【NYY 番外#2】Corey Kluberノーヒッター!!
こんばんは、KZillaです。
今回は前置きなしで。
現地2021/5/19のTexas Rangers戦でヤンキースのCorey Kluberがノーヒットノーランを達成致しました!
長年のヤンキースファンとしてただただ嬉しく、ぶっちゃけ少しだけ泣きました。笑
ノーヒットって、何というのでしょう、"magical"という言葉が似合いますよね。
最初の方は「あ、このピッチャー今日調子いいね」から始まり、
5-6回くらいになると「お、これ行けるかも?」となり、
7-8回くらいからはTwitterやメディア等が一緒に騒ぎ出し、
9回まで生き残っていたら心臓をバクバクさせながら画面に張り付いて見守り、
達成した時は感情が爆発して満面の笑みで腕をブンブン振り回してしまう。(頭おかしいとは言わないでください)
本当に幸せな時間を過ごすことができました。ありがとう、Kluber。
試合内容:圧巻
9回を101球で投げきり、唯一の出塁は3回に出した四球。
終盤は少し強めの打球等が散見されたものの、終始ほぼ完璧に近い投球を魅せ歴史に名を刻みました。
特にこのKluberの必殺技、スライダーとカーブの融合の様な球がめちゃくちゃ決まっていました:
(一部ファンやメディアには名字にちなんで「Kluball」と呼ばれています)
個人的に一番印象に残ったKluballが最後の打者への初球でストライクゾーンギリギリのところにポンと軽く投げ込んだ時に、「あ、これはノーヒット絶対行くね」と確信をしてしまいました。
(上記Youtube動画の5:44スタート)
投球内容についてベラベラ語られるよりは試合の動画を見てしまった方がわかると思いますので、(いずれフルの試合動画がリリースされるはずなので)見られてない方は是非通しで見てください!
ヤンキースとノーヒッターの歴史
序盤で少し暴走をしてしまい失礼致しましたが、自分がそこまで喜ぶ理由の主因としては、ファン歴11年の間に一度もヤンキース投手によるノーヒットを見たことがなかった為です。
120年の歴史を誇るヤンキースですが、実は長い球団歴史上12人(含むKluber)のみノーヒットを達成しており、1999年7月18日にDavid Cone投手(現ヤンキース放送局解説)による完全試合以来と実に22年ぶりの偉業でした。
(Coneの完全試合のダイジェストは以下動画をご覧ください)
つまり、ヤンキースファンにとってはワールドシリーズ優勝よりノーヒットの方がご無沙汰していました(しかもConeのパーフェクトから99年、2000年、09年と3回世界一を決めています)。
他にもノーヒット関連の小ネタをクイックに3つだけ紹介させてください:
①Coneの完全試合から22年経ってようやく再度ノーヒットが生まれましたが、その前のノーヒットはたった1年前の1998年5月17日にDavid Wellsがこれもまた完全試合を投げています。99年〜今日まで22年間ノーヒットが一度もなかったのに、98年〜99年ではたった1年強で2回もパーフェクトが達成されています。
(なお、本人の後日談では当時酷い二日酔いの中での投球だったとのこと。ワイルドすぎますよね・・・)
②プレイオフ史上唯一の完全試合を達成したのは実はヤンキースの投手です。66年前の1956年10月8日、ワールドシリーズ5戦目にDon Larsen投手が完璧な投球を魅せ、未だに一人のみの偉業として歴史に残っております。
面白いことに、上記Cone投手の完全試合の日には当時のバッテリーメイトYogi Berraの記念試合でもあり、LarsenもBerraも球場で見守っている中でまさかのパーフェクトを成し遂げています。
③1993年にノーヒットを成し遂げたJim Abbottはなんと生まれつき右手が無く、それでもプロの選手は疎かノーヒットを達成している、ドラマの様な展開もありました。
チームメイトの反応:We Are Family
最後に、ノーヒットの醍醐味の一つは本人だけではなく周りの人の反応を見ることもあると思っています。
ここ数年のヤンキースは若返りが進み、本当に雰囲気の良いチームだなと日々感じていますが、今回も仲の良さが露になりました。
野球関連メディア・解説等を手掛けているJomboyの動画が上手に取り上げています:
2:10あたりからお祝いの様子の話をしていますが、チームのリーダー格のJudgeとCole、そして監督のBooneをはじめ、純粋な喜びが満ち溢れているのがお分かりでしょう。
まだ入団1年目でシーズン2ヶ月目のKluberがここまでチームに馴染めていて(何様だよという話ですが)非常に嬉しく思います。
そしてKluberもインタビューでは自分のことよりもバッテリーメイトのヒガシオカやチームメイト全員に感謝の意を表しているのも最早泣けてきますね。
記事の締めくくりとしてはイマイチかもしれませんが、最後にSNS上のチームメイトからの盛大な祝い投稿を羅列して終わりとさせて頂きます。
本当にこのチームが大好きです。Let's Go Yanks!