松前町立松城小学校だより【7月号】
異学年交流の体験が力に
校長 長縄 達幸
初夏の爽やかな天気が続くようになりました。学校では、1学期の大きな行事である運動会が無事終わり、(たくさんの保護者・地域の皆様にお越しいただきまして、本当にありがとうございました。子どもたちも大いに励みになり、大きな行事をやり遂げた達成感を味わうことができたのではないかと思います。)、各学級で様々な学習や活動に意欲的に取り組んでいます。6年生は、来月の修学旅行(青森・弘前方面)に向けて、事前学習や準備を頑張っているところです。
さて、日常の学校生活の中では、異学年が関わる機会がよくあります。運動会の時もそうでしたが、高学年が下の学年の面倒を見たり教えてあげたりする場面が多くあります。そのような経験を通して、上の学年は,「自分が手本になった」「役に立った」といった有用感を感じることができます。下の学年は,上の学年と一緒に活動する楽しさや感謝の気持ちをもったり、「自分もいずれそのようになりたい」という気持ちをもったりします。このような経験を通して、「人と関わる」ことの楽しさを体感することが、集団生活をする上では大切なのではないかと思います。とはいえ、逆にうまくいかないこともあります。そのようなときは、子ども達の思いを受け止めながら状況を整理し、お互いが納得できる方向に導いていけるように、私たち教職員は心掛けていきたいと思います。
現代社会では、近所づきあいや親戚づきあいが減少し、少子化によってきょうだい数や地域の子どもの数が減ってくる中で、社会性の基礎となるべきものを自然に身に付けることが困難になりつつあることが課題であると言われています。しかし、学校でそうした『異学年が関わる』機会を積み重ねることは、その課題を克服するための大事な経験となっているのではないかと考えています。
ホタルの住む川を守る取組(5年生)
6月6日(火)は、5年生による校外学習『ホタルの川を守るフィールドワーク』を実施いたしました。当日は、元松前城資料館長の久保 泰さんの説明を聞いた後、ホタルの餌となるカワニナを探しました。
植樹体験の予定が・・・(1・2年生)
今月は、1・2年生が札前のウインドファームのオープンに向け、植樹体験を実施する予定でした。しかし、天候に恵まれず、体験は現地で大きな風車と公園建設予定地の見学に変更となりました。
地震・津波に備えて・・・避難訓練
今月は、地震と津波を想定した避難訓練を全校児童対象に実施しました。子ども達は、校内放送をしっかり聞いて、避難することができました。また、松前消防署の方の説明を聞き、災害から命を守るための行動を学びました。