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エアコンを付けずに防音室内を冷やす方法(開発中)

どうもこんにちは。東京サウンドボックスの佐藤です。

今回は防音室とエアコンについてのお話です。

防音室の中、暑いですよね。防音性という機能を実現する為、防音室は密閉空間になっています。サイズや使い方、体質によって感じ方は様々ですが、少なくとも夏場は暑くて15分以上は居られないでしょう。

かといって防音室の中にエアコンを入れるかどうか、即決できるかというとそうとは限りません。

まずは費用。エアコン本体代4万円前後、取り付け代2万円前後、最低でも6万円前後の費用がかかります。

そして配管及び室外機の設置。室外機は基本的に外に置くので、室外機設置用のスペースがあるか、あとは配管用の穴があるかですね。穴がない場合、賃貸だと大家さんの許可が必要ですし、持ち家でも余分な穴を開けるのは躊躇しますよね。

また、0.5~1.5畳あたりの防音室にエアコンを付けるとエアコン室内機が大きく見え、なんだか大袈裟な感じがします。しかもエアコンは小さいものでも6畳用からで、これらのサイズの防音室にはパワーが強すぎて、直風が当たりますし、冷えすぎて温度調節が難しいです。

これら様々なハードルがある為、エアコン設置を諦める方が多いです。夏は扇風機を入れてこまめに換気して、設置部屋のエアコンでお部屋を冷やしてなんとかやっていらっしゃるかと思います。

そこで東京サウンドボックスでは、”エアコンはどうしても付けたいけれど、、、”とお悩みの方に、エアコンを設置せずに防音室を冷やす方法を開発中です。現在開発中のアイディアは下記の2つです。


1、設置部屋のエアコンから出る冷気を集め、ダクトで送り込む。

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赤線の様にエアコンの送風口を塞ぎ、青のダクトに接続し、エアコンを付ければそのまま冷風が防音室内に送り込まれる仕様です。お部屋のエアコンを流用でき、冷風、暖風も効果的に取り込めます。室内でエアコンの室外機が邪魔になることもありません。

課題としてはダクト周りからの音漏れを防ぐ事、エアコンを塞いだ部材の着脱が容易な仕様にする事、(賃貸の場合)エアコンを加工せずに取り付け可能な仕様にする事です。


2、スポットクーラーを防音室内に接続する。

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スポットクーラーという、室内機と室外機がセットになった、室内設置型のエアコンが3〜4万円で買えます。これであれば室外機の心配は無くなります。ダクトを接続すれば冷気が直接入ることになり、効果的に室内を冷やすことができます。当然防音室内に大きな室内機が付くことはないので、見た目がすっきりします。

課題としては、冷気とは別のダクトで排気(温風)が出るので、これを窓から、換気口などが空いていればそこから配管、排気する必要があります。窓から排気する場合は、隙間から音が漏れない仕組みを考える必要があります。また1と同様、防音室に接続したダクトからの音漏れを防ぐ構造が必要です。


いかがでしたでしょうか。”防音室が暑い、でもエアコンは付けられない”問題は、防音室の全ユーザー、これから購入を検討されている方にとって大きな課題です。東京サウンドボックスとしてはこれらの課題をクリアする仕組みの開発を行っていく所存です。

進展があり次第ご報告しますね。

(株)東京サウンドボックス 佐藤文哉
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