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ふみふみこオススメ作品3選

筆者はプロフィールにかいてある通り、マンガ好きです。有名なマンガからサブカル感のあるマンガまでいろいろ読みます。今回は大好きなマンガ家さんであるふみふみこさんのオススメマンガ3選をお送りします。

ふみふみこさんとは?

サブカル好き御用達の女性マンガ家さん。性的マイノリティを主題に描くことが多く、深みのあるストーリーとやわらかいイラストが魅力。代表作に『ぼくらのへんたい(徳間書店)』や『愛と呪い(新潮社)』があります。

【略歴】
2006年、4コマ漫画『ふんだりけったり』で第11回「Kiss」ショートマンガ大賞・佳作を受賞してデビュー。
2011年、『月刊COMICリュウ』3月号に短編『女の穴』を掲載しストーリー漫画デビュー。

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それでは、オススメ作品3選です。

・『愛と呪い』

最初は代表作でもあげた『愛と呪い』。ふみふみこさんの自伝的マンガと言われることも多く、主人公が小学生から社会人になるまで20年間を描いたマンガです。

家庭は新興宗教を信仰し、主人公も宗教団体が運営する学校に通っています。家族や学校、周りの人間との様々な問題を抱えながらの主人公の成長物語です。

読んでいてとにかく痛い。重いとか、暗いとかではなく、肌に刺さるような痛さを感じるマンガです。万人向けとは言いがたいですが、リアルで深みのあるマンガを読みたい方にオススメ。

・『さきくさの咲く頃』

大和三山がそびえる奈良番地を舞台に描かれるちょっとだけ曲がって拗らせた青春ストーリーです。

主人公は女子高生の澄花。幼なじみでいとこの男女の双子、暁生(♂)・千夏(♀)との交流を通して、思春期からの成長を描きます。

田舎や学祭時代の閉塞感を美しく描き、王道ではないけれどいつまでも心に残る作品です。ラストシーンがずっと頭に残る名作です。1巻完結なので、ふみふみこさんの入門編としてぜひ。


・『そらいろのカニ』

愛と性がテーマの連作短編です。「エビ」と「カニ」が転生を繰り返し、様々なカタチで出会い触れ合い関係を築いていきます。

基本的には一話完結型の作品になっていますが、一つ一つのストーリーは無関係のようでありながら、「エビ」と「カニ」の転生という横軸でつらぬかれています。

愛だけでなく性もテーマになっていますが、いわゆるポルノ的な描かれ方ではなく、人間の営みとしての性が重みのある美しさで描かれています。ふみふみこ作品の中でもイラストが柔らかく綺麗で、イラストから入ってもらうのもありだと思います。

3作品とも、ふみふみこさんだから描ける世界観で王道とは言いがたいですが、心に突き刺さるマンガばかりです。いろんなマンガを読んできた方には、ぜひこういうマンガも読んでもらいたいと筆者は思うのでです。


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