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【NYY #17】置いてきぼり

こんばんは、KZillaです。

最近MLB界隈が騒がしいですね。
あの金満なヤンキースが現状ショートのスタメンがいないので、きっと最大の補強ポイントを埋めるべく超大型契約でスターを獲得したのでしょうね。

やはり誰もが予想していた、ドジャースのCorey Seagerかな?

れ、レンジャースか。

じゃ、じゃあ例えばMarcus Semienとかどうだろうか?昨季はヤンキース同地区のブルージェイズで大活躍をして、ホームラン45本も打ったよね?

え、Semienもレンジャース!?

まあ確かに31歳に7年はちょっと長いかもしれないよね。仕方ない仕方ない。

ま、まあこれでレンジャースは二遊間が固まったわけだし、もう他は取られないよね。
じゃあクロスタウンとは言えど同じくニューヨークのJavier Baezとかはどうだろう!まだ28歳だし!

なんやねん。じゃあ例e・・・

ヤンキース、金使う気ないだろ。先発もセンターも足りてないんだよ?何かするよな?

茶番はこれくらいまでにしておきましょう。

というわけで、今季FA陣の目玉SS 5名のうち3名、そして目玉SP Max Scherzer、Robbie Ray、Justin Verlander、目玉CFのStarling Marteが全て他球団に獲得されてしまいました
その上、昨季ヤンキースのローテ入りしていたCorey Kluberも同地区のライバルRaysにかっさられました

一方、ヤンキースは新契約を一つも締結しておりません。普通にやばいですよね。
一見不可解ですが、私の見解を書かせて頂きます。

Trevor StoryとCarlos Correaは何処へ

まずはこの二人が気になりますよね。
どちらがヤンキースと契約するのか、それともそもそも二人ともヤンキースと契約をしないで終わるか。

これらの選手を獲得するチームの条件を考えた時、①ショートにニーズ有、②超大型契約を出せるレベルの資金力、の二つを満たす球団はどこでしょう。

・ヤンキース
資金力もあるが、それ以上にショートの穴が巨大すぎる。埋めないわけには行かない。
・フィリーズ
同上。
・エンゼルス
資金力はあるが、野手より先発補強が急務。大谷翔平の前に投げれるエースを買ってこい。
・ドジャース?
正SS Corey Seagerの移籍が確定したが、来季のSSはTrea Turnerが内定している為、獲得をした場合でも2Bか3Bにて使用。またCorreaとはヤンキース以上の因縁があるので、獲得をするとしてもStoryに限定されるのでは。
・ブルージェイズ?
過去最高契約がSpringerに出した6年150Mなので、資金的に難しい気が。
・レッドソックス?
正ショートBogartsがいるので、理論上セカンドへコンバートできるものの流石にないのでは。
・(アストロズ)
Correaの古巣で、5年160Mのオファーを出している様だが、本人は倍以上の契約を希望しており再契約は非現実的かと。Storyも200M以上の契約を勝ち取れるはずなので難しいでしょう。
・(ロッキーズ)
Storyの古巣で、再契約に興味は示しているものの、過去のArenadoの扱いや再建中のチーム事情を考えるとこちらも再契約の希望は薄いかと。

となると、ヤンキースの主要競争相手はフィリーズ、場合によってはエンゼルス、のみとなります。
なのでそれほど熱望している球団は少なく、需給バランス的に従前ほど予想された大型契約が出されないのでは、と思っています。

これを踏まえ首脳陣がチキンレースを仕掛けているのでは、と個人的に思いました。
そして340M超えの契約を目指しているCorreaではなく、比較的安く済むStoryを狙っている気がします

労使協定確定明けにCorreaがヤンキースと10年350Mで契約をした際は是非鼻で笑いましょう。

ところで、CFはどうするねん

こちらに関しては、これらの動画を見れば答えがわかるでしょう:

恐らくヤンキース的にはHicksさんが来季こそ健康にシーズン完走できると信じているのでは。

私は何度も裏切られているので、信じませんよ。正CFを獲得してください。

先発ローテは・・・

現状のローテーションを見ていきましょう:

SP1 Gerrit Cole
SP2 Luis Severino
SP3 Nestor Cortes Jr.
SP4 Jameson Taillon
SP5 Jordan Montgomery
SP6 Domingo German
SP7 Luis Gil
(SP8 Clarke Schmidt)
(SP9 Deivi Garcia)

これも「先発は誰一人怪我・不調なし」前提では悪くないローテだが、怪我リスクがつきもののヤンキースなので不安しかありません
未だに補強に動いていない理由としては、「仮に怪我離脱があった場合でも有望株の層が厚いので大丈夫」と楽観視をしている首脳陣のビジョンしか浮かびません。

一応Verlanderに25Mの1年契約を打診した様ですが、恐らくダメ元でやってみただけでしょう(案の定、あっさりアストロズに獲得されました)。

最後に

正直、最近の動き(というよりは動きの無さ)にはかなり心配をしています。
全てのチキンレースを敗し、ショートを適当に穴埋めして終わる気しかしません。

そして明日以降、労使協定関連の影響でFA市場の動きが一気に停止します。
(理由等の詳細は恐縮ながら割愛しますが、労使協定の期限が切れ、協定が無い状態がしばらく続くので、当該協定が再締結されるまでFA市場が停止します。市場が再開するのは来年以降の未明だと思って頂ければ大丈夫です)

他チームのファンは早めに新戦力獲得の余韻に浸りながら労使協定の交渉を見守れますが、ヤンキースファンはイライラしたまま冬を過ごすことになってしまいそうです。
(実際、現地の界隈は既に暴走が始まっています)

しばらくヤンキース関連のネタは報じられなくなりますが、私自身は溜まっているネタを記事化するありがたい時間を効率よく使おうと思います・・・(n回目)

それではまた次回お会いしましょう。

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