関東リーグ(U15) vs FC多摩 10/3(土)
ゲーム概要
関東リーグ(U15)2部Bグループの第7節。
東急SレイエスFCは6節を終えて、2勝3敗1分。
対戦相手のFC多摩はここまで5勝1敗で2位。
残り3節となり、これからのゲームの勝敗はリーグ戦の順位に大きく影響する。
またその後に控える高円宮杯も見据えた両チームの戦いにも注目である。
関東リーグ順位表↓↓↓
https://myo-ga.sakura.ne.jp/wop/competition/kantou15/
チーム紹介
東急SレイエスFC
スターティングメンバー
FW 12田中 優太郎 21手塚 千尋 3元木 湊大
MF 5武藤 光希 6伊崎 穣 8山本 泰生 15桜井 勇樹
DF 16新堀 翼 22貝川 慎之介 4清水 佑
GK 1渡辺 勇樹
サブメンバー
20大川 晴羽 7馬場 翔大 9山脇 幹大 11島渕 世那 13田中 輝 17高次 唯斗 18ラマリンガム アティガン 19瀬尾 承太郎 23八木田 愛琉
監督 宮島 俊
FC多摩
戦況/結果
プレー状況
FC多摩ホーム開催の南豊ヶ丘フィールド(人工芝)で行われた。
天候はくもりで涼しく、風もほとんどない状況でのゲームとなった。
前半
レイエスは1-3-4-3、FC多摩は1-4-4-2のシステムでゲームがスタート。
序盤はFC多摩が攻撃を仕掛ける展開。前線の選手が相手(レイエス)に掴まれづらいポジションを取りながら中央レーンで数的優位を作り、1タッチなどを交えながらテンポの良いスピーディーな攻撃でゴールへ迫る。
レイエスは相手を捕まえる事に苦戦し、攻め込まれながらも最後の所でDFやGKが身体を張って守っていたが
前半20分、CKからFC多摩9にヘディングでゴールを奪われる。
前半24分、カウンターからシュートまで持ち込む場面も作った3元木が負傷により交代。
その後も劣勢が続いたが、前半39分に左クロスの攻防から16新堀がGKにチャージを受けてPKを獲得。
このPKを8山本が落ち着いて同点に追いつく。
だが前半アディショナルタイムにFC多摩は中央センターサークル付近からのFKに10が頭で合わせてFC多摩がリードして前半を折り返す。
後半
両チームともメンバーやシステム変更はぜずに後半がスタートした。
後半はレイエスが相手に適応し始めて、相手の攻撃を予測してインターセプト出来る場面が増え、相手のプレッシャーを受けてもボールを失わずに広いスペースへボールを運びながら攻撃が出来る時間が増えていった。
迎えた後半27分、飲水タイム直後のプレーでハーフライン手前から7馬場が蹴ったFKが相手選手に当たりOGとなり、再び同点に追いつく。
FC多摩としては押し込まれる展開ではあったが、GKとCBを中心にゴールはしっかり守れていたので痛い失点となった。
その後もレイエスは更に攻撃を仕掛け、何度かシュートチャンスを作るがゴールには至らず。
そして後半アディショナルタイム、FC多摩は途中出場の27が裏へ抜け出しシュートを放つ。
レイエスGK渡辺がセーブしてCKとするが、このCKを9が頭で合わせて、土壇場で再び勝ち越し。
レイエスは再び同点に追いつこうと必死にプレーするがタイムアップとなり、3-2でFC多摩が勝利を収めた。
結果
選手交代
東急SレイエスFC
14分 21手塚 千尋 → 9山脇 幹大
24分 3元木 湊大 → 23八木田 愛琉
45分 16新堀 翼 → 7馬場 翔大
FC多摩
68分 18 → 27
75分 4 → 35
80分 26 → 8
監督コメント
東急SレイエスFC
監督 宮島 俊
ーリーグ成績、相手の特徴、そして高円宮杯を踏まえてどのようなゲームプランで臨みましたか?ー
今節はリーグ上位の相手との対戦だったので、これまで積み重ねてきたことがどれだけ通用するのかをチャレンジしたいと思っていました。
FC多摩さんは前評判が高く、力強くもありその上で技術力も高いので守備の時間が長くなり、特に中央エリアでの複数が関わる崩しの対応が多くなることを想定してトレーニングしたところと、攻撃面では相手コートでの縦パスを増やすこととその関わりを意識してトレーニングを行い、ゴールを目指す取り組みをして臨みました。
ゲームでは、相手の攻撃の特徴を消すために後ろの枚数を増やしてスペースを狭くすると同時にマークを掴みに行き、出てくるボールにチャレンジする狙いを、攻撃では後ろ3人とGKでボールを動かし相手のプレス方向をコントロールして前進すること、相手のサイドバックが攻撃に参加して空いたスペースを狙うこと、センターバックのボール処理の隙を突くこと、展開を増やしてチャンスをうかがうことを共有して入りました。
ーゲームの中でうまくいった点と難しかった点は?またそれらをどう分析していましたか?ー
守備面では自陣ゴール前で何とか防ぐというシーンが連続し苦しい展開が続いていました。
ボールを奪ってもクリアが精一杯で前半は守備に奔走し、後ろでボールを動かしても相手の速い寄せに打開できるシーンが少なく、視野を奪われることでアイデアも乏しくなっている印象でした。
ハーフタイムでセットし直し相手のプレスを回避して前進するプレーは向上がみられましたし、相手のパスを予測して前に出て奪えるシーンも増えた点は良かったと思います。
ボール際での攻防ではフィジカルコンタクトで劣る印象があり、フィフティフィフティのボール処理も相手に分があり、前半は特に前線でボールをキープすることが難しく、狙いの1つであった展開するシーンをつくりゴールへ向かうプレーは数多くできませんでした。
後半はペースを握る時間も増え、ゴールに迫るシーンをつくることもできましたが、完遂までには至らず、逆にアディショナルタイムでゴールを許す形になってしまったので、奪いきる力が必要だと再認識しました。
前半の得点につながるプレーは、積み重ねてきたクロスからチャンスをつくりだしたもので、今後も回数を増やし精度をあげて行きたいプレーです。
ーこれまでのリーグ戦を通して向上した事は?また残りのリーグ戦でどんな事を向上させたいか?ー
課題がまだまだ多いという前提にはなりますが、守備のフェーズを捉え強度を上げて奪いに行くシーンをつくること、攻撃においては一手二手先の意図を共有できるシーンが増えてきたことは向上してきたと思います。
今後はボールコントロールの質を高めるのはもちろん、ボールの移動中の認知力を高め、駆け引きにつながる判断材料を多くできる様にしていきたいです。
ー今日のピックアップ選手ー
22貝川 慎之介(CB)
センターバックとして相手の意図を予測し、前に出てボールを奪うシーンや背後のケアに動き出すシーン、劣勢の状況でも相手にプレッシャーを掛け続けチームの守備を助けるプレーが多くみられました。
攻撃面でも、後半は特に落ち着いて相手のプレスを把握し配球することや、ボールを奪いそのまま前に持ち出して攻撃のチャンスをつくることに貢献していました。
FC多摩
平林 監督
ー今日をゲームに臨むにあたってどんな準備をされましたか?ー
準備はないんですけど、自分達のサッカーをやるという事をベースにやっている。
前半は自分達のゲームが出来たが、後半は相手のシステムややり方も含めて自分達が気づいて対応していけるように、本人達が中で話をして出来るようになると高円宮杯に向けての準備が整っていくのかなと感じたので、そういった事を少し促しながら、今後は自分達で相手を見て、自分達が優位に出来るようにというのを課題にやっていきたいと思います。
ー前半のようなゲーム展開がクラブとしては狙っている?ー
毎回できればいいのですが、常に相手もいる事なので、それに対してどうしたら自分達がボールを握れるのかとか、どうしたら優位にサッカーが出来るのか、ボールを持ってサッカーできるのかというのが課題になってくると思います。
ー普段のトレーニングからそういった事を伝えていますか?ー
そうですね。立ち位置だったり間で受けるとか、取られた後の回収とか、自分達でボールを握ってるからこそボールを奪われた所の守備というのはやっています。
やっぱり今日なんかも外されてカウンターを受ける場面も多かったので、そこはやっぱり課題だと感じていますね。
ー前半の戦い方は非常に上手くいっていたと思うが、どう感じていますか?ー
そうですね。ああいう形が意図して出ればいいんですけど、いつも通りやれる事ばかりじゃないので、あれが上手くいかなかった時に自分達がボールを握り返すとか押し返すというのが10貴田選手を中心に中盤の選手達が話をして、やるべきだったのかなという風に感じましたね。
ー後半はレイエスが優勢なゲーム展開となった事はどう見ていましたか?ー
そうですね。そこはもっとクレバーに考えれると良いかなと思います。
相手を0に抑えてカウンターという手段もあるし、それをやっぱり自分達で発信していくのが大事だなと思います。
CBがゲームの流れを読んで、今はここで我慢をして、カウンターを仕掛けようとかそういう話が中で出来ていればいいと思うんですけど、そこはまだ相手の攻撃を食らってるというような感じに見えるので、課題に感じます。
関東リーグで色々なチームとやらせてもらったので、ゲームの中で臨機応変に変えていくのが、頭を使える選手になっていくのかなと思います。
選手コメント
東急SレイエスFC
12田中 優太郎
ー今日はどういうイメージでゲーム臨んだか?ー
連敗していたり、点が決まっていなかったので、点を決めて無失点で勝ちたかったんですけど、抑えれる所で抑えられなかったり、CKのDFのトレーニングなどは準備していたが、決められてしまったので悔しいです。
ー前半は劣勢だったが、どう考えていた?ー
いつものようにちゃんとパスとかを繋いでいれば、もう少し出来たと思う。相手が強いというイメージで気持ちの面で負けていた選手がいたりして、気持ちから負けてしまっていたので、落ち着いたプレーが出来なかったり、パスがずれてしまったりというちょっとずつの差で負けてしまっていた。
ー後半はレイエスが優勢となったが、それについてはどう分析している?ー
相手のプレッシャーに慣れてきて自分達のリズムを取り戻すことができて、それによってボールを繋げることが出来た。
相手に点を決められたことによって、取り返さなきゃと気持ちがより入った。前半から後半のようなプレーが出来ていれば勝つチャンスがもっとあった。気持ちの面でも勝つぞという気持ちが足りなかったと思う。
22貝川 慎之介
ーどういう想定をしてゲームに入っていったか?ー
相手は1タッチのパスやクサビのパスが上手いというのが(事前に)あったので、それをインターセプトして攻撃につなげようと思ってました。
ー序盤はそれが上手くいった?ー
上手くいったところもあるが、上手くいかない場面の方が多かった。それでファールを与えてしまったりした。
ー特にどんなところが難しかった?ー
FWが2枚いて、相手のSHも中に入ってきて、自分達のDF3枚とボランチ2枚の間のスペースを上手く使われて、その対応に遅れると裏にパスを出されたりするのが難しかった。中でも声を掛けて修正しようとしたが、難しい場面が多かった。
ー後半は上手くいった場面が多くあったと思うが、どう感じていた?ー
上手くいったと思う。しかも前半は2枚でこちらの最終ラインにプレスを掛けてきたのが、1枚になったのでボールを回しやすかったです。
ー失点についてー
相手の後ろの4枚がヘディング強いということで、CKとかのセットプレーを気をつけようとトレーニングしてきたが、ファーに折り返されてしまって防ぐことが出来なかった。今後もしっかり改善していきたい。
ーゲーム全体を振り返ってー
負けてしまったけど、後半のゲーム展開は点も取れるところもあって良かったと思うので、それを前半からもゲーム全体を通してできるようにしたい。
4清水 佑
ー関東リーグは2回目のフル出場だったが、これまでのリーグ戦績を踏まえてどんな事を考えて準備していた?ー
連続で勝ちがなくて、絶対に勝ち点3を取りたいと思っていた。
相手のFW(10)が良い選手というのがあって、失点の可能性とかも想定しながらこのゲームに勝つために準備をしてきた。
ーDFとして相手の攻撃は何が困ったか?ー
一番困ったのは、相手の10が上手くてシュートコースを空けると打たれたり、身体を入れてボールを収められたりしたのでその対応と、あとは相手の18や26が(落ちたり中に入ってきたりして)ボールを受ける時にアプローチが遅れてしまって、そこから展開されてしまったりしたので、自分はそこが難しく感じた。
相手のプレスも速かったので、ボールを落ち着けてプレーすることが出来なかった。
ー後半は何が良くなった?ー
まず相手陣地でプレーすることが増えて、ビルドアップがやりやすくなった。
ー何が良くなってビルドアップがやりやすくなった?ー
味方との繋がりが増えたと思います。
ー守備面では何が変わった?ー
相手のロングキックが増えて、その処理やセカンドボールでこちらが勝てる場面が多かったので、後半の方がマイボールの時間が多かったと思います。
ーセットプレーからの3失点してしまったことについてー
関東リーグのゲームを振り返ってもほとんどセットプレーからやられることが多くて、自分が身長高いのにCKとかでも競り勝てなかったりして、今日の3点目のマークも自分だったがついていけなくて失点となってしまった。
FC多摩
3鹿児島 選手
ー今日のゲームを振り返ってー
レイエスさんも結構いい攻撃をしてきていて、体力もあったので後半押し込まれてしまった。
自分達としてはもっとボールを回したかったけれど、相手の良さが出ていて競り合いも結構強かったです。
ー前半についてはどう分析している?ー
前半は自分達の良い繋ぎが出ていたと思う。後半はなかなかそれが出来なくて、前にロングボールばかり蹴ってしまっていて、流れが悪くなってしまったと思います。
後半はもう少しCBが相手のFWを剥がして、前に運び相手の中盤を釣り出して、数的優位を作ってプレーが出来たら良かったと思う。
10貴田 選手
ーゲームを振り返ってー
前半とかは結構前を向いてプレーが出来たんですけど、後半はプレッシャーがきつくなってきて足元にボールを置いてしまったりしたことで、サンドされてボールを失ったりしてしまった。
味方が頑張ってくれていたんですけど、最後の方のきつい場面でボールを収められないとこの先きついかなと思いました。
ー前半はどういうことが良かった?ー
序盤はあまり良くなかったが、途中からターンできるところはターンしたり、シュートは入らなかったが裏へ抜け出したりすることが出来た。
相手は5バックでずっと中へ攻めるのは難しいと思ったが、ラインが高かったのでボランチが持った時に相手の裏でボールをもらうことが出来た。
ー後半上手くいかなかった中で、工夫した事は?ー
まず全然ボールを受けれてなかったので、受ける事を考えたけれども相手も強かったので、あまり関われなかったです。
Next Game
関東リーグ(U15)第8節 vs 横浜F・マリノス
10/11(日)17:30キックオフ
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