防音室設置時に水平を取る重要性
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関東を中心に全国で防音室の移設、買取、販売を専門に行なっている、(株)東京サウンドボックスの佐藤と申します。
本日は防音室設置時に必須な作業、”水平作業”についてお話ししていこうと思います。
防音室移設業務をしていると、水平作業がされないまま防音室が設置してあるケースをたまに見かけます。ご事情を伺うと、一般の方がDIYで設置した、もしくは防音室が専門ではない業者が設置した、という2パターンに分かれます。
住宅の床は基本的に水平に作られていますが、正確な水平が出ている床は少ないです。経年により床がたわんだり、精度が低い水平器を使っていた時代の建物は精度が低いです。新築で精度が出ていないケースも多々あります。
生活には全く支障のないレベルの傾き、歪みでも、防音室の設置には大きな支障が出ます。例えば3畳の防音室の設置面積(約1.8m×2.7m)ですと、高いところと低いところで5~20mmほど差がある場合が多いです。
この床にレベル調整をせずそのまま防音室を置いた場合、床が歪んだり、パネルが反ったり、壁を固定する金具の歪み、パネルとパネルの間の隙間などが生まれます。
このような防音室を移設した場合、歪みや反りの影響が出てしまい、設置時にうまく組み上がらない場合があります。当然防音室としての価値は下がります。
きちんとした防音性能を確保する為、末長く防音室をお使いいただく為、レベル調整という作業は必須です。
もちろん水平がしっかり出ていればこの作業は必要ありませんが、レーザー水平器で水平を確認しない業者には注意が必要です。
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(株)東京サウンドボックス 代表:佐藤文哉
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