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人事が綴る、TSL76期新人弁護士採用の振り返り

こんにちは。東京スタートアップ法律事務所(以下「TSL」。)の採用担当です。
2021年に74期採用を振り返って綴ったこちらの赤裸々ブログがわりと多くの方にご覧いただけているので、今回は76期採用を振り返ってみたいと思います!
この記事をご覧いただくと、以下のことが分かります。

  • TSLの76期採用にはどれくらいの人が応募したのか

  • 応募時期や内定出しはいつがピークだったのか

  • TSLの「内定率」と「内定承諾率」

  • TSLの採用ポリシー

  • 77期の採用予定人数

今まさに就職活動をされている77期予定者の方にも、新人採用に取り組まれている(検討されている)法律事務所関係者の方にも、何かのご参考になりましたら幸いです。


月別エントリー数推移

TSLの76期採用は、今期同様、試験後の2022年5月より応募受付を開始しました。応募受付をクローズするまでの数ヶ月で、月別のエントリー数は以下の通りでした。

2022年5月 2名
2022年6月 8名
2022年7月 3名
2022年8月 4名
2022年9月 8名
2022年10月  18名
2022年11月   14名
-----応募受付終了-----
2023年2月 2名(応募受付終了後に個別にお問い合わせいただいた方)

推移を見ると、合格発表後の9月〜11月がエントリーのピークでした。

76期採用では合計、59名の方にご応募いただきました。選考にお進みいただいたみなさま、TSLに関心をお持ちいただき本当にありがとうございました。

月別内定出し数推移

気になる内定出しのペースについてはどうだったでしょうか。5月に応募受付を開始してから、最初に内定が出たのは7月でした。以下が月別の内定出し数実績です。

2022年7月 1名
2022年8月 2名
2022名9月 1名
2022年11月   5名
2022年12月   1名
2023年2月 1名

TSLの新人採用では、エントリーから内定まで、以下のスケジュール感で内定まで辿り着く方がほとんどです。

  • 日程調整がスムーズに進んだ場合は1ヶ月程度

  • 少し調整に時間がかかった場合でも2ヶ月程度

9月・10月にエントリーいただいた方が多かったため、内定出しは11月がピークでした。
76期採用では合計11名の方に内定をお出しすることができました。

内定率と内定承諾率

59名の方にエントリーいただき、11名の方に内定をお出ししたので、TSL76期採用の内定率は18.6%という結果でした。
この中には選考の途中で他所内定を選ばれ、選考辞退された方も複数名いますので、実質応募いただいた方4〜5名のうち1名に内定出しをしたことになります。

内定承諾率は、2023年7月現在で7名の方が受諾してくださっており、63.6%という結果でした。内定辞退となった方の中には、残念ながら試験合格に至らずやむを得なかった方もいらっしゃるため、実際の承諾率はもう少し上振れします。

内定率と内定承諾率から何がわかるか

採用における各数値の見方は、事務所ごとに異なるものだと思います。なので、あくまでもTSLとしてこの76期採用をどう振り返っているかという視点になりますが、内定率および内定承諾率からわかることは以下の点に尽きると考えています。

情報公開を可能な限り頑張った結果、ミスマッチ応募を減らすことができた

冒頭に引用した74期採用では、内定率は14.1%、内定承諾率は58.8%でした。76期採用の数値と見比べてみると以下の通りです。

内定率   14.1% → 18.6%(4.5%の改善)
内定承諾率 58.8% → 63.6%(4.8%の改善)

74期採用はコロナ禍真っ只中の初めての採用活動だったこともあり、就活生のみなさんへの情報公開はオンライン自社説明会を3回+東京三会合同説明会に留まりました。

一方で76期採用ではオンライン自社説明会を7回+東京三会&大阪弁護士会合同説明会への参加、本店および大阪支店での事務所見学イベントを3回実施し、みなさんとのタッチポイントを当時のリソースが許す限り増やしました。
この公式noteを開設したり、採用公式X(Twitter)でのツイートも増やしました。

このように情報露出を全力で増やした結果、内定者にヒアリングしたところ、以下のようなフィードバックをもらいました。

(自分が)TSLかTSLじゃないかはパッと分かった!
TSL以上に情報露出している事務所はほかに無かった!
選考の中で不安だったことや困ったことは特に無い!
「これをもっと知りたかった」も無いです!

あ、ありがたい・・・

採用担当として、採用フローにおいて不便や不安がなかったというフィードバックはとても嬉しかったです。
74期採用では「事務所の分野比率が本人のご希望とマッチしない」「事務所のカルチャーにマッチしない」など、応募前の情報開示が十分であれば未然に「自分はここじゃない!」と判断いただけたケースも散見されました。

またTSLの選考フローは他所に比べて長いと言われています。内定までに最低3回の面接があり、1回の面接でお目にかかる面接官は原則1名、多くても2名まで。弁護士のスケジュールは面接ごとにしっかり確保するので、会話が盛り上がった場合は1時間一対一でみっちり話し込むことも。
内定者からはこのような声ももらいました。

面接回数が多く、しっかり見てくれていると感じた。

そうなんですしっかり見ています!

TSLでは、面接をあくまでも「マッチングの場」として位置付けており、一方的に見定めるような面接はしないと決めています。面接で見ているのは優劣などではなく、あくまでも「TSLにマッチする方かどうか」です。
また面接は候補者のみなさんがTSLのことを知る時間でもあると考えていますので、必ずすべての面接官が時間を取り、遠慮なく質問していただける場を設けるようにしています。
76期採用において実施した面接の総数は102回でした。

長くなりましたが


貴重な時間を使って応募準備をし、面接に赴くのが就職活動。何がなんだかわからない状態で応募するのは、あまりにも酷な賭けではないかと考えます。

「自分は本当にここに行きたいのか」を判断いただけるのに十分な情報を可能な限り開示することで、就活生のみなさん目線でも、応募前や選考の中で「ここだ!」「ここじゃない!」を判断いただけるようにしたい。

内定率や内定承諾率の向上は、このようなTSLの採用ポリシーが成果につながったものなのだと分析しています。

TSLの77期採用について

77期採用は2023年7月22日より応募受付をスタートしています。
8月以降も毎月1〜2回ペースで採用イベントを開催していく予定で、できれば今期はオフィスにリアルでお越しいただけるシーンも増やしていけたらと考えています。

イベントやってないけどこの地方の支店を見に行きたい!というお声はいつでも大歓迎です。お気軽にご連絡ください。

TSLの76期採用は11名の方に内定をお出ししましたが、77期採用はそれを上回る数の方に内定出しをできればと考えています。

ぜひ採用イベントにお越しいただきTSLのことを知り、「ここだ!」と思われた方はご応募ください。一同、みなさんにお目にかかれるのを楽しみにしています。

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