2020.9.29 八王子ネイチャープログラム ハイキングガイドツアー「常緑樹林と落葉樹林を歩く」
こんにちは。TTTのあさやまです。
コロナになってから約2年間、八王子の自然系体験プログラムに定期的に参加するようになりました。
だいぶメモが溜まってきてしまったので、ここに備忘録として残していこうと思います。
今回取り上げるのは、高尾山で行なった2020年秋のハイキングガイドツアー。
高尾山は1598種もの植物が自生しており、山の尾根を堺に南斜面には常緑樹林が、北斜面には落葉樹林が広がっています。
今回のツアーでは100種以上の植物を教えてもらいました。
基本情報
・日時:2020年9月29日(火) 9:00〜14:30
・コース:ケーブルカー高尾山駅⇒霞台展望台⇒1号路⇒3号路⇒高尾山頂(昼食)⇒4号路⇒1号路⇒ケーブルカー高尾山駅(約4.6km)
・参加費:1,500円
・主催者:八王子観光コンベンション協会
見つけた植物一覧
※歩きながら取ったメモなので、間違いや分からない言葉があるかもしれませんが、自分のための備忘録なのでヨシとします。
オオモミジ:実のプロペラが下についている
イロハモミジ
モミ:つやつやした葉。カヤの葉に似ているが、葉の先端が2つに割れているのがモミ。燃えやすい材質のため棺桶の材料に使用される。他にも蒲鉾(かまぼこ)の板、とうば(墨字が滲まない)にも使われる。
メグスリノキ:3枚で1枚の葉。実はプロペラ状になっていて、地面に落ちる際に分裂、くるくる回りながら落ちる。
カヤ:モミの葉に似ているが、葉の先端が尖っているものがカヤ。実の中に種子がある。針葉樹で、明るいほうに伸びていく習性がある。実はかつて炒って食べていた。
マユミ:実が4つに分かれている(ツリバナは5つに分かれている)
カラスザンショウ:広葉樹、カラスやイヌなど植物に動物の名前がつく時は「人の役に立たない」という意味だとか。
ヤマザクラ
ヒイラギ:年数を重ねると葉が丸くなる
アカガシ:葉がギザギザがない。どんぐりの頭の毛がふわふわ。
シンミズヒキ:小さな赤い花が連なって咲く。
ヤブミョウガ
スギ
イイギリ:雌(メス)の木に赤い実がなる。他の実が鳥などに食い尽くされても最後まで実が残っているので、先生いわく美味しくないのだとか。
アサダ:樹木が堅いため、マンションのフローリング材として使われる
ヤブツバキ:樹皮がツルツル、葉がテカテカの照葉樹。白っぽい(何が?)
アオキ:大きくてギザギザ、テカテカの葉っぱ。日かげでも伸びる。
カナワラビ:葉が固い
フモトシダ
クマワラビ
ベニシダ
ジュウモンジシダ
アズマヤマアザミ
リョウメンシダ
ヒノキ:葉っぱの裏がYの字=気孔(呼吸する穴)がある
タマアジサイ
ヤマホトトギス
樹木が空洞でも生き続けられる理由:樹皮の成長層が死んでなければ生きていける、伸びるのは先端のみ
ケヤキ:急な斜面によく生える
アカシデ
イヌシデ
ギンリョウソウ:葉緑素がない
キジョラン:実の中に毛の生えた平たい種子が入っている、ふわふわの毛で風に乗って広がる
テイカカズラ:細長い種子。キジョランと同じように毛がついている。
カノコノキ→バンビ(鹿子/かのこ)模様の樹皮。
ウラジロガシ
シイ(スタジイ):食べられるらしい。葉の裏が灰色。
キッコウハグマ:花が開かないまま受粉する。
オオハナワラビ:花がとんがっている
フユノハナワラビ:花が丸くなっている
ヤブハギ
ギンレイカ
シュウブンソウ
ホウノキ:葉っぱがめちゃくちゃ大きい。ホオバ味噌などに使われる。
ツガ:まつぼっくりに似た実
サカキ:葉の先が曲がっている、ヒサカキは葉が小さい
ツルグミ
シキミ:のっぺらぼう?、匂いがするが有毒なので注意
サジガンクビソウ:ヒメガンクビソウの方が花が細い
イヌガヤ
シロダモン:葉のうらが白い
シラヤマギク:下に行くほど葉が大きくなる
カエンダケ(きのこ)
ミヤマシキミ
ツリバナ
ウメガサソウ
カツラ:香りが強い
シラキ
センボンヤリ
アキノキリンソウ
シモバシラ
アキノタムラソウ
モミジガサ:韓国では高級料理に使われる
ガマズミ
コバノガマズミ:ヤマズミより小さい
イヌタデ
キバナアキギリ:花の中に偽のおしべがあり、虫が入ると花粉がつく仕組み
ミズキ:樹液がオレンジ色
ヤブレガサ:モミジガサに似ている
イヌブナ:暖かいところで生きる
シロヨメナ
ホンブナ(シロブナ):地衣類(コケ)がつきにくいため、ビジンブナの異名も。250〜300年の木は、今より寒い気候で育っているため、種子から成長したと考えられる。
イタヤカエデ:樹液(メープルシロップ)が取れるらしい。 ※モミジとカエデは一緒の木
ツルニンジン
ハダカホオズキ
ヤマホオズキ
シャガ:中国からの外来種。5~6月に花を咲かせる。根で増えていくため、斜面を支える役割がある。沢の近くに自生するため、地面の下には水が流れている証拠となる。
マツカゼソウ:柑橘類
ホウチャクソウ:ヤブミョウガに似ている。青い実がなる
イヌショウマ:白い花火のような花が咲く
アカソウ:シソに似た葉
チドリノキ:カエデの仲間
カラスザンショウ:ほのかに山椒の香りがする
スタザクラ:サクラと名前がついているがサクラの仲間ではない
オクモミジハグマ
カシワバハグマ
アズサ(ミズメ):別名ミズメ、ヨグソミネバリと呼ばれる。桜の木の肌に似ている。ミズメという名前は木を切ったら樹液がたくさん出ることから。樹液がサルメチール(湿布薬)の香りに似ている。
アワブキ:燃やすと泡が出ることから
タカオヒゴタエ:バイオリンに似た葉。高尾で最初に発見されたため高尾の名前がつく。高尾と名前がつく植物は現在11種類。
ツチアケビ:薄黄色の花、赤い実、土の中の菌と共生している
マヤラン
トキリマメ:赤いさや、黒い実がなる。
ムササゲ:黄色いさやから紫色のさや。黒い実がなる。
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