代表の中川がインタビューしてきました!|入所からの一年を振り返る/TSL76期クロストーク
こんにちは、TSL代表弁護士の中川です。
たまには私も所内の弁護士の声を直接聞いてみたかったので、若手弁護士二人を捕まえてインタビューしてみました!
今回は2024年1月に入所した76期の弁護士 福島海都(ふくしま・かいと)と、同じく76期の弁護士 新妻俊稀(にいつま・としき)の紹介です。新人弁護士としてTSLに入所してちょうど一年が経とうとしているお二人に、この一年を振り返ってみてどうだったか、どんなふうに成長できたか、これからどんな弁護士になりたいかなどをインタビューしました。気になる話が満載です、ぜひ最後までお読みください。
弁護士としての成長
中川
この一年どうだった?弁護士として成長できたと感じる?
新妻
入所してから一年が経つというのは信じられなくて、正直まだ一ヶ月ぐらいしか経ってないような感覚です。案件処理の中ですごく悩んだりということは減ってきているので、そういう意味では気付かないうちに成長しているのかなと思うところはあります。
中川
悩みが減ったのはどんな部分?
新妻
最初は相手方とのやり取りの書面一つ返すのもすごく慎重になって、依頼者の言い分を聞きすぎてしまって逆に交渉がうまく進まないことがあったりしたんですが、ある程度柔軟に対応できるようになったという感覚はあります。
福島
私もあっという間の一年だったなという感覚です。例えば、民事事件だと協議から始まってその後調停だったり訴訟だったりになるケースがありますし、刑事事件は被疑者段階から起訴されて公判になってというのがあります。これから裁判手続が控えている案件があるので、そういった意味では良い二年目に繋げられそうだなという感覚はあります。
それと、私も最初はドキドキしながら慎重すぎるぐらいに事件処理をしていたんですが、たくさん案件を経験したおかげで処理スピードが上がってきています。分からないことはこの文献にあたればいいやとか、所内のこの人に聞けばいいとかもそうですし、事案ごとのだいたいの相場観も分かってきました。
中川
クライアントとのコミュニケーションという部分についてはどう?
福島
クライアントとのコミュニケーションそのものについては、はじめの頃からそんなに困った記憶はなかったですが、最初はあまり経験がなかったので、経験ベースではなく法令や条文に基づいた情報以上のことを伝えられていなかったと思います。
でも、TSLで多くの案件の経験を積むにつれて、その経験ベースで話をすることができるようになってきたので、より良い関係性を築くことができてきているように感じます。依頼者の納得感を得やすいというか。経験が蓄積されることによって言葉に重みが出てきて、依頼者との信頼関係の構築がしやすくなっていくイメージです。
新妻
最初は依頼者の気持ちを代弁するだけみたいな状態だったと思います。とりあえず話をちゃんと聞いて、「私も同じ考えです」という感じだったんですけど、それだと依頼者の主張や要求も強くなっていってしまい、その結果案件がスムーズに動いていかず、結果的に依頼者のためにもならないということを感じていました。
そこで、様々な依頼者と向き合っていく中で、「この依頼者さんはこういう風なコミュニケーションをとった方が良い」ということが掴めてきました。「この依頼者さんの今の気持ちからすると今は弱めの説得にとどめておこう」とか。そういうさじ加減がつかめてきたイメージです。
中川
二人とも、”依頼者との関係”にフォーカスして自身の成長を捉えてるんだね。
新妻
TSLに入る前から弁護士はサービス業だという認識はあったんですが、あくまでそこはスタート地点でしかなくて、依頼者と信頼関係を築きながらコントロールしていくというスキルはすごく大事で、それこそが本当にデキる弁護士が持っているスキルなんじゃないかと考えています。
研修と育成体制
中川
ちょっと話は変わって、うちの研修とか育成体制について聞かせてもらっていい?ご意見とか感想も含めて教えて。
福島
最初にTSLで取り扱っている民事・刑事・企業法務分野などの座学的なところを一通りしていただきましたが、一番印象に残っているというか良かったなと思うのが「メンター制度」です。新人弁護士一人一人に対して特定の先生がメンターとしてついてくれました。
私には日野先生がついてくれたのですが、仕事の進め方は当然めちゃくちゃ参考になりましたし。実務上の悩みや事務所で仕事していく上でわからないことを教えてくれたりしました。親睦を深めるために飲みに連れて行ってくれたりもしました。その中でざっくばらんにいろいろなお話ができてすごくよかったです。あの制度はすごく良い制度だったと思います。
新妻
私も同じ感想です。私には玄場先生がついてくれていたのですが、本当に仕事上でも精神的な部分でも親身になっていただきましたし、今でも支えになっていただいていると感じています。食事にも連れて行ってくださいましたし、今も案件を一緒に担当したりしています。
福島
うちの事務所ってそこそこの規模の事務所なので、正直入所前は事務所内で横のつながりだけでなく縦のつながりがこんなにしっかりしているとは思っていませんでした。
中川
あと、最初の数か月いろんな弁護士の法律相談に同席していたと思うんだけど、あれどうだった?
福島
あれが私たち76期の基礎となってる気がします。男女問題・刑事事件・企業法務に至るまで、本当に様々な法律相談に同席させてもらったので、法的知識だけでなく、それぞれの先生のスタイルや受任への持っていき方など、とても参考になりました。本当にありがたかったです。
新妻
法律的な知識の部分はある程度事前に準備することができますが、単にそれを吐き出す場ではなく、うまく受任への持っていくことができている先生もいて、しかもそれぞれのスタイルがあって、本当に勉強になりました。
中川
ちなみにこれまで二人ともどのぐらい調停とか訴訟を担当した?
新妻
終件したものも含めると調停は4件で、訴訟は全部合わせたら12件ぐらいだと思います。
福島
私の場合は調停2件で、訴訟は5〜6件ぐらいだと思います。これから期日を控えている分を含めるともう少し多いと思います。
中川
それって周りの他の事務所の同期とかと比べると結構経験している方なのかな?
新妻
そう思います。他事務所の同期の弁護士の話を聞いていると、TSLは最初から任せてもらえる範囲がかなり広いんじゃないかと思います。
中川
でもそれって裏を返せば大変だったり不安だったりしないの?
福島
まず最初にいろんな先生と一緒に案件に入って鍛えてもらえるのと、メンター制度もありましたし、逐一わからない点については質問することができる環境が用意されていました。なので、早めに案件を任されたものの、特に大きな不安はありませんでした。
新妻
福島先生と同じで、TSLには常に誰かに聞ける環境というのがあったなと思いますし、他の先生との心理的な距離も近く、他の先生に声掛けたら本当に気持ち良く何でもすぐ教えてくれます。新人弁護士にとっては、早い段階で裁量を持って案件に取り組めるだけでなく、それを担保する体制が作られていて、すごく良い環境だと思います。
二人が目指す弁護士像
中川
二人とも、今後どんな弁護士になりたい?
福島
依頼者に安心感を持ってもらえるような弁護士になりたいです。別にすごく優しいとかそういうことじゃなくて、しっかり面倒見てくれる良い先生だなって思ってもらえる弁護士になりたいと思います。また、売上にもある程度コミットしていきたいです。そのためにも今後しっかり経験を積んでいきたいです。
新妻
一度依頼を受けた方から「この事務所良いよ」とか「新妻先生良いよ」という風に評価されて、またその依頼者だったりそのお知り合いの方が依頼してくれるような弁護士になりたいというのが一番頭の中にあります。そのために、一件一件の案件に妥協せず取り組んでいきたいです。
おわりに
福島先生・新妻先生のインタビューはいかがでしたでしょうか?ここまでお読みいただきありがとうございました。
二人とも、TSLに入所してから一年で様々な案件を経験し、先輩たちに支えられ大きく成長することができたみたいで、嬉しい気持ちになりました。
これからも「TSLに入って良かった」と思ってもらえる事務所でありたいと思います!
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