東京で野菜を売らない農家になった25歳♂。
2024年振り返り
2024年は、ようやくようやく開業できた年になった。個人事業主として独立し、市内初の認定新規就農者として正式に農家としてスタートラインに立った!最短ルートで来れたと思うけど、自分的にはすごく長く感じた…
この1年を終えた今、改めて自分がなぜ独立を決意したのかを振り返ってみたいと思う。
そもそも農業に興味を持つ最初のきっかけは、「都市における農地の消失」を不思議に思ったこと。
自分の生活を豊かにするためにも、さらに社会にとっても大きな損失な気がするし、変えていくべき課題であるとなんとなく思った。
他にやりたいこともないし、何か成し遂げたいとは思っていたから、これを自分の使命だと思い込んでみた。
なのでとりあえず、新卒で就職しないでみた。
大学までかなり安定したキャリアだったはずが一気にかなりヤバいキャリアになった。で、なんやかんや2年半の修行の果てに新規就農者になれた。
当たり前に、農家は単に農作業をするだけではなく、経営者として利益を出さなければならない。
けど、その当たり前である都市農業で生活を成り立たせることは、「こんな場所で農業やること自体間違っていて、元から詰んでるんじゃね」って思うほど非常に難しい。
それでも、初年度からかなり奇跡的に「生計を立てる」という第一の目標を、ギリギリながらも達成することができた。
これはシンプルに嬉しいし大きな前進である。
一方で、当初の僕が目指していたのは、自分の生活を成り立たせるだけではない。
都市農業の未来を変える!というテンションでやっている訳だから、次世代の都市農業の担い手に対して、「あんな普通の奴でもできるなら自分にもできるかもしれない」と思わせられるロールモデルになることをを目標としていた。
しかし、今のままではそんな影響を与えることはできないと感じる上に、そもそも次の担い手に影響を与えることは最適解じゃないと思っている。
現状では、年間を通じて一部の人々に喜んでもらえるが、都市農業の未来を変えるような大きな力にはなっていないし、このままだと15年後もなれないと実感した。
この1年の経験と反省を踏まえて、今の延長線だけではダメだというのが現状の結論。
打破するための手段として、まずは会社を設立した。これからは、個人としてではなく、会社として都市農業の根本的な課題解決に取り組み、社会に爪痕を残したいと思っている。
2025年は、これまで以上に覚悟を持ち、もう一度スタートラインに立って挑戦する1年にしていく。
やらずに後悔より、やって大成功!
ご期待あれ!!