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松前町立大島小学校だより【5月号】

自ら学ぶ力

校長 神  龍 治 

 四月も末の水曜日、中学年教室では、3年生と4年生のそれぞれが、社会の課題に集中していました。
 4年生の課題は、「福岡県のどこで、工業がさかんなのだろう」です。担任が3年生を指導する間、2人は互いの答えをホワイトボードで確認します。

 そんなことを考えていると、土田教諭が3年生側から戻り、金額まで調べたことをほめ、4年生と学び始めます。
 福岡県には大きな港が4つあることを、2人は見つけます。そして海に面していると工業に有利な理由として、外国から鉄を大きな船で輸入できることを考えつきます。その後は、標高を色分けした地図と市町村別の産業図をもとに、どんな土地で何を生産しているかを考えます。情報を元に考える力が育っています。
 3年生の課題は、「土地の使われ方を調べよう」です。担任が4年生を指導する間、児童は横浜市の土地利用の状況を色分けした地図を見て、気づいたことをノートに記入します。担任が戻ると、「住宅が多い」「駅前や市役所前は店が多い」「海の近くに工場がある」「西に畑が多い」等、多くの意見を交流します。適切な考察ぶりに感心しました。
〈資料をもとに考える〉という、社会科で身に付けるべき力が、どちらの学年でも、着実に養われています。何よりすばらしいのは、学びを楽しめているところです。
 複式学級である本校では、担任が一つの学年を指導する間、もう一つの学年は、児童だけで学びを進めます。この「児童だけの学び」の時間こそ、「自ら学ぶ力」を育んでいくみなもととなるのです。


よろしく集会


 4月28日(金)に、1年生を歓迎する「よろしく集会」を行いました。
立派な姿勢で参加する1年生に対して、在校生は出し物やゲームなどで温かく迎え入れました。各学級で、1年生に向けてどのような発表が良いのか、よく考えられており、相手意識が育っていることが感じられました。

楽しかった遠足

 5月2日(火)に全校遠足を実施しました。晴天に恵まれ、松前公園でお寺巡りを中心としたウォークラリーを行いました。高学年がグループをリードする姿がとても頼もしかったです。お昼は仲良く外でお弁当を食べ、子どもたちのうれしそうな笑顔が見られました。午後からも大磯児童遊園で様々な遊具で体を動かしていました。遠足から帰ってきて、すぐ校区内を自転車で走り回る子どもたちをたくさん見かけました。元気いっぱいです。

 

避難訓練

 5月10日(水)に、家庭科室からの火災を想定した避難訓練を実施しました。非常ベルや放送、先生の指示をよく聞き、【お(おさない)・は(はしらない)・し(しゃべらない)・も(もどらない)】の約束を守り、素早く避難することができました。
 訓練後に、低学年は消防による放水体験、高学年はAEDの使い方講習を行いました。自分や仲間の安全、命を守るために大切なことを考える機会となりました。



6年生乗入授業

 5月8日(月)、町内の小学6年生が、1年後に入学する松前中学校へ登校し、乗入授業を体験しました。これは、松前町小中一貫型小学校・中学校「松前学園」の取組です。年3回の実施を予定しており、今回は、体育や外国語の授業を共に行い、「租税教室」にも一緒に参加しました。
 朝のバス登校から下校まで、中学校での生活を一日そのまま体験し、児童交流と中学校へのスムーズな引継を進めることがねらいです。
 児童は他校の子とも意識して声をかけ合い、和やかな雰囲気で授業に取り組むことができました





清部祭典に参加します!
 6月14日(水)、清部祭典で、ささやかながら鼓笛を演奏することになりました。全校児童による「夏祭り」を披露しますので、温かい声援をお願いします。
 なお、当日の日程と下校バスの時刻については、後日お知らせいたします。

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