練習の効果を実感する期間と目標のお話。
ハロー、こちら東京メタルシティ。新年度のお昼すぎです。新しい春が始まりましたね、何か楽しいことしましょうか。
散歩しながら少しお話ししましょう。
よく聞く話で。練習はどれくらいしたら良いのかとか練習の効果がなかなか感じられないとか、練習したからといってすぐ出ないことが悩みというパターンがありますね。
では、そういう時になぜ出口を実感出来ないのか、ということですが、大体の場合は『出口を設定してない』ことと、『そもそも目標が広範囲すぎる』のが原因だと思ってます。
楽器の動作はだいたい『慣れる』『動きや音を覚える』『(応用的に違う場面で)それを用いて演奏出来る』の順だと思いますが、
練習の効果が感じられないと思ってる方の多くはこれらを同時にやってることが殆どだと思います。
まずはその弾きたいフレーズなんかをよくとにかく聴いて楽器を持つ時にリズムやメロディを口ずさんで手を動かして見て慣れる、次に楽譜なり耳コピなりでフレーズを細かく分解して覚えたものを組み立てる感じで練習する、そしてテンポが違ってもそれらがズレなく弾ける(テンポやビートを感じながら弾ける)、というような感じで練習の段階をバラして考えるのがいいように思います。
練習というより『取り組む』気持ちですね。
スケッチなんかと近いと思いますが、まずは細かく観察して各部分の構造を意識しながら、っていうのが準備段階だと思います。
あとは期間を大体3ヶ月で一つの動作や曲のフレーズ、みたいな感じでやってくと割りと練習の効果は感じやすいと思いますよ。
練習の質を作るのは間違いなく量なので、出来るだけ正確に時間を重ねられるかが大事だったりします。大人は時間なかったりするので特に、ですね。
すぐ弾けるようになりたい、広範囲を自由自在にひけるようになりたい、これは誰しも思うものだけど、だからこそ細かくバラすことと、練習にも段階があることを意識すると、かえって近道というか、いろんな事が繋がっていきながら息長く取り組めると思います。
ぜひお試しあれ!
東京メタルシティより愛を込めて。