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松中だより【5月号】

~体育祭と書道パフォーマンスから学ぶ~

松前町立松前中学校長 山岸 申弥

 5月20日(土)に開催した体育祭は、4年ぶりに制限のない体育祭となりました。短期集中で臨んだ練習の成果が当日に発揮され、生徒一人ひとりの輝いている姿をご来賓、100名を超える地域のみなさまにご覧いただいたことに感謝申し上げます。
 今回の体育祭で特筆すべきことは、3年生の1回目のメンバーが長縄跳びで当日に自己新記録を達成したことです。このことは「偶然」ではなく「必然」でした。実は、昨年2年生の時には目標を達成できず、「悔し涙」を流したのを私は見ております。昨年の失敗を糧(かて)として、質の高い集団を目指してきたことが、今回の新記録の樹立につながったのです。
 また、日にちは前後して、5月13日(土)に第11回金子鷗亭記念書道パフォーマンスが開催されました。松前町内の小中高生が活躍したことは言うまでもありませんし、松前中学校の生徒の様子は別の記事にてご案内いたします。ここでご紹介したいのが、書道パフォーマンスに講評・揮毫(きごう)のためにお越しいただいた、創玄書道会の石飛 博光(いしとび はっこう)名誉会長のことです。
 石飛先生はパフォーマンス後、本校体育館等にある約8年前にご自身が揮毫した作品をご覧になるため、中学校を訪れました。その時の石飛先生のお言葉です。「今ならもっと上手に書けるのにな」。私は、ご自身の作品に安易に満足せず、さらなる高みを目指し続ける石飛先生の姿勢に深い感銘を受けました。
 本校の3年生の質の高い集団としてのふるまい、そして、石飛先生の芸術家としての妥協のしない姿勢は、私たち松前中学校に関係するすべての人が「よりよい生活(人生)を送る」上での参考になると考え、5月号の巻頭に書かせていただきました。


書道パフォーマンスを披露

 5月13日(土)に町民総合センターを会場に第11回書道パフォーマンスが行われました。本校からは文化部が参加しました。松前中は午後の最初に登場し、大いに会場を盛り上げてくれました。部員一人ひとりが音楽に乗りさらに力強い筆さばきで、「桜花爛漫」を書きあげました。

第11 回書道パフォーマンス作品前で記念撮影する文化部員 。(町民 総合センターにて)

全力を出し切った体育祭

 5月20日(土)に体育祭を開催いたしました。当日は、時折晴れ間も見えましたが、開催中は風が強く、観戦された保護者の皆様にとっては寒く感じられましたが、生徒は勝利を目指して熱い戦いを繰り広げました。個人種目として全員参加の100m走を皮切りに、団体種目のウーバーボール、長縄跳び、全員リレーが行われました。100m走では、自己新記録を目指し、さらに、飛び入り参加の先生との競争もありました。大繩跳びは、いっそう応援に力が入り、3年生の跳んだ回数が増えていくと、まわりの数える声にも力が入りました。最後の写真撮影では、どの生徒もやり切ったという充実感を感じる様子が見られ、お子さんがまた一つ成長したと感じることができたのではないでしょうか。


ボランティア清掃(中庭清掃)

 5月23日(火)から3日間、生徒会主催による中庭清掃を行いました。深く根が張る雑草を抜いたり、窓ガラスの拭き掃除をしたり、短時間で効率よく作業に取り組んでいました。生徒一人一人が草取りやタイル磨きを嫌がらず、意欲的に行い、「ずっとやっていたい」や「きれいになった」の声が聞こえてきました。おかげで中庭がすっかりきれいになり、全校生徒が気持ちよく学校生活を送れます。ボランティアに参加した生徒に感謝するとともに、今回の人に役立つ経験を今後も継続してくれることを期待しています。

中庭清掃で床をブラシでこすって、きれいに泥をおとしました。

お知らせ

 学校からの連絡を一斉配信している安心メールですが、欠席・遅刻連絡にも使えるようになりました。
朝8時までの連絡をお願いします。また、今年から学年ごと、部活ごとの連絡にも活用することにいたしました。今後活用の幅は広がることが見込まれていますので、メールやアプリのこまめな確認をお願いします。


CS(コミュニティースクール)会議開催

 今年度の第1回CS会議が5月19日(金)に開催されました。CS会議は地域と学校活動を結びつける役割を担う組織で、「地域とともに子どもたちを育てていきましょう」という目的をもっています。会長に笠嶋義夫さん、副会長に滝川春光さん・斉藤真由美さんが選ばれました。会長が議長をつとめ、議事が進行し、運営方針や各委員会の今年度の活動について了承されました。その後、各委員会に分かれ、今年度の活動について活発な話し合いが行われました。


6月の行事予定表


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