中古防音室紹介編〜KAWAIナサールMHCXシリーズ〜
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関東を中心に全国で防音室の移設、買取、販売を専門に行なっている、(株)東京サウンドボックスの佐藤と申します。
今回は中古防音室紹介編ということで、
”KAWAIナサールMHCXシリーズ”
をご紹介させていただきます。私が扱ってきた上で感じた仕様、前後のシリーズとの違い、総合評価などを記していきますので、中古品の購入を検討中の方は是非参考にしていただければと思います。
・製造年、時代背景
2015〜2023年2月現在まで製造されている現行モデルです。
出入り口にガラスサッシが採用されているのが大きな特徴です。サッシとドア、両方ついている仕様もあります。
防音室がベランダへの導線を塞いでしまうことが多いのですが、サッシをベランダ側に配置すればベランダへのアクセスも確保できます。
ガラスサッシは比較的取り外しが容易なため、ピアノや机等、大きい荷物の出し入れは容易ですね。
価格設定は高めですが、お探しの方が多い防音室です。
・防音性能
-35dbの1ラインナップです。サッシ仕様で-35db以上補確保しようとすると3重サッシが必要になり、施工性からあまり現実的ではないため、-35dbの1ラインナップになっている様です。
・耐久性
基本的な耐久性はLHSXシリーズ等と同じです。大きなガラスサッシはペアガラスになっていますが、衝撃には比較的弱いため、物や楽器をぶつけない様、注意が必要です。
・デザイン、仕様
大きなガラスサッシから得られる光や景色、導線の確保は他の防音室には無い仕様です。比較的圧迫感があり、閉所恐怖症の方には避けられる防音室ですが、こちらのモデルは解放感があります。空気の入れ替えも効率よく行えますね。
・総合評価
ガラスサッシは取り扱いが難しい為、移設費用が高くついてしまうのがネックですが、設置環境によっては素晴らしいレイアウト、導線確保が可能です。
ペアガラスの2重サッシで-35dbしっかり確保していますし、床の防振対策はLHSXと同じ仕様で完璧です。
比較的高額で大きいモデルの為流通量は少ないですが、お探しの方はとても多い防音室です。
中古市場で見かけたらチャンスです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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