欲が出てくると成長の証、というお話。
ハロー、こちら東京メタルシティ。
木曜の夜12時を回ったところ。もう秋分だって。
今年の夏は暑かったような雨が多かったような、ですね。
季節の変わり目、風邪引かないようにね。
お茶でも飲んで少し話をしましょう。
楽器をやってて上手くなることって一体どういことかって、
「何かが出来るようになる」ってのと一緒に「何を出来ていないか」というのを
認識していく作業でもあると思ってます。
やりたいこと、に対して。
少しでも出来ることが「やりたいこと」に届くと、やりたいことへのアプローチが
はっきりしてくるので「足りない」ことも同時にフォーカスされていきます。
これを健全に潰していけるか、潰すというと表現が悪いですが、
出来てないことをボクは「やっつける」感覚でやってます。
お、ここ全然出来てないな、やっつけよう。みたいな。
でも、これがまたイバラの道でして。
大体出来ることが一つ増えると、あ、これ出来てないな、って部分が二つくらい見つかります。
本当はそれそのものが上達なんだけど、やっぱ「出来てない」ことを知るのって
人間ちょっと嫌じゃないですか。ちょっとした考え方のことなんですけど。
実際には「出来てなかった」状態をしっかり認識できるようになってるわけで
明らかに上達の証なんですけど、どうにも上手くいかないのも、
また人間、ですね。
そんな感じで上達の道にはやったぜ出来た!ハッピー!っていうタイミングと、
「全然出来てへんやんけ〜!!!基本的な事が〜!!!!」の繰り返しになってます。
これはおそらく誰でもそう。
なので出来てないことが見つかった時は、自分のことをまた一歩見えるようになったと思って喜ぶのが吉です。
自分って下手くそだなぁ、、、向いてないのかな、、、、なんて思う必要も全くありません。むしろ、そこの部分の解像度が上がってきてるだけなので、
自信を持って「あー、全然出来てない」って思う部分を追求してみるのも良いと思います。
ここ最近、ドラムを始めたことでまたそこらへんの感覚を追体験してます。
あ、出来るようになった!嬉しい!っていうのと、
例えば、タイムが安定しないとか、打音が安定しないとか、
フィル入れようとしたら途端に崩れるとか、
自分で「うわ!下手だな」って思いますが、そこら辺も自分で分かるようになれば
ほぼ道筋が出来たようなものなので、取り組めば出来るようになると思ってます。
ふとした「考え方」ですが、練習していて自分の「出来ていないこと」ばかり
目について手が止まってしまう方、ぜひ取り入れてみて欲しいと思います。
それは実際は成長した「欲」(いい意味だよ)だと思ってます。
東京メタルシティより愛を込めて。