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負の連鎖が巻き起こるサスペンスマンガ

こんばんは!週末の焼肉により胃がもたれているタケウチです。

ノイズ 【noise 】筒井哲也

今回はコータナガノのオススメマンガ(ノイズ)をご紹介します。

マンガの冒頭に「ああいう人間てのは本当にいるんだな 人の物を奪う 嘘をつく 邪魔なら殺す そういうことに全くためらいがない 昆虫のような人間だ 俺達が猪を狩るのと同じだ誰かが仕留めなくちゃいけなかった それだけの話だ」最初から負が漂うホラーサスペンスマンガである。

このマンガの概要を最初に述べます。

イチジクが特産品である猪狩町が舞台で巻き起こるサスペンスマンガです。農家を営んでいる泉圭太のところに14年前に女子大生ストーカー殺人を犯した鈴木睦雄(本名 小御坂睦雄)という人物が現れる。そこから、主人公の家族や友人、村の警察官、住民の歯車がかみ合わなくなる。ホラーの要素もあり、ハラハラドキドキしながら見ることができます。三巻で完結するマンガなので、ちょっとした空き時間に読んでみてください。

【noise 】とは?

(特に、不快で非音楽的な)音、物音、雑音、騒音、(原因不明の)異音、(ラジオ・テレビ・電話などの)雑音、ノイズ


負が負を生み、負が連鎖する。負の連鎖が三巻の中に凝縮されており、noiseさえなければ、猪狩町の全ての人が幸せだったこと間違えなしだと思う。

元受刑者の鈴木睦雄=noise?=負?

元受刑者の鈴木睦雄が刑務所から出てきて、人々と同じように自由な身なのは当然で職業差別や住居差別していけないことは倫理的にも理屈の上でも単なるおっさんである。しかし、単なるおっさんとは言い難い、負のオーラや雰囲気がリアルに描かれている。そして、このおっさんは何も失うものがなく、欲しいものは強引にでも奪いにいける、自由で無敵な状態すぎて、、、

私は、この記事でも述べたが、完全に日曜サスペンスよりもこのマンガのほうが面白い。

このマンガのほうが映像よりリアルに感じてしまった。マンガを読む(視覚)を、映像は視覚(色彩も含む)と聴覚を与えられている。見る側としては与えられている情報が少し増えるだけで思考停止になってしまうのであろうか?自分の思考内で想像する情報が増え、そのイメージする世界がリアルだと思ってしまった。僕だけだろうか?

これはマンガよりも小説のほうが断然いいのはわかるが、小説が苦手な方にはマンガで人間社会を描くようなものはおすすめかもしれない。

良ければ、読んでみてください。

最後に、僕がよく行く飲食店のご紹介。

代々木八幡の「PATH」
昼のパンケーキよりも夜に外でワインかレモンチェッロを飲むのがオススメ。

おわり

タケウチ

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