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【ピアノ教室】生徒が増えない講師(大人編)

大手教室で入会率低迷の講師へ研修をすると、ほとんどの講師が最初の体験レッスンであることをしてしまい、入会率が低迷することが多くありました。

会社からすれば、同じピアノの講師が30名在籍していて、環境は全て同じでも、入会率が80%の人もいれば、30%の人もいる。

経営者からすれば、「この差は何なんだ!?」ってなりますよね。
この差を埋めるのが僕の仕事でした。

入会率30%の講師にヒアリングすると、
「いや、最初からお試しで入る気がなかったんです」
「スケジュールが僕と合わなくて」
この2つが主となる講師の言い分でした。

大人で働いているお客様だとそういう方もいたのは事実だと思います。
ただ、先にあげたように講師の
条件はみんな一緒
なのにどうしてあなたは10人体験レッスンをして、3人しか入会しないのでしょう。

この差は、
次の言葉の意味がわかって実践しているかが鍵になります。

⚠️体験レッスンは、
1回目のレッスンではない⚠️

ここを勘違いしていると、せっかく入会するつもりで来た生徒さんも入会しなくなります。

  • 体験レッスンに来たのはピアノに興味があるお客様であり、まだ生徒ではない

この意識が根本にないと、入会率アップは目指せません。

体験レッスンなのに、実際のレッスンの内容、雰囲気を教えていませんか?

例えば、
指練したり、予め先生が用意したやりやすい曲で、誰が来てもそれを元に多少の変化はありつつも同じ体験レッスンをしている。

入会率が30%以下の講師はこれが大きな問題でした。

じゃあどうすればいいの!?

まずは体験レッスンの時は以下を徹底して行うと
入会率40%〜50%
までは回復します。

アイスブレイク
緊張をほぐすという意味です。
想像してみてください。
あなたが自分のお金でドラムを習いたいと思いました。
体験レッスンに行こうと思うだけで相当な勇気が入りますよね。
そしてなんとなくやりたい曲やドラムのイメージってありますよね。

体験レッスンに行って、
シンバルをシャーンと叩かせて貰えず、スネア(小太鼓)だけで基礎練や、やりたかった曲でビートを叩きたいのに、全然違う曲で叩いた。
シンバルも思いっきり叩かせて貰えなかった。

ドラムで例えましたが、テニスでも、サッカーでも、バイオリンでもトランペットでもあなたにとって身近なもので置き換えて、この体験レッスンに来る人の気持ちがしっかり想像出来れば自ずと体験レッスンが変わります。

今回の対象は大人
大人になってピアノをやりたい!!と、習いに来る人は必ず何かきっかけがあります。
特に20歳を超えて自分のお給料から月1万円近くも払ってまで趣味としてやりたいと思った。それはどうしてなのか?きっかけは聞けていますか?
つまり演奏したい曲があるはず。もしくは好きなアーティストや作曲家がいるはず。誰かのライブを見て自分もやりたいと思った。
そうやってコミュニケーションは取れていますか?

ほとんどの原因は、楽器の教え方とかではなく、講師のコミュニケーション不足が原因です。

ワーストケース
お客様「ドラマを見てクラシックピアノに憧れて、いつか弾きたいなと思って体験に来ました」

講師「ありがとうございます。どんな曲を弾いてみたいとかありますか」

お客様「月光とか弾いてみたいんです」

講師「月光素敵ですよね。私も大好きです。でもいきなり月光を弾くのは難しいので、今日はこっちからやりましょうか」(先生が用意したものを行う)

この様に、こっちからやりましょうかとか、その曲が、きらきら星とか、カエルの歌をやったりとか。
これをやってしまうと、入会率は5%以下です。絶対入会しません。
もし入会したとしたら、奇跡的にきらきら星やりたい!!と思っていた人なので奇跡です。

その人がやりたい曲を体験レッスン中に必ず行う。そして断片的にでも必ず弾かせる。演奏できたと錯覚させる技術がないと、最終的に入会率80%を超える講師にはなれません。

そして何よりも、楽器を弾いてもらう前にしっかり雑談や自己紹介をしながら空気を和ませられているでしょうか?
実際には入会するかしないかは、講師の雰囲気。
最初の挨拶の仕方や、言葉遣い、笑顔はあったか。
そういったことで開始3分で8割のお客様は入会するかしないかを決めてしまうそうです。

というわけで、そういった技術や知識、そして指導法をメンバーシップでお伝えしていますので少しでも不安がある方は無料でお試し頂けます。

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ピアノ講師のためのnote
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