中古防音室紹介編〜サウンドジャパン〜
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関東を中心に全国で防音室の移設、買取、販売を専門に行なっている、(株)東京サウンドボックスの佐藤と申します。
今回は中古防音室
紹介編ということで、
”サウンドジャパン防音室”
をご紹介させていただきます。私が扱ってきた上で感じた仕様、前後のシリーズとの違い、総合評価などを記していきますので、中古品の購入を検討中の方は是非参考にしていただければと思います。
・製造年、時代背景
こちらは韓国の防音室メーカーが製造した防音室で、日本では”サウンドジャパン”として発売されています。
カスタム性が高く様々な仕様が出回っているのですが、大きくスライドドアモデルと、取手式ドアモデルに分かれ、それぞれシングル、ダブル、トリプルがあります。
どのモデルも非常に重く、ダブルで3畳ですと軽く2トンを超える重量物になりますので、設置場所には注意が必要です。
移設費用は非常に高額になりますが、本体が安く出ている場合もあります。
・防音性能
シングルに関して-35dbと記載がありますが、当社で測定した結果、アビテックスの-35dbの基準ですと-40db強、ダブルは-50、55dbの脅威的な防音性能を誇ります。
パワーダブルブースに関しては一軒家やマンションの1階であれば、ドラムのフル演奏にも対応する、組立式防音室としては唯一無二の防音性能を誇ります。
・耐久性
パネル内の構造はモデルによって様々ですが、木材を中心とした多層構造、もしくはコンクリート構造になっており、部材の質量は非常に高いです。
表面のカーペットや化粧布は汚れやすいですが、貼り増しによってリメイク可能です。
パネルのフレームはアルミ製で凹みや傷に弱く移設時には大変気を使いますが、通常使用する際には全く問題ありません。
・デザイン、仕様
アルミのフレームが非常にかっこよく、業務用感が強く感じられるデザインです。そのデザインは施工性や防音性能を確保するために必然な形で、洗練された物作りのセンスを感じます。
壁にはウレタンの吸音材が仕込んであり、デッドな音場です。
床は2重の防振構造になっており、防振性能も国内最強クラスでしょう。
・総合評価
防音性能がサウンドジャパンを上回る組立式防音室は他にありません。
業務用で高い防音性能を求めるプロユーザーの
方には大変おすすめです。
韓国からの輸入になるため費用は高くつきますが、中古品もたまに出回っています。設置場所も選ぶため、場合によっては床の補強、管理者への確認が必要でしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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