東京夜光録2022.10.15(川名
こんにちは、川名です。
近頃、東京夜光のSNSが活発に動いております。というのも、本多劇場を終えてから、僕たちわりといい大人なんですけど、なんだかやっぱり燃え尽きてというか抜け殻になって、これからどうしていこうかと悶々とする日々をしっかり経まして。もう梅雨も終わろうとするあたりで、特に直近の公演はないけど集まりましょうよと劇団員の声があり。それで、いろいろと話す機会が増えて、定例会なんてものまで始めるようになりまして。本当にひとりじゃ何もできませんね。僕ひとりだったらきっと1年間ぐらい抜け殻やってました。
シンプルに、たくさんの方に東京夜光を知っていただきたいな、という思いですし、ということはもちろん、たくさんの方に知っていただけるぐらい面白いものをつくらなきゃ、という思いでもあります。
でも難しいですね。どうやったらたくさんの方に知っていただけるのか。正直、悪戦苦闘中です。確かに、今は演劇ズブズブの私ですが、例えば小学校や中学校の友達で、卒業以来全く連絡とってないけど、なんだかんだFacebookでやんわり繋がってはいて、そんな友達の近況とかがたまに目に入って、やっぱり日本のほとんどの人が生活の一部にすら演劇なんてないわけで、そりゃ普通に考えたらそう。観たらきっと面白がってはくれるんだけど、なんて少しの自信もありつつ、いや、どうだろう。
ところで、『MUDLARKS』ご来場いただいたお客様、ありがとうございました。おかげさまで無事に終演いたしました。方々でしゃべっているけれど、なんなら毎日youtubeが流れて全部筒抜けでしたけど、充実した期間でした。作品が全てだから、その前段階の準備や稽古なんてどうだって良いのかもしれないけど、密になって丁寧に何層も塗り重ねてつくることで舞台上に何にも変えられない世界が生まれるというのって尊い気がする。改めて、キャストの皆様、スタッフの皆様、関わってくださった方々、そしてお客様、本当にありがとうございました。
情報を公開しましたが、東京夜光は、誰かにとってのかけがえのない演劇体験をつくれるように、1年かけて創作していきます。来年9月、吉祥寺シアターです。ワークショップやオーディション、リーディングなど、諸々準備中です。皆様に少しでも知っていただけるよう、そして劇場になにか大切な時間をつくれるようにやっていきます。
それではまた。
2022.10.15 川名幸宏
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