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【NYY #17】置いてきぼり
こんばんは、KZillaです。
最近MLB界隈が騒がしいですね。
あの金満なヤンキースが現状ショートのスタメンがいないので、きっと最大の補強ポイントを埋めるべく超大型契約でスターを獲得したのでしょうね。
やはり誰もが予想していた、ドジャースのCorey Seagerかな?
BREAKING: Star shortstop Corey Seager and the Texas Rangers are in agreement on a 10-year, $325 million deal, sources familiar with the situation tell ESPN.
— Jeff Passan (@JeffPassan) November 29, 2021
れ、レンジャースか。
じゃ、じゃあ例えばMarcus Semienとかどうだろうか?昨季はヤンキース同地区のブルージェイズで大活躍をして、ホームラン45本も打ったよね?
Marcus Semien's deal with the Texas Rangers is for seven years and $175 million, a source familiar with the agreement tells ESPN.
— Jeff Passan (@JeffPassan) November 28, 2021
え、Semienもレンジャース!?
Yankees showed interest in Semien but stopped short of 7 years. Texas wanted to upgrade offense and it is off to a good start.
— Jon Heyman (@JonHeyman) November 28, 2021
まあ確かに31歳に7年はちょっと長いかもしれないよね。仕方ない仕方ない。
ま、まあこれでレンジャースは二遊間が固まったわけだし、もう他は取られないよね。
じゃあクロスタウンとは言えど同じくニューヨークのJavier Baezとかはどうだろう!まだ28歳だし!
Javier Baez and the Tigers are nearing a deal, per source. It is expected to be a six-year contract worth $140 million.
— Mark Feinsand (@Feinsand) November 30, 2021
なんやねん。じゃあ例e・・・
The #Yankees have signed shortstop Jose Peraza to a minor league deal. The 27 year old played 64 games with the Mets in 2021.
— Eli Fishman (@elijfishman) November 29, 2021
Yankees are among teams to check in on Andrelton Simmons. They’ve always liked the defensive whiz.
— Jon Heyman (@JonHeyman) November 29, 2021
ヤンキース、金使う気ないだろ。先発もセンターも足りてないんだよ?何かするよな?
MLB source: @JustinVerlander has reached an agreement on a one-year deal with the #Astros worth $25 million, with a player option for a second year. https://t.co/9fF9KULOfj
— Mark Berman (@MarkBermanFox26) November 17, 2021
While there are details to be worked out and the numbers could change, star right-hander Max Scherzer and the New York Mets are finalizing a deal expected to be in the three-year, $130 million deal range, sources familiar with the situation tell ESPN. @JonHeyman was on the news.
— Jeff Passan (@JeffPassan) November 29, 2021
Reigning AL Cy Young winner Robbie Ray and the Seattle Mariners are finalizing a five-year, $115 million contract with an opt-out after the third season, sources familiar with the deal tell ESPN.
— Jeff Passan (@JeffPassan) November 29, 2021
The Yankees are not involved on Scherzer.
— Andy Martino (@martinonyc) November 29, 2021
Free-agent RHP Corey Kluber in agreement with Rays on one-year deal, pending physical, sources tell @TheAthletic. Kluber, 35, missed more than three months with right shoulder strain before rejoining Yankees in late August. Finished with 3.83 ERA in 80 IP, including no-hitter.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) November 28, 2021
Marte Mets deal is $78M, 4 years
— Jon Heyman (@JonHeyman) November 27, 2021
茶番はこれくらいまでにしておきましょう。
というわけで、今季FA陣の目玉SS 5名のうち3名、そして目玉SP Max Scherzer、Robbie Ray、Justin Verlander、目玉CFのStarling Marteが全て他球団に獲得されてしまいました。
その上、昨季ヤンキースのローテ入りしていたCorey Kluberも同地区のライバルRaysにかっさられました。
一方、ヤンキースは新契約を一つも締結しておりません。普通にやばいですよね。
一見不可解ですが、私の見解を書かせて頂きます。
Trevor StoryとCarlos Correaは何処へ
まずはこの二人が気になりますよね。
どちらがヤンキースと契約するのか、それともそもそも二人ともヤンキースと契約をしないで終わるか。
これらの選手を獲得するチームの条件を考えた時、①ショートにニーズ有、②超大型契約を出せるレベルの資金力、の二つを満たす球団はどこでしょう。
・ヤンキース
資金力もあるが、それ以上にショートの穴が巨大すぎる。埋めないわけには行かない。
・フィリーズ
同上。
・エンゼルス
資金力はあるが、野手より先発補強が急務。大谷翔平の前に投げれるエースを買ってこい。
・ドジャース?
正SS Corey Seagerの移籍が確定したが、来季のSSはTrea Turnerが内定している為、獲得をした場合でも2Bか3Bにて使用。またCorreaとはヤンキース以上の因縁があるので、獲得をするとしてもStoryに限定されるのでは。
・ブルージェイズ?
過去最高契約がSpringerに出した6年150Mなので、資金的に難しい気が。
・レッドソックス?
正ショートBogartsがいるので、理論上セカンドへコンバートできるものの流石にないのでは。
・(アストロズ)
Correaの古巣で、5年160Mのオファーを出している様だが、本人は倍以上の契約を希望しており再契約は非現実的かと。Storyも200M以上の契約を勝ち取れるはずなので難しいでしょう。
・(ロッキーズ)
Storyの古巣で、再契約に興味は示しているものの、過去のArenadoの扱いや再建中のチーム事情を考えるとこちらも再契約の希望は薄いかと。
となると、ヤンキースの主要競争相手はフィリーズ、場合によってはエンゼルス、のみとなります。
なのでそれほど熱望している球団は少なく、需給バランス的に従前ほど予想された大型契約が出されないのでは、と思っています。
これを踏まえ首脳陣がチキンレースを仕掛けているのでは、と個人的に思いました。
そして340M超えの契約を目指しているCorreaではなく、比較的安く済むStoryを狙っている気がします。
労使協定確定明けにCorreaがヤンキースと10年350Mで契約をした際は是非鼻で笑いましょう。
ところで、CFはどうするねん
こちらに関しては、これらの動画を見れば答えがわかるでしょう:
Aaron Hicks with a NO DOUBTER home run! And he pimped it
— Talkin' Yanks (@TalkinYanks) November 28, 2021
There's one thing we can be sure of... The guy is healthy pic.twitter.com/HOuIAt7Hla
Aaron Hicks with a VERY nice catch to end the game pic.twitter.com/UbcXWrYGl8
— Talkin' Yanks (@TalkinYanks) November 27, 2021
恐らくヤンキース的にはHicksさんが来季こそ健康にシーズン完走できると信じているのでは。
私は何度も裏切られているので、信じませんよ。正CFを獲得してください。
先発ローテは・・・
現状のローテーションを見ていきましょう:
SP1 Gerrit Cole
SP2 Luis Severino
SP3 Nestor Cortes Jr.
SP4 Jameson Taillon
SP5 Jordan Montgomery
SP6 Domingo German
SP7 Luis Gil
(SP8 Clarke Schmidt)
(SP9 Deivi Garcia)
これも「先発は誰一人怪我・不調なし」前提では悪くないローテだが、怪我リスクがつきもののヤンキースなので不安しかありません。
未だに補強に動いていない理由としては、「仮に怪我離脱があった場合でも有望株の層が厚いので大丈夫」と楽観視をしている首脳陣のビジョンしか浮かびません。
一応Verlanderに25Mの1年契約を打診した様ですが、恐らくダメ元でやってみただけでしょう(案の定、あっさりアストロズに獲得されました)。
最後に
正直、最近の動き(というよりは動きの無さ)にはかなり心配をしています。
全てのチキンレースを敗し、ショートを適当に穴埋めして終わる気しかしません。
そして明日以降、労使協定関連の影響でFA市場の動きが一気に停止します。
(理由等の詳細は恐縮ながら割愛しますが、労使協定の期限が切れ、協定が無い状態がしばらく続くので、当該協定が再締結されるまでFA市場が停止します。市場が再開するのは来年以降の未明だと思って頂ければ大丈夫です)
他チームのファンは早めに新戦力獲得の余韻に浸りながら労使協定の交渉を見守れますが、ヤンキースファンはイライラしたまま冬を過ごすことになってしまいそうです。
(実際、現地の界隈は既に暴走が始まっています)
しばらくヤンキース関連のネタは報じられなくなりますが、私自身は溜まっているネタを記事化するありがたい時間を効率よく使おうと思います・・・(n回目)
それではまた次回お会いしましょう。