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MINAMATA-ミナマタ-

病気を治す技術やどこにいても世界の人々と繋がるとても便利な道具であるスマホなど、現在の世の中には凄い技術が沢山できている。生活をするのは、とても簡単になっている。お金さえあれば、苦労して生活をしなくて済んでいる。しかし、こういった生活の裏側に環境破壊や人間への悪影響が与えられている。毎日の必需品を作り続けるには、汚染物質が空気などに入り込んでしまい、場合により、人体にも汚染物質が入り込む。残念なことに、ある商品やその他を作成するのは危険だと認識していても、商品を開発し、莫大なお金を入手する目的で危険物の使用をする会社がある。

必要な処理を行えば、多少危険物を扱っても、大きな問題が起きなくて済む。しかし、そこまで正しい行為をしない人間が世の中に大勢いるのだ。「チッソ」という日本の化学工業メーカーは、その正しい行為を取らず、危険物の必要な処理を行わなかった。熊本県水俣市を中心に活動しているこの会社が大量のメチル水銀化合物(有機水銀)を海や河川に排出し、そこに生息する生き物などが害ある危険物へと変化していった。水俣市に在住する大勢の日本人が汚染された魚などを摂取したため、「水俣病」と言われている残酷な病気に掛かってしまった。その事件の真実を再現したのは「MINAMATA-ミナマタ-」という洋画。

世界に起きた非常に悲しい出来事を焦点にしたこの洋画は、多くの人が鑑賞すべきだ。有害な物質が体内にあるとどういう変化をもたらすのか知るのが大切だが、大手企業だからといって信じるべきではない。そして、原子力発電所などの危険性を考えさせられる機会にもなる。何ヶ国に人間が化学的な被害を受け、その国や国の一部に在住できないほど大きな事件が起きてしまった。それでも、今だに危険物質を発する機械や施設が次々と設置させている。安全な選択肢があるにも関わらず、お金目的で危険物質を発する政治家がいる。世界の意識を変化させるしか安全な世界を確保することができない。

水俣市での事件を踏まえ、2011年に福島県で起きた原子力発電の事件を改めて考えると、福島県で育った野菜などが無害で食べられると証明していても、非常に食べにくくなってしまう。日本産の物はどれも優れた物!と発言したいところだが、水俣病で苦しい思いをしている日本人が枚挙に遑がないほどいるので、同様な経験を現代の日本人がしないでほしい。世の中に何が起きているのか隠さず、政治家や偉い起業家などのように事実を否定せず、再び起こさないように残酷な真実を知るべきだ。そのため、水俣病を題材にしたジョニーデップ・浅野忠信・真田広之主演のこの洋画は、貴重な一本。日本の高等学校で学生に鑑賞してもらっても、とても勉強になり、学生は将来的にどう生活していくか良い変化をもたらすはずだ。

昨日「MINAMATA-ミナマタ-」という洋画を映画館で鑑賞し、熊本県水俣市で苦しんでいる日本人に同情した。その上、世界の人々が害のある様々な物質で苦痛な思いをしなくてもいいように日常的にできる活動をしていきたい。映画は世界に沢山のメッセージを伝えている。日本の大手企業の一社の勝手な行動はある街をどう変化させたのか、その行動により、地元人はどういう思いで毎日生活を送らなければならないのかそのメッセージを伝えているこの映画は、時間のある時に鑑賞してほしい。

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