【質問箱 #2】サウンドチェックではピアノは何を弾けばいい?
これは緊張しますよね。何を弾いたらいいのか、何を見られたりしているんだろうと不安になります。
が、
何も怖がることはないので、どんどん音を出していきましょう。
ただし、音を出すと言っても何を出すかは大切なので、以下の順番で確認しましょう。
その日演奏する曲で使用する音を全て出してみる。
「まずピアノいきまーす。(その日ピアノで演奏する曲で一番うるさそうな部分を弾く)これ1曲目です。
2曲目でオルガン弾きますー。(弾いてみる)
4曲目でシンセ弾きます」
という具合に、その日に使用する音色で、その日演奏する曲を弾くというのが一番正しいサウンドチェックの方法かと思います。
また、音響さんのことをPAと呼びます。
音響さんサイドからのサウンドチェックする意図も知っておいた方がいいので、ポイントまとめておきます。
楽器とボーカルの音量バランス:
各楽器やボーカルの音量を調整し、全体のバランスがとれるようにします。特定の楽器が他の音を圧倒しないように、バランスをとることをしています。
モニターバランス:
演者がステージ上で自分たちの演奏やボーカルをしっかり聴けるように、モニタースピーカーのバランスを調整します。各メンバーが必要な音を適切に聴けるように設定してくれます。
音響空間の調整:
会場の音響特性(反響、吸音、音の広がりなど)に合わせて、PAシステムを調整します。特に低音や高音が過度に強調されないように調整。
フィードバックの防止:
マイクがスピーカーからの音を拾ってハウリング(フィードバック)が発生しないように、マイクの位置やスピーカーの向きを調整。
エフェクトとEQの設定:
各楽器やボーカルに必要なエフェクト(リバーブ、ディレイなど)やEQ(イコライゼーション)の設定を行います。これにより、各サウンドがクリアに聞こえるようになります。
曲の一部を演奏しての確認:
実際に演奏してみて、全体のサウンドが意図した通りかどうかを確認します。この際、演奏する環境に応じた微調整が行われる。
サウンドチェックは、技術スタッフとアーティストのコミュニケーションが非常に重要なので、どんどんコミュニケーションをとっていきましょう!