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刑務所の食事ってどんなもの?青森刑務所の管理栄養士に聞く令和の「ムショ飯」

「刑務所の食事ってどうなってるんだろう?」と気になったことはありませんか?

以前は”臭い飯”というイメージを持っていた人もいるかもしれませんが、最近では「務所飯」(ムショ飯)という形で、青森矯正展など日本各地の矯正展で「監獄カレー」などが人気になっています。

「刑務所の中ではどんな食事を食べているのか?」
「どんな人が作っているのか?」
「受刑者の食事環境を知りたい」

そんな疑問に答えるべく、令和の刑務所の食事(ムショ飯)について、青森刑務所で働く現役の管理栄養士さんにお話を伺いました。

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\begin{array}{|l|l|} \hline
\text (目次) \\
◆受刑者の献立はどのように決められている? \\
 ◇1日の摂取カロリーは受刑者全員が同じではない \\
 ◇刑務所では出せないメニュー \\
 ◇刑務所で食べられる季節のメニュー \\
 ◇受刑者に人気のあるメニューと不人気なメニュー \\
 ◇メニューは受刑者のアレルギーや宗教を考慮する \\
◆受刑者はどのように食事をしている? \\
 ◇食事中の受刑者の雰囲気 \\
 ◇受刑者はご飯のおかわりや食べ残しはできる? \\
 ◇刑務所ならではの食事のルール \\
◆刑務所の管理栄養士の仕事 \\
 ◇一般の管理栄養士と刑務所の管理栄養士の違いは? \\
 ◇調理担当の受刑者はどのように決まる? \\
 ◇管理栄養士の1日の仕事のスケジュール \\
◆刑務所の管理栄養士になった理由 \\
 ◇普段の仕事の中で意識していること \\
 ◇管理栄養士の仕事のやりがいや取り組みたいこと \\
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\end{array}
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受刑者の献立はどのように決められている?

刑務所の食事(ムショ飯)の朝食:さけ味付フレーク缶、味付のり、味噌汁(白菜)
朝食:さけ味付フレーク缶、味付のり、味噌汁(白菜)

刑務所での献立は管理栄養士さんが考えています。1ヶ月前までに、1日3食を30日分など、翌月の1ヶ月分の献立を決めるそうです。

この献立を決める際には、以下のような条件があります。

  • カロリー

  • 出せないメニュー

  • 予算

1日の摂取カロリーは受刑者全員が同じではない

刑務所の食事(ムショ飯)の夕食:肉団子と野菜のスープ煮、もやしサラダ、わかめスープ
夕食:肉団子と野菜のスープ煮、もやしサラダ、わかめスープ

カロリーは、おかずと主食でそれぞれ決まっていて、おかずは1日1,020kcalです。おかずに関しては、作業内容に関わらず一律で、受刑者全員が同じカロリーのものを食べています。

一方、主食は受刑者によって異なり、1日1,600kcalや1,300kcalなどに分かれています。この差は受刑者の体格や年齢などではなく、受刑者が従事する刑務作業の内容の違いによるものです。

たとえば座り仕事の多い室内作業を行う受刑者と比較して、木工や立ち仕事に携わる受刑者はエネルギー消費が高いので、カロリー量の多い主食が割り当てられます。また、冬季に除雪作業を行う受刑者も、その負担に応じて高カロリーの食事が提供されるようです。

なお、主食は量が違うだけで、ご飯(白飯に麦飯が混ざったもの)がパンに変わるなど、メニューそのものが変わるわけではありません。

刑務所では出せないメニュー

一般的にはよく食べられているメニューでも、使用する食材や調味料などによって、刑務所では出せないものがあります。


続きは、東京報道新聞の公式サイトでお読みいただけます。
以下の記事をぜひご覧ください。


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