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【フォローアップQA】(株)ソルクシーズ-3.16開催IRセミナー

先日開催いたしました3.16のIRセミナー、お陰様で多くの方にご視聴いただきました。皆様からは多くのご質問を頂戴いたしましたが、お時間の都合上、全てのご質問にお答えすることができない状況となっておりました。

そこで今回、ご参加いただいた(株)ソルクシーズのIRご担当の方々より、当日お答えできなかったご質問のご回答をいただきましたので、以下に掲載させていただきます。
当日の動画と合わせ、ぜひご覧ください!

▼当日の動画はこちら

【フォローアップQ&A】(株)ソルクシーズ

企業名:株式会社ソルクシーズ(東証スタンダード ・コード:4284)
出演者:代表取締役社長 秋山 博紀 氏
企業概要:当社グループは、SI(システムインテグレーション)ビジネスとストックビジネスの両輪でお客様のビジネスを支援しています。これら既存のビジネスに加え、「デジタル・トランスフォーメーション( DX )で日本のビジネスを導く」をミッションに掲げ、「FinTech」、「クラウド」、「IoT」、「AI」、「CASE」などの技術を駆使したビジネスの創出にグループ全体で注力し、更なる企業価値と業績の向上に努めています。


Q.社名の由来を教えてください
A.社名の「ソルクシーズ」は、アルファベット表記で“SOLXYZ” と書きます。 SOLXYZ とは“solution” と“xyz” を合成したものであり、究極の問題解決を提供したい、という願いが込められています。

Q.今後の還元方針(配当性向等の考え方)を教えてください
A.
当社は現時点の予想PERで16倍前後であり、業界平均の20倍前後と比較しても低い状況です。この理由は、①売上高の増加率が限定的である事、②クラウド事業の投資等により経常利益率が10%に到達していない事、③当社の事業が一般的なSIerと大きくは変わらないものとして見られている事、以上3点が大きいものと認識しております。①はM&Aによる拡大の機会を、②はクラウド事業の開発投資が収束し、今後は営業注力による収益貢献が可能となる点を、③はグループ会社の魅力をそれぞれ発信する事で、株価向上に繋げてまいります。

Q.海外展開について、競合・ライバルとして意識されている企業があれば教えてください。
A.
海外進出については、自動車教習所向けソリューションを手掛けるノイマン社のベトナム進出を中心に進めております。進出する商材にもよりますが、同社のベトナム進出における競合は、現地の自動車教習所になるかと思います。彼らに対しては、我々が日本式のクオリティの高い教習とサービスを実現する事により、差別化を図っております。

Q.業界動向を含め、競合他社はどのような企業でしょうか?
A.
当社は中長期の成長戦略として、「専門店化」戦略を掲げております。これは例えばFinTechやCASE、IoTなど、各子会社がそれぞれ最も得意とする先端IT領域に特化・集中して事業を行うことで、各子会社が各業界のトップランナー企業として成長していく、という戦略です。この戦略に基づき、各子会社が各々の領域で尖がった部分を発揮できております。先端IT技術業界において、これだけ幅広い領域にわたるトップランナー企業を擁する企業は極めて少ないため、競合する企業は無いものと考えています。この経験知・ノウハウが評価され、近年はクレジット・銀行の業務系などの領域において、当社に手伝ってほしいと名指しでご依頼いただくことも増えております。

Q.Fleekdrive(フリークドライブ)の事業について、国内企業の競合が存在せず、競合として挙げるとすれば海外ユニコーン企業であるとのことですが、御社と海外ユニコーン企業のシェアがそれだけ堅固ということなのでしょうか?
A.
当社が挙げた海外ユニコーン企業の強みは、一早く日本市場に参入し、大手企業とのパートナーシップを展開している点にあると考えております。対してFleekdriveは国産クラウドとして、日本の法改正にきめ細かく対応する事で使いやすさをアピールしており、その点が他のサービスよりも評価されている点だと認識しております。

Q.人材の採用状況や教育施策、従業員の定着率について教えてください。
A.
大きな傾向として、3年以内に馴染めない方が退職する事もあるのが実情ですが、3年を過ぎると退職者が少なくなる傾向にあります。教育については、独自の教育プログラムを用いた「ソルクシーズアカデミー」を通じた社員教育を行うなど、自分のペースで学び直しが出来る仕組みも用意しています。エンジニアにとっては自分のスキルを上げる環境が整っているため、定着率も非常に良い状況と捉えております。

Q.グループ会社の数が多い印象ですが、何かご方針等があるのでしょうか?
A.
当社は創業来、ビジネス・技術が将来的に伸びるであろう会社やメンバーに早期にお声掛けし、集まって頂いて会社を作ってもらうことで、グループ会社として円滑な事業展開を行ってきたという経緯があり、それぞれオンリーワンの技術を持った集団が、会社の立ち上げ時からソルクシーズと一緒に取り組んでおります。各子会社をソルクシーズの中に取り込んでしまうと、彼らの自主性が損なわれてしまったり、尖った部分というのが見えづらくなり、事業展開で影響が出ることも考えられるため、現在はソルクシーズグループとして、事業を進めております。

Q.eスポーツへの展開と今後の成長性について教えてください。新たな収益の柱になるとお考えでしょうか?
A.
eスポーツを展開しているeekでは、専門学校と提携したイベント開催などコンサル事業を展開しています。eスポーツに特化したマッチングサイトも運営しており、今後エージェント業務などを拡大していく予定です。
直近では、新たに地方創生に寄与するソリューションのパッケージ化に着手いたしました。収益貢献に至るには少し時間を要する状況ですが、業界での知名度は確実に向上しています。

Q.システム開発事業は、安定したストック収入が主なのでしょうか?
A.
システム開発事業については、エンジニアを開発現場に派遣するもの、システム保守といった安定売上の他に、一括で開発を請負う際の売上等が主要な部分です。比率としてはエンジニア派遣が大きいものの、保守部分はストック型の安定した収益に当たります。

Q.ノイマン社が手掛ける自動車教習所のデジタル教習原簿の今後について教えてください。教習所だけでなく、その先にある将来的な事業展開についても詳しく教えてください。
A.
現在警察庁により、新しい運転者管理システムによる申請、届出、報告等のオンライン化計画が進行しており、今後、国内の自動車教習所におけるデジタル化、DX化への動きはより一層活発になると思われます。ノイマンはデジタル教習原簿(N-reco)だけでなく、今後もこの「自動車教習所DX化計画」を進めてまいります。また、マーケットの拡大を目的に2015年よりベトナムの自動車教習所を運営しており、ノイマンのソリューションをローカライズ化して展開しています。今年度からベトナム国内の横展開を開始しており、今後もASEAN諸国への拡大を図ってまいります。

Q.中期経営計画は毎年更新されるご方針でしょうか?毎年更新される計画に果たして大きな意味があるのでしょうか?
A.
当社は従来のSIビジネスに加え、変化の激しいストックビジネスとの両輪で事業を展開しているため、現行は毎年中期経営計画をアップデートしております。
今後、ストックビジネスが安定した暁には、3ヶ年などの長期的な計画数値をもって、経営してまいりたいと考えております。

Q.今期は人件費の増加により減益の予想ですが、人件費の増加を吸収したうえで成長を実現している企業もある中で、減益予想となっている要因を教えてください。
A.
今期は堅調な需要に基づき増収の計画としておりますものの、今期は需要獲得のための人材投資を積極化すること、成長ドライバーの一つであるFleekdriveにおいて、機能開発を優先することにより黒字化が先送りとなったこと、以上から利益率が低下することとなるため、減益予想とさせていただきました。

*いただいたご質問については、公開に際し一部内容を改変のうえ掲載させていただいております。何卒ご容赦ください。


以上となります。
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