【vol.2】世界にひとつだけの”わたし”の花束づくり
世界にひとつだけの”わたし”のための花束ワークショップとは
こんにちは!東京おでかけプロジェクトです。
病児や障害児を育てる母親向けに、「自分を大切にする時間を持ってほしい」という想いからはじめた「銀座へおでかけプロジェクト~ママが”わたし”に戻る週末」。
銀座にあるROSEGALLERYと資生堂パーラーをお借りして開催してきたこの企画ですが、花に関心を持った参加者からは「もっとお花のことを知りたい」、「花束をつくってみたい」というお声がありました。
そこで、名古屋駅近くにあるアルチザンフラワーズのご協力のもと、世界にひとつだけの”わたし”、もしくは”だれか”大切な人のための花束をつくろうと花束ワークショップを開催しました。
2回目となった今回も、素敵な参加者の方々が集まってくれました。
「“○○ちゃんママ”ではなく、1人の女性として楽しんでほしい」
この日の唯一のルールは
「ママさん」「お母さん」「〇〇ちゃんママ」と呼び合わないこと。
お名前で呼び合うこと。
とにかく自分にわがままに、自分本位に時間を過ごしてほしい。
イベントはノンアルコールカクテルの乾杯、アルチザンフラワーズ店長の神戸さんとフローリストで今回の講師の水谷さん、東京おでかけプロジェクト代表の中嶋のWelcome Talkからはじまりました。
”わたし”や”だれか”の心躍る時間を想う
それぞれ自己紹介を終えると、花束をつくり始める前に、だれのための花束をつくりたいのかを決めてもらい、まずはワークショップ。
”わたし”もしくは大切な”だれか”の心躍ることを考えていきます。
「こんなに自分と向き合うことってないから、心躍る香りや言葉を思い浮かべるのって難しい。自分のことってこんなにわからないんだ!」
困りながらも一生懸命考える参加者たちの声が聞こえてきました。
ワークショップで心躍るものリストを書き終えると、そこから思い浮かぶ花束のテーマカラーを決めた参加者たちはいよいよ花選び。講師の神戸さん、水谷さんのリードで、たくさんの花の中へ進んでいきます。
迷いながら、自分の直観を信じながら、花選びに夢中になる参加者たち。
同じテーマカラーや花を選んだ人も、少しずつその人らしい花束の輪郭が見えてきました。
花束をしっかり結んで好みの長さに切れば、あっという間に完成です。はじめは不安げだった参加者からも、笑顔がこぼれます。
新しい出逢いと交流を楽しむ
アルチザンフラワーズは、かわいいカフェも併設する珍しいお店。
最後の仕上げをアルチザンフラワーズのみなさんがしてくださる間、素敵なティーセットでお茶と交流を楽しみます。
それと同時に”わたし”、もしくは大切な”だれか”のためのメッセージを書いていただきました。
どんな言葉を花に添えよう?おもいおもいに考えます。
メッセージを書き終える頃、アルチザンフラワーズのみなさんが丁寧にひとりひとりを想ってラッピングしてくれた花束が完成しました!
表情の変わった花束に驚きながら、うっとりと見入る参加者たち。
どんな想いで花束をつくったのか、”わたし”もしくは大切な”だれか”にどんな言葉を贈りたいか。皆さんから色んな想いが溢れ出てきました。
「一つ一つの花言葉が全て素敵だったのですが、その中でも1本足して下さったお花はガーベラだったのですが、花言葉が「常に前進」でした。仕事と障害のある子どもを育てること、この両立は難しいこともありますが、何事にも前向きに捉えて行動していきたい。そんな私の想いを、そっと応援して下さった気がして感動しました。」
「生花は生きているので枯れてしまって悲しいと思っていましたが、心が動くことが大切だということを知りました。自分への向き合い方も変わりそうです。 頑張っている自分をもっと褒めてあげたいと思いましたし、1日10分でも良いからお花の香りを楽しんだり、緑に目を向けてみたり、立ち止まって深呼吸する時間を取りたいです。」
昔とは環境も生活も違っていても、心躍るすてきなものにどきどき、わくわくときめく気持ちは消えないし、今もきっとキラキラときめくものは変わらない。
少し思い出すのに時間がかかっても、大丈夫。
自然と参加者からこぼれる笑顔に、スタッフも花に囲まれ幸せな気持ちになった時間でした。
「花を愛でること」「自分を愛すること」
病気や障害がある子どもからは、こんなに世界はやさしさで溢れているんだと気づかせてもらうことがたくさんあって、幸せ。
いつも参加してくださる皆さん、そんなふうにそれぞれのストーリーをシェアしてくださいます。
「自分を大切にする」って、とっても大切で、とっても難しい。
お子さんのことはもちろん、忙しい毎日の中に少しでも「花を愛でる」「ご自愛する」、そんな自分のための時間やときめきを持ってもらえるきっかけに今回のイベントがなったなら、嬉しく思います。
人ってたぶん、何かがんばるには「リセットする時間」「ご褒美の時間」が必要です。
明日からまた家族とめいっぱい向き合うために。
「お花を買ってみようかな」と街の彩りに気づく余裕を持つために。
これからも、東京おでかけプロジェクトでは、「未来を変える、ひとときを」目指してイベントを続けていきます。
さいごに
今後も継続的に活動を運営するため、東京おでかけプロジェクトでは、年間を通して寄付を募集しております。
医療や福祉の制度では、お子さんの病気や障害の種別、診断の有無、年齢によって対象にならない方もいるのですが、どんな方にも気軽にご参加いただきたいという想いから寄付での運営を行っています。
親が一人で外出するイベントでは、「参加者のみなさんに負担や罪悪感なく、安心しておでかけしてほしい」という想いから、参加者がイベントに参加する間、自宅で待っている子ども達の遊び相手をしてくれる専門職を目指す学生サポーターの派遣や、理由を問わずご使用いただける費用を支給しています。
なので、「パパに頼らずヘルパーさんにお願いしたい」、「この日は気になっていた家事代行サービスを試してみて、晩御飯をお願いしちゃおうかな」、「遠方から新幹線に乗るからお言葉に甘えちゃおう!」など、イベントに出てくるための負担は少しでも軽減してほしいと思っています。
ご寄付いただける方は、いずれかの方法でぜひお願い致します。
◆振込み口座
三井住友銀行 中野支店 普通4994025
三菱UFJ銀行 中野駅前支店 普通 0576715
◆クレジットカード決済・グッズ購入・マンスリーサポートによる寄付
◆「WeWard」アプリで歩いて寄付する
※紹介コード「YUM+-iygPQ」をぜひご利用ください
Special Thanks
花屋へおでかけプロジェクト SUPPOTERS
撮影:吉澤 健太、東京おでかけプロジェクト
会場:アルチザンフラワーズ
ご寄付・ご協力いただいた皆様
■法人サポーター
WeWard、(株)HITOMINA
■個人サポーター
池井淑糸 / 江成充 / 高橋洋平 / 三辻暁美 / 佐々木玲 / 小林よしこ / 市岡明香 / 井上梢
■マンスリーサポータ―
永島崇子 / 山田豊久 / 山田由美 / 匿名1名
(順不同・敬称略)