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松中だより【7月号】

~命を大切に~有意義な夏休みにむけて~

松前町立松前中学校長 山岸 申弥

(以下は、終業式での式辞です。夏休み中のお子様のご指導について、特段のご高配をお願いいたします。)
【式辞】夏休みを迎えるにあたって、考えてほしいことがあります。それは、「命ほど大切なものはないということ」です。夏休みは、「自由な時間」が増え、活動も行動的になります。自転車等での交通事故や海水浴における事故が心配されます。そして、「自由な時間」があるからこそ、ひとり悩む時間も長くなってしまいがちです。
 「交通事故」や「海水浴の事故」については、ルールを守ることで、抑止することができます。しかし、自分の脳が悩み、苦しくなってしまったときは、自分の力で解決できないことがあります。そういう時こそ、援助希求(えんじょききゅう:心の叫びを声に出し、自分以外に助けを求めること)をしてもよいのだということを知っておくことが大事です。
 私たち大人も、かつては中学生でした。誰もが、悩んだり苦しんだりし、大きな壁にぶつかってしまったこともあります。ですから、この終業式の会場にいるすべての大人が、あなたの援助希求を受け止める経験値があります。あなたが困ったときのために先生、そして保護者がいるということを、あらためて終業式の式辞でお話しします。
 また、命を大切にすることと、夏休み中に自主的な学習を進めることには、大きく関連があります。長い人生を歩むためには、経済的に自立していることが不可欠です。「学ぶほど 増える未来の 選択肢」という標語は、当時本校3年生(現在高校1年生)が考えた標語です。人生100年時代、心も体も豊かに生きていくため、今の自分を大切にしながら、将来の幸福な人生に向けて基盤を創る夏休みにしてください。


中体連全道大会出場選手の紹介

 ○陸上大会 7月24日(月)~27日(木)
  釧路市民陸上競技場
  女子200m 1年 吉田柑那
 ○卓球大会 8月3日(木)~6日(日)
  八雲町総合体育館
  個人戦シングルス
3年 石山聖七 高橋洸成 村井志優 
  
出場選手は厳しい渡島大会を勝ち上がり出場権を獲得しました。練習の成果を出し、自分の力を出し切ることを期待し、松前から応援しています。


職場訪問学習

 7月14日(金)に1年生が松前町の職場見学に出かけました。松前藩屋敷、北洋堂、道の駅、さくら漁港、東急不動産、役場商工観光課の皆様には生徒を受け入れていただき、また、施設見学や説明をしていただきありがとうございました。1年生はこの日のために、事前にTRUNK(株)の平谷さんから質問を考える手立てや見学した後のまとめ方について学んでいました。生徒は事前学習の成果を発揮し、進んで質問してメモをとることができました。仕事をすることのイメージがふくらみ、自分のキャリアについて考える機会となりました。


体力向上の取組

 松前学園では児童生徒の体力向上の取組をしています。小学5年、中学2年の新体力テストの結果によりますと、松前町の子どもたちは、全国の児童生徒と比べると、体力が十分についていない状況です。そこで、松前中では体力向上のため、楽しく運動する「運動しようそうしよう」や筋力トレーニングの回数を競う「マッスルランキング」など運動に親しみながら、体力の向上を図っています。


ご存知ですか?松前っ子3リズム

 夏休み中は、毎日の予定を自分で調整しなければ、いつの間にか夏休みが終わりに近づいているということになりかねません。普段もそうですが、長期休み期間にも規則正しい生活をするために、松前学園で取り組んでいる「松前っ子3リズム」をご紹介します。
「①早ね、早おき、朝ごはん運動」の推進「②ノーゲームデーなどへの取り組み」「③iPadなどを活用し、家庭学習へのチャレンジ」です。家庭・学校・地域が協力して生徒を見守っていきましょう。


夏休みの勉強をサポートします

 夏休みを有意義に過ごすためには、勉強と余暇のバランスが大切です。各自の勉強をサポートする寺子屋と、小学生に勉強を教える学習サポーターを実施しています。
学習サポーター 7/27(木)~28日(金)
地域の小学校を訪問し、小学生の学習を中学生がサポートします。自分の知識を発信することは、自分の考えを整理することができ、中学生にとってもメリットがあります。
夏休み寺子屋 8/7(月)~8(火)
 夏休みも中盤に入り、規則正しい生活が崩れそうなときにリズムを取り戻せる機会です。2学期に備え先生方と一緒に勉強しましょう。




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