが、筆者はめんどくさい性格なので勝手に深読みしていこうと思います。笑
こんな僕だけど
「こんな僕だけど」抱きしめてくれるかな というフレーズは、弱気で、あまり自分に自信がないが故に、やや自虐的に出た言葉だとも考えられます。しかし、別の解釈も考えられると思います。
それは「自分は誰かに抱きしめられるような人間(立場)ではないけど」というニュアンスです。
先程、この楽曲は同名映画にインスパイアされたもので、親子愛について歌ったものではないかという説を紹介しました。そう考えるとこの歌詞において抱きしめる のは親(大人)で、抱きしめられる のは子供です。親子という関係において愛を「与える」のは親、「与えられる」のは子なわけです。
でも別に、親(大人)だって愛されたい時もあるじゃないですか~~というお話です。
というか、大人じゃなくてもいいわけです。例えば誰かの上に立つ立場の人とか、しっかりしていることを求められるような人とか、自分をどうしても好きになれない人とか、誰でもいいわけなんですよ。この世の誰にだって抱きしめられる権利はあるぞこんにゃろーってことです。
まとまりきらないまとめ、と個人的な話
そんなこんなで言いたいことをまとめると、
大人だからとか考えなくていいよ、何歳だろうが、自分に自信が無かろうが、例え人の親だろうが、なんなら孤独だろうが、抱きしめられていいじゃんってことです。
何を言ってるかわからなくなってきましたが、だからこそ「そんなことは当たり前だよ」なんです。誰にでも愛される権利はちゃんとあるんだよってこと、それをこのフレーズは教えてくれているような気がしています。
そう考えるとこの曲って歌詞以上にやさしい意味を持った曲じゃないでしょうか。もう優しすぎて全人類の母みたいな感じですね。この曲を生み出した田淵さんはもれなく全人類の母ですね。(違います)
ちょっと個人的な話をすると、これを書いている筆者はとてもとても自己肯定感の低い人間です。何かにつけて自分を否定しちゃうような性格なのですが、今回取り上げたフレーズはそういう私に「自分に優しくしてあげること」を教えてくれた歌詞だとも言えます。
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ブログを書くということ自体今回初めての経験でした。考えてることを言語化するのって難しいんだなと思い知らされました。笑
あれこれ書きましたが私が伝えたいのはユニゾンの優しい曲っていいよね、それだけです。
そんなどこまでも優しいバンド、UNISON SQUARE GARDENをこれからも敬愛し続けようと思います。脇役たちよ、高らかに!
参加者の皆さん、個性と語彙力溢れる文章をありがとうございました。こんな文章を書けるようになりてえと熱くなりました。笑
そして主催者のハグルマルマさん、神の企画を、そして私にnote開設のきっかけをくださりありがとうございました。笑
次回はそんなハグルマルマ(@haguruma_usg)さんです。最終回もおたのしみに。
それではまた。