関東リーグ(U13) vs 川崎フロンターレ 11/29(日)
ゲーム概要
関東リーグ(U13)1部Aグループ。
例年は総当たり2回戦だが、今年度のリーグ戦は新型コロナウイルスの影響で総当たり1回戦となり昇降格はない。
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リーグ戦も終盤に差し掛かっており、消化試合数に差があるため暫定的な順位となるが、東急SレイエスFCは現在5位。対戦相手は首位を走る川崎フロンターレ。
チーム紹介
東急SレイエスFC U15
スターティングメンバー
FW 13関口 航汰 11鈴木 聖成
MF 2伊藤 春輝 6木村 玲之 19山中 優輝 12鈴木 湊
DF 9篠塚 遼瑛 15田村 大翔 18矢澤 侑大 17挽田 涼馬
GK 1飯田 開
サブメンバー
20吉崎 海 4片岡 義視 5川谷 駿斗 7近藤 祐成 8澤 優月 10杉浦 誠黎 16新井田 健介 21横山 優雅 22吉村 遥
監督 柳川 信
川崎フロンターレ
戦況/結果
前半
ゲームはお互い1-4-4-2のシステムを採用してマッチアップするような形でスタートした。
前半2分、フロンターレは後方からショートパスでボールを繋ぎ、左から右サイドの23に展開してクロスをあげるが、これはボールが合わずにゴール左へ逸れる。
前半序盤はフロンターレがボールの主導権を握り、ショートパスでボールを動かしながら攻撃を仕掛けるが決定機には至らず。
対するレイエスは相手のプレスに対して、後方からのボールの運び出しに苦労した。前線からのプレスから高い位置でボールを奪いシュートまで持ち込むシーンもあったが、ゴールとはならず。
前半12分フロンターレは自陣深く左サイドでボールを奪い、素早くカウンターを仕掛ける。ボールを受けたFWの13が左サイドを突破してPAに侵入してシュートを放つが、レイエスGK1飯田がセーブしてCKへ逃れる。
前半13分、レイエスはGKから15田村、6木村、2伊藤、13関口、11鈴木聖と繋ぎPA左に侵入してシュートを放つも相手DFに阻まれた。
前半18分、フロンターレは右サイドの14がクロスを上げて10がヘディングを合わせるが、このシュートも飯田がファインセーブ。
前半23分、フロンターレは後方からのロングボールを13がヘディングですらした所を10が素早く拾いDFとGKを置き去りにしてゴールへ流し込み先制点を奪う。
レイエスは前半26分13関口がハーフライン付近でボールを奪い、そのままPAに持ち込み相手に倒されてPKかと思われたが笛はならず。
前半終了間際にも11鈴木聖が中盤でボールをカットして、そのままゴールへ向かいシュートを放つが、ボールはゴール左に逸れていった。
前半は川崎フロンターレが1点リードで折り返す。
後半
後半レイエスは6木村と9篠塚を残して、全員メンバー交代。
川崎フロンターレはメンバー交代はなかった。
後半は立ち上がりからレイエスが相手陣内でプレーすることが多くなったが、なかなかゴール前まで侵入することが出来ない。
後半10分、レイエス4片岡がDFラインからボールを引き出し、ドリブルからスルーパスを出すがこれは22吉村には合わず。
後半12分には10杉浦が左サイドを突破して、中央へグラウンダーのボールを送るもこれも味方には合わずなかなかシュートまで繋げられない。
対するフロンターレは後半15分、GKから中盤右サイドの14までボールが繋がりそこから10がレイエスDFラインの背後へ飛び出してシュートを放つが、GK吉崎がキャッチ。
その後、お互いに攻撃を構築しようと試みるものの両チーム守備陣も集中しており、相手陣内まで深く侵入出来ない時間が続く。
後半27分、レイエスは前線のプレスからボールを奪い最後は9篠塚がシュートを放つも大きく枠を逸れる。
後半アディショナルタイム、自陣でボールを奪ったレイエス21横山が前線にボールを送る。ボールを受けた10杉浦は反転から相手DF背後へ走る22吉村へ浮き球のパスを選択する。22吉村はGKの頭を超えるシュートを狙ったが枠は捉えられず、試合はそのままタイムアップとなった。
結果
選手交代
東急SレイエスFC
後半メンバー
FW 10杉浦 誠黎 22吉村 遥
MF 4片岡 義視 6木村 玲之 7近藤 祐成 8澤 優月
DF 9篠塚 遼瑛 21横山 優雅 5川谷 駿斗 16新井田 健介
GK 20吉崎 海
川崎フロンターレ
50分 14 → 17
50分 8 → 11
50分 23 → 6
監督コメント
東急SレイエスFC
柳川 信 監督
ーこのゲームをどのように位置付けてゲームに臨みましたか?ー
このゲームに限らず、U13の関東リーグの位置付けとしては勝敗が懸かった強度と緊張感の中で、練習で培ったものを表現出来るか出来ないかが試される場所だと思っています。なので表現出来ることを目指してやっていますし、表現出来なかったら日々の練習が足りてないという事です。今日もそのうちの一つの試合として臨みました。
ーU13年代の成長目標としてはどういった所を目指して活動していますか?ー
それはもちろん私の個人的な考えではなく、クラブのプレーモデルに則るものですが、一人一人がオンでもオフでも”プレー”する事を習慣化したいと思っていて、ここで言う”プレー”は観て、決断して、実行するという中で、観ることを放棄したり、自身ではなくて他人に決断させられたり、実行においても無理矢理実行するという事がないように、自分で観る物を広げる、自信を持って決断する、それを実行する際にも自分の持っているものを大いに発揮するという事を獲得してほしいと思っているので、ボールコントロールに拘って、プレスがある中でもきちんと一人一人がボールを持てるようにというのは意識しています。
ーそれらの事は今日の川崎フロンターレという相手に対してどのような手応えを持っていますか?ー
フロンターレさんはU13からきちんとフットボールの枠組みを作って、間違えたプレーをすることが少ないと思っているチームなので、対峙する中でフットボールの本質を学ばせてくれると思っていて、でもそういう相手に自分達の個性がどれくらい出せるかというのは期待してゲームに臨みました。
学ばせてもらったことは割と想定通りだったかなと思いますが、自分達で表現したいものは想定よりは表現出来なかったという印象です。
ーそれはどういった所が原因だと考えていますか?ー
選手がピッチ内で感じているプレスの強度が練習より高かったのかなというのは推測できます。なので日頃の足りなさを感じましたし、あの中で出来て初めて”プレー”であり、技術であるというところは今日1番選手に持って帰ってもらいたいです。勝敗よりも。
勝敗に繋がった一つの失点や勝ちを持ってこれなかったフィニッシュのクオリティとかだけではなくて、そういった事をちゃんと持って帰って欲しいです。
ー関東リーグが開幕してから今日までで成長したなと感じる部分はありますか?ー
指導者側が驚くようなプレーが増えました。それはもちろんネガティブな意味ではなくポジティブな意味ですが、特に攻撃面においてどのポジションであろうとこちらの想定を超えるプレーが増えてきたように感じます。
ー驚くようなプレーが増えてきた要因はどんな事が考えられますか?ー
クラブの価値観が伝わってきているのだと思います。選手に聞いてみたら言語化は出来ないかもしれませんが、何が”良いプレー”なのか少しずつですが浸透してるのかなと感じます。
ー今後に向けてー
目の前の勝敗に拘るけど、もっと拘るのは勝ち方で、それぞれの個性を発揮して、それぞれが自信を持って”プレー”をし続けて、それで勝つというのを習慣化したいです。
ー今日のゲームで印象に残った”プレー”は?ー
5川谷はU12の時、フロンターレさんのエリートクラスに在籍していたのですが、今日マッチアップしたのは同じエリートクラスに在籍していた選手でした。
そこのマッチアップで守備の対応を一度も間違える事なく完全に抑え込んだし、攻撃面でも上回ろうという気概が見られ成功したプレーもありました。それは素晴らしいことですし、大きな自信になったんじゃないかなと思います。他の選手にもそういった”プレー”はあったと思うので、今後も挑戦をし続けて欲しいですね。
川崎フロンターレ
石川 監督
ー今日のゲームに臨むにあたってどんな指導をされていましたか?ー
今週ちょうどビルドアップの所をトレーニングしていて、レイエスさんはいつも守備を頑張ってやってくるので、それに対してどうやって掻い潜ろうかというのをトレーニングしてきたつもりです。
ー実際のゲームでの手応えはいかがでしたか?ー
実際前からプレスを掛けてくる相手に対して比較的うちが追い込まれてしまう事が多かったです。練習でやってきたことを出そうとは頑張っていたと思うんですが、それに一生懸命になりすぎて本来狙って欲しい所をなかなか狙えなくて、上手く前進できなかったかなというのがあります。
ーそういった中で選手に期待していた所はどんな所ですか?ー
お互いトレーニングしているところでコミュニケーションを取って、どうやって改善していくかというのは選手たちにはいつも期待しているところです。
ハーフタイムで今一度確認して、いつものプレーも戻しながらトレーニングしてきた事も出していこうというのは話しました。
ーレイエスのプレーでやりにくかった部分はありますか?ー
一つは守備でしっかりプレッシングに来るということはすごいやりにくかったです。特にスピードがある選手が前線からプレッシングを掛けてくるのはうちにとっては難しく感じた部分です。
あとは中盤の6番(木村)とかがボールをしっかり持てて縦にもパスが配給できる選手だったので、そういった所もやりづらさは感じました。
ー今後の関東リーグを戦うにあたってー
残り2試合なので、ヴェルディさんとLAVIDAさんという良い相手と試合ができるので、次の学年に繋げていくという意味もありますし、真剣勝負の場で今日のレイエスさんとのゲームで学んだことを少しでも改善して試合に臨めたらと思っています。
選手コメント
東急SレイエスFC
1飯田 開
ーどんな気持ちでゲームに入りましたか?ー
少しでもチームの役に立ちたいと思ってプレーしました。
ーGKとしてゴールを守るためにどんな事を考えていますか?ー
とにかくゴールの枠内に入らせないようにプレーをしています。
ー失点した場面についてはどう振り返りますか?ー
これまでのゲームの中でもありましたが、自分が前に出るのか出ないのかの細かい判断を高められたらよかったと思います。
失点した場面は仲間のDFが2人でボールにいってたので、出ない方がよかったなと思います。
ー今日のプレーで手応えがあった場面はありますか?ー
相手がヘディングで合わせたボールを左に弾いた場面は上手くプレー出来たと思います。
4片岡 義視
ー今日はどんな事を意識してプレーしましたか?ー
相手がパスとかが上手いので、一人一人が多く走って1vs1とかも簡単に負けないようにと思ってプレーしました。
ーゲームを戦ってみてどうでしたか?ー
あまり出来なかったです。
ポジショニングや立ち位置とかが難しく、プレスに行くところと行かないところがはっきりしていなくて、相手の右SBがボールを持った時に真ん中の選手をマークした方がいいのか、右SBにプレスを掛けた方が良いのかの判断が難しかったです。
6木村 玲之
ーゲームを臨むにあたってはどんな事を考えていましたか?ー
まず自分のマッチアップしている相手に絶対負けないというのと中盤なので、ゲームをコントロール出来たらなというのは考えてやっていました。
ーゲームをコントロールするためにどういうプレーを心掛けましたか?ー
自分がボールを受けてボールを動かすこともそうだし、自分でドリブルで突破してチャンスを作ったりとかを心掛けていました。
守備では声を掛けてみんなを動かせるようにっていうのは考えています。
ーこのゲームで上手くいった事はありますか?ー
思ってたよりターンとかも出来て、ドリブルとかっていうのはこのレベルでも通用したので結構自信がつきました。
ーこのゲームで難しかった事は何がありますか?ー
守備の予測というかいつも相手の目線を見て、マークにつくか離れるか決めているんですけど、相手が目線と違う方に蹴って来るので予測が難しかったです。
ーゲーム全体を振り返るとどうですか?ー
前半の失点のシーンもちゃんと切り替えを全員でやっていれば防げたシーンだったと思うので、そういう細かい所をもっとちゃんとやって勝てるようにしていきたいです。
10杉浦 誠黎
ー今日後半からの出場でどんな事を考えてプレーしていましたか?
前半に1点取られていたので、後半1点最初に取り返して更にもう1点取って勝つ勢いを持ってプレーに臨みました。
ー点取るためにどんな事を考えていましたか?ー
相手を上手く騙して、相手がプレスに来ても思い切りよくパスとかシュートでゴールを決めようと思っていました。
ー実際のゲームではどうでしたか?ー
相手の方が考えている事が速かったり、パスとかも正確でそういう所が難しかったです。
11鈴木 聖成
ー今日はどんな狙いを持ってプレーしていましたか?ー
まず自分で点を決めたかったので、相手の背後を狙ってプレーしていました。
ーその狙いは上手くいきましたか?ー
はい。あと前線の守備からチャンスを作ることも出来ました。
ー得点を決めれなかったが、自分ではどう分析していますか?ー
相手のGKと1vs1になった場面で焦ってしまったので、シュートが外れてしまいました。
あとはポストプレーなどで味方を生かすことも出来たら良かったです。
21横山 優雅
ー今日はどんな狙いを持ってプレーしていましたか?ー
相手のFWの動きを見ながら、相手のDFが蹴るタイミングを見て裏に来るのか足元に来るのか予測して、インターセプトが出来るようにする事といつ後ろに下がるかというのを意識してプレーしました。
ー攻撃面で狙っていたことはありますか?ー
真ん中の選手がボールを持った時にちょっと横に出て、ボールをもらって反対のFWに当てれたら良いなと思っていましたが、上手く出来ませんでした。
ーこのゲームでよく出来たところと難しかったところを一つずつ教えてください。ー
相手が蹴るタイミングを見て、インターセプトする事は上手く出来る場面もありました。
でも相手FWの足元にボールが入った時に出遅れてワンツーなどで交わされてしまった所もあったので、それは難しかったです。
川崎フロンターレ
10新堀 選手
ー今日はどんな事を狙ってプレーしていましたか?ー
関東リーグで1位を取りたいからゴールを決めることを目指して取り組んでました。
ーゴールを決めるためにどんな事を工夫してプレーしましたか?ー
ゴールから逆算して、どこでもらってどうやってシュートを打つとか次のプレーを考えながらゴールを狙っていました。
ーゴールを取ったシーンはどんな事を考えてたか覚えてますか?ー
はい。13番の選手が競って、そのこぼれ球が来るのを予測して動きました。
こぼれ球を拾って上手くGKと入れ替われてゴールが取れました。
ー小柄な体ではあるが、自分より大きい選手と戦うために普段から工夫している事はありますか?ー
体を当てられたら絶対に勝てないので、常に予測して誰よりも速くボールに辿り着いて次のプレーにつなげるという事を意識しています。
関東リーグ1位を目指して頑張ります。
Next Game
関東リーグ(U13)第7節 vs FC東京むさし
日時:12/6(日)
場所:FC東京小平グラウンド
応援よろしくお願いします!
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