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シンプルに考える、というお話。

ハロー、こちら東京メタルシティです。
雨降る春の土曜日、雨の音を聞くのは嫌いではありません。集中出来る成分と、眠くなる成分が混ざった絶妙な音楽だと思います。
コーヒーでも飲みながら少しお話しましょう。

今日の話はとてもシンプルで、「シンプルに考える」ということをシンプルに述べたいと思います。

我々が何かの動作をするときに、意識はしないものの実に複雑な動作の指令と動作をほぼ同じ瞬間に実行しています。
例えば、自転車とかも乗れるまではそのオペレーションを細かく練習したり、補助輪つけたりしてようやく漕げるようになる訳ですが、漕げるようになった後は動作のことを考えなくなりますね。

そうやって一つ一つの動作を意識下に上げて取り組み、また無意識下で出来るように慣らしていく、そういう作業が「シンプルに考える・取り組む」ことの根っこになります。

ギターを弾く話も同じようなもので、もう自由になってる部分と、自由になってない部分があります。
試しに一旦ギターを置いて好きな曲を掛けながらエアギターをしてみましょう。
きっとかなり自由自在に弾けるはずです。
まるで本人くらいの感じに出来るんじゃないかな。

そのあとにギターを持ってみると「あれ?」って思うわけです。不自由じゃん!!って。
じゃあどこら辺が自由だった時と違うのか、そういうことを考えるのがシンプルに考えることの意味だと思います。

人間の身体も意識もほぼ必ず『できない方』に釣られます。例えば速弾きとかも右手なのか左手なのか、必ず出来てない方の動作につられる傾向があると思います。
そういう所を一つ一つ見つけて、ただ見つめてみるだけでも良いんだけど、取り組んでいくのがシンプルに考える・取り組むということだと考えてます。

何気なくやってることでも実はかなり複雑な動作と意識の産物だと気がつくと、かえって取り組みもしやすくなります。膨大なものを膨大と気付かず、複雑なものを複雑と気付かず、そのまま取り組んでるとかなり負荷が高く達成感も得にくくなるのでぜひ意識してみてくださいね。

ボクらの日常は大変に複雑で膨大なわけだけど、それだからこそ鮮やかで面白いものなわけです。
世界も、自分自身も。

東京メタルシティより愛を込めて。


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