【資格の合格体験記】基本情報技術者試験の合格報告|なりかんさん|社会人勉強コミュニティ
こんにちは!
ファシリテーターのなりかんです。
2023年9月に基本情報技術者試験(FE)に合格したので、その報告をします。
1.学習・受験状況
資格・試験名:基本情報技術者試験(FE)
受験日:2023年9月10日(日)
勉強時間:約120時間、(1日平均2時間ほど)
勉強期間:2ヶ月
受験回数:2回(うち1回は欠席)
受験費用:7,500円
使用教材:
科目A対策:【書籍】キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和05年、【webサイト】過去問道場
科目B対策:【書籍】情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第3版
勉強前の状態:ITパスポート未取得、簡単なプログラミングの経験あり
試験前の状態:直近5年の科目A(午前)の過去問なら7割程度正解できる、科目Bの参考書の内容を理解できている
合格の証明となる画像を貼り付けておきます。
科目Bは割と余裕がありましたが、科目Aが危なかったです。私調べでは科目Bの方に苦戦する人が多いみたいです。
2.受験理由
どんな業界でもITと無関係ではいられないため、知っておかなければならないと思った。
プログラミングを少しかじったことがあり、IT分野に興味があった。
今年度からCBT(Computer Based Testing)で受けられるようになった。
定期的に集まって開催される方式ではなく、テストセンターのコンピューターを使って気軽に受けられるようになりました。特に私は筆記があまり好きじゃないのでこの対応は嬉しかったですね(笑)
3.試験の感想
【科目A】
出題範囲が広く、本番も初見の問題がいくつか出てくるので、答えに確信が持てない問題が多かったです。(前提知識で選択肢は絞れますが)
試験中は「これ、落ちたかもな…」と思いながら問題を解き続けていました。
多少運も味方したかもしれません。
【科目B】
興味を持ってプログラミングをやったことがある人にとっては拍子抜けするくらい簡単かもしれないです。
そうでない人にとってはプログラミング特有の考え方が必要になるので、少し対策が必要になるのかなと思います。
セキュリティの問題に関しては問題文をよく読んで論理的に考えれば解ける問題が多いと感じます。
ただし、素早く時間内に解くには出題の傾向を知っておく必要があると思いました。
4.合格に向けて意識したこと
科目AではITに関する幅広い知識を問われ、科目Bではプログラミングや情報セキュリティに関する実技的な問題が出題されます。それぞれ、歴史のような暗記科目、数学のような実践科目をイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれないです。
それぞれ以下のようなことを意識しました。
科目A:質より量(1回で完璧にしようとせず、数をこなして穴を埋めていく)
科目B:量より質(どうして問題の答えがそうなるのかの理由と解法を明確にする)
5.勉強方法で上手くいったと思ったこと
【科目A】
本屋に行って1冊でも参考書を手に取ってもらえればわかると思いますが、参考書が辞書のように分厚く、全てを完璧に覚えるのは難しいです。
そこで、とにかく参考書を1周終わらせ、過去問をたくさん解くようにしました。
【科目B】
ほとんどが応用問題なので、理屈や解き方に注目して、ノートにまとめるようにしました。
わかりやすいメモの取り方にもセオリーがあるので、これらの知識は実務においても役立ちそうでよかったです。
6.勉強方法で改善したいと思ったこと
最初は単語と意味を丸暗記していましたが、この時間がもったいなかったです。途中から暗記を諦めて、いい塩梅になりましたが…笑
重要なのは言葉と意味を対応させることではなく「どんな概念があるのか」「なぜその概念が必要になるのか」を知ることです。
「言い回しだけ違って中身は同じ」というパターンもあるので、最初から単語と意味をガチガチに結び付けると逆に苦労するかもしれないです。
これは基本情報に限らず、勉強全般に言えることだと思うので、次回以降何かの資格試験を受けるときにも注意していきたいです。
7.具体的な勉強方法
【科目A】
参考書をざっと1周:難しい横文字や、アルファベットを羅列したような略語がたくさん出てきます。それらの単語を初見で丸暗記しようとせず、1周目は「ふ~ん、こんな単語があるんだ」程度に流し読みしました。
過去問道場で直近5年分の問題を解く:無料で過去問ができるありがたいサイトがあります。それを使って直近5年の問題を7割程度(本当は8割が理想)正解できるまで繰り返しました。
適宜参考書を読み直す:苦手な分野については参考書を読み直しました。ここで初めて覚えておくべき箇所がわかるようになります。
【科目B】
参考書を丁寧に1周:出題の傾向、問題の解き方を丁寧に見ていきました。問題を解くにはメモが必須なので、ノートを取りました。
8.試験直前にやったこと
【科目A】
試験直前に限らずですが、電車等の隙間時間で過去問道場を解いていました。
スマホでいつでもできるのが強みですね。
【科目B】
試験直前にはIPA(テスト主催団体)が公表している試験形式の問題を解きました。
最近出題方式が大きく変わってしまったため、試験形式の問題が貴重なんですよね。
特に科目Bはある程度の時間をかけて解くことが前提となっているので、問題数が少なかったです。
直前まで大事に取っておきました。
9.オススメの学習アイテム・アプリ
A4無地ノート
本番ではA4メモ用紙2枚を配られます。
本番同様にメモを取れるので、こだわりがなければこの大きさのノートをお勧めします。
(ちなみに、A4無地ノートは普段から愛用しています。枠線や大きさにとらわれることがなく、考えを整理しやすいんですよね。)
過去問道場(ユーザー登録後に使える機能)
ユーザー登録後に問題を解くことで、間違った問題が記録に残るので、自分がどの分野が苦手かを知ることができます。
また、全体を通しての正答率も確認できるので、これを試験を受けるタイミングの指標にしました。
10.これから受験する方へ
私は少しプログラミングをかじったことがあるので、いきなり基本情報技術者から受けましたが、そうでない方はITパスポートから取得した方が段階を踏めていいのかもしれません。(この辺はどちらも取得した人の意見を聞いた方がいいかもしれないですが)
しかし逆に言えば、少しプログラミングをかじっただけのIT分野初学者でも問題なく合格できました。
簡単なプログラミングができて、ITに関心があるならばおすすめしたい資格です!
11.次にチャレンジしたいこと、取得したい資格
ITをどう生かせるかに関心があります。
応用情報技術者試験
まずはレベル3に分類される、上位資格の応用情報技術者を取得しようと思います。
ITストラテジスト
応用情報技術者を取得した後、レベル4に分類される、ITストラテジストを取得しようと思います。
SQLとpython(プログラミング言語)
データ分析をできるようにします。
簿記検定2級
3級取得済み。基本的な経営状況の読み取りと原価計算ができるようにします。
以上、参考になれば幸いです。
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