イベルメクチンとパンデミック その3
イベルメクチンで感染が防げるのか?
ここまで読んでくださった皆さんの一番の関心事は、
「本当にイベルメクチンを飲めば罹らないのか?」
でしょう。イベルメクチンに感染予防効果はあるのか?
あります。
が、1錠飲んでおけば99%感染しないというような魔法の効果は、残念ながら消えてしまいました。新型コロナウイルスが発生してから3年。ウイルスと人間の免疫力がそれぞれに変化した為に、一律には語れなくなったのです。我が家の例でお伝えします。
我が家の場合
7月に下の子が濃厚接触者に
同居の娘(下の子)は都内の会社に勤務しており、月に2、3回出社する以外は在宅で仕事をしています。娘は、夏の波が立ち上がった7月第2週の金曜日に出社し、仕事帰りに外食をしました。後輩のAさんと友人のBさんの3人で居酒屋で食事をし、アルコールも少し飲みました。翌日の夕方、Aさんから「発熱して自宅の抗原検査キットで調べたら陽性だった」と連絡が入ります。私は、ウイルス暴露から24時間以内にイベルメクチンを飲めば発症確率が小さくなるという文献を想い出し、すぐにスプーン1杯のバターとイベルメクチン(12mg)1錠を飲ませました。
結果、娘は感染しませんでした。ウイルス暴露から2日目と5日目に木ノ下のPCR検査で確認しています。私達夫婦も症状無しです。
友人のBさんには、宅配便でイベルメクチンを送りましたが、娘より半日遅れの服用となってしまいました。ウイルスの暴露から36時間が経ったことになります。Bさんは45時間くらい経った頃に症状が現れ、発熱外来で陽性が確定しています。イベルメクチンの服用は、発症前の36時間後に1錠、陽性が確定した48時間後に1錠、72時間後に2錠飲んでもらいました。
38℃の熱が半日、喉の痛みが数日ありましたが、1週間後に陰性を認定されて後遺症はありません。
後輩のAさんには、イベルメクチンを送ろうか?と尋ねたのですが、断られました。自身で抗原検査を使った後、週明けに発熱外来を訪れて陽性と認定され、自宅に籠りました。高熱が2~3日続いたそうです。
⇩ 東京都新規感染者数(6月12日~10月25日)
9月末に上の子が感染
上の子は息子で、都内で夫婦二人暮らしです。9月末にタイへ出張し、帰国時に感染が判りました。予防としてイベルメクチンを出国日に1錠、帰国日に1錠飲んでいたそうですが、効かなかったことになります。
帰国する日にバンコクで3人の方と会っていますが、どなたも感染していません。なので、考えられる感染経路は、空港 or 移動中の街中 or 飛行機の機内です。
帰国手続きの際に喉に違和感を感じて申告したものの、「タイは検査対象国ではない」という理由で何の検査もしてもらえなかったそうです。
翌日、37℃の発熱。自分で発熱外来を探して受診し、陽性と告げられました。処方薬は、宅配便で翌日配送されましたが、解熱剤のロキソニンと抗生物質、鼻炎の薬とビタミンCだけでした。
イベルメクチンは、予防で1錠、陽性が確定した日に2錠、翌日に2錠、飲んでいます。高熱は出ませんでしたが、強い喉の痛みが2~3日残ったそうです。尚、息子はワクチンを3回打っています。
二人の違いは?
なぜ、娘にはイベルメクチンが効いて息子には効かなかったのか?
はっきりとした理由は不明です。
遺伝的体質の違い、
ワクチン接種歴の違い、
ビタミンや亜鉛の接種量の違い、
曝露したウイルス量の違い、
そして、ウイルスの株の違いが考えられます。
前述のFLCCCのサイトを読むと、新型コロナウイルスの変異が進むにつれてイベルメクチンの効果は下がっており、イベルメクチンの服用量が増えています。また、ワクチンを打った為に、感染すると役に立たない抗体がたくさん作られてしまうので、その分、体内でのイベルメクチンの消費量が増えるのだと思います。
つまり、ワクチンを打った回数が多い人ほど、イベルメクチンを早めにしっかり摂った方が良いのです。
冬の波が来る
変異株のスープ
地上の全人口の半分、先進国の8割の人がワクチンを打った為に、新型コロナウイルスはワクチンで作られる抗体をすり抜けるように変化していきます。オミクロン株には無数の系統が出現していますが、全ての変異株は感染力が上り、ワクチンを打っても、過去に感染していても関係無く罹ります。
世界は新型コロナウイルスで汚染されてしまいました。ウイルスは空気中や下水中に存在します。そして、野生動物や家畜、ペット、人間の体の中で増殖して更に変異を遂げて排出されています。
「我々は変異株のスープの中で暮らしている」
これは、ウイルス学者が言った言葉です。もう、新型コロナウイルスが存在しなかった時代に戻ることはありません。
下のイラストは最新のオミクロン変異株を派生別に描いたもので、XBB(グリフォン)とBQ1.1(ケルベロス)の二つが注視されています。不思議な事に、アジアではXBBが、ヨーロッパではBQ.1.1が広がっていますが、地域で違う理由はわかっていません。
既に終息傾向が見られる国もありますが、この冬の波が現在の株で終わるかどうかは不明です。各地域でXBBとBQ.1.1が交代して増えるかもしれませんし、或いは新しいキメラウイルスが誕生して猛威を振るうかもしれません。ウイルス学者らは「全く予測不能。終わってみないと判らない」と、お手上げ状態です。
⇩ オミクロン株の変異株
⇩ 新規感染者数推移。シンガポールと日本
⇩ フランスの新規感染者数
今、世界で何が起きているのか?
以前の記事で書いたように、mRNAワクチンを打った人は新型コロナに感染し易くなり、重症化し易くなり、死に易くなります。また、免疫力が下がって病弱な体質に変わるので、たとえ新型コロナでなくても他の病気に罹り易くなります。当然、一部の人は回復せず、働けなくなるか最悪は死にます。
これが、ワクチンをたくさん打った国では超過死亡率が異常に高くなり、オミクロン変異株の流行と同時に死亡者数が増えている原因です。先進国ではどんどん人が死に、出産率が低下し、人口が減っています。ワクチン接種率が低い発展途上国には、そのような現象は見られません。
⇩ イスラエルの新型コロナの死亡者数
⇩ 日本。超過死亡とワクチン接種キャンペーンは連動している
疫学の歴史を紐解くと、新しい感染症が無害になって定着するまでには数世代を要します。最初は老人が死に、次に健康な若者が死に、最後は子どもや赤ん坊が死んで、免疫力を持つ人間だけが生き残ります。無害にならない感染症、例えばペストやチフスなどは、人の生活様式が変わるタイミングで駆逐されました。つまり、ペスト菌やチフス菌は地上から消えたわけではなく、人々の生活が豊かになって寝床にノミやネズミがいなくなり、下水道が整備されて清潔な飲料水が飲めるようになったので感染する人が激減したのです。このセオリーは絶対です。
しかし、新型コロナウイルス(SARS-Cov2)は自然のウイルスではありません。ウイルスが無害になる確率は小さく、新型コロナウイルスの脅威はまだ続くでしょう。その上、人類の半分が打ったmRNAワクチンのせいで、個人の免疫力に大きな差ができてしまいました。例えば、ワクチン接種率が低い発展途上国の老人と高接種率国の子どもで比べると、子どもの方が免疫力が強いとは言えなくなっています。
オミクロン株は若者と子どもに感染が広がりますが、今の変異株はその傾向が顕著です。小学校や幼稚園、保育園で感染が広がり、重症になって入院する子が増え、亡くなる子も出てきました。入院する子どもは、新型コロナウイルスだけではなく、複数のウイルスに感染しています。なぜ、こんな事が起きるのか、誰も説明できません。
⇩ 「全米で子どもの呼吸器疾患の病気が増えていて、小児病床の使用率は70%。コネチカットの子供病院は患者の急増で野外にテントを設置した」というニュース
⇩ カナダのオンタリオ州では小児病棟のベッドが満床になり、遠方の病院へ入院させているという記事
https://canadatoday.news/on/some-ontario-childrens-hospitals-transfer-children-far-from-home-83013/
⇩ 「スイスの小児ベッドは満床。みなさん、マスクをつけて」
日本が心配
日本でも複数の変異株が検出されていて、今の段階ではどの株が流行するかわかりません。ただ、第8波は、感染者も重症者も第7波を軽く上回るだろうという点で、専門家の意見は一致しています。
⇩ GISAIDより
先日、政府が新たに感染対策案を打ち出しましたが、絶望的に愚策です。
第8波のピーク時の感染者を1日75万人と見込んでいて、そのうち30万人が外来受付となっています。夏のピーク時では1日26万人が発熱外来へ殺到してパンクしました。大丈夫でしょうか?
残りの外来に行くのを禁じられた人達、45万人は、新型コロナウイルスか否かを自分で判定することになっています。でも、45万人分の抗原検査キットを、毎日どうやって配布するのでしょうか? 市販の検査キットを使う人が出てくるでしょうが、市販品の中には恐ろしく精度が低いものが多く、最悪、陽性者の半分が偽陰性となります。偽陰性の人から感染が広がるのは「想定内」なのでしょうか?
また、自分で検査をして新型コロナ陰性だった人は、オンライン診療か電話診療を受けることになっていますが、PCR検査をせず、対面診療もせずに発熱の原因を特定できる医者はいません。医者が抗議しています。
更に、「健康フォローアップセンター」を診療の代わりとするようですが、感染者が増えてアクセスできなくなる可能性には触れていません。対処できるのでしょうか?
きっと、この冬は地獄になるでしょう。
⇩ 政府が予定している新しい新型コロナウイルス対策
症状が悪化してもほとんどの人が診察にまでたどり着けない
⇩ そもそも、実現可能とは思えないというツイート
https://twitter.com/Rrenzokutai/status/1580711988996747264
イベルメクチンを準備しよう
私の体験
私は、家族が熱を出した時や濃厚接触者になった時にイベルメクチンを飲むようにしています。今年の9月までに3回飲みましたが、副作用はありませんでした。
イベルメクチンの効果を感じたのは10月の初旬に膀胱炎になりかけた時です。コーヒーの飲み過ぎで胃が荒れて、珍しく食事が進まなくなった後、排尿後に違和感を覚えました。数十年前の記憶が蘇り、激痛になる前に病院へ行くべきだと思いました。が、処方される薬を考えると躊躇してしまいます。私は抗生物質を飲むと必ず胃が痛くなるのです。せっかく痛みが取れてきたのに、またか、と・・・。
その時ふと、友人が抗生物質の代わりにイベルメクチンを飲んだという話を思い出しました。彼女は抗生物質を飲むと便秘になるタイプで、一月の内に2回も抜歯するはめになった時、二度目の抜歯後はイベルメクチンで乗り切ったと聞いていたのです。(1錠(12mg) × 2日 )
良い機会ですので、試してみました。
イベルメクチンは脂溶性です。血中濃度を早く上げたい場合は、油と一緒に飲んだ方が良いので、スプーン山盛り1杯のバターの上に12mを1錠乗せて飲みこみました。2時間ほど経った頃、身体の芯が暖かくなりました。固まって動かなかった胃と腸が緩んできたように感じました。そして、排尿痛はきれいに消えていました。身体の異常は全くありません。
「取りあえず、イベルメクチン」
今度の変異株には薬がありません。アビガンやモルヌピラビルといったウイルスの増殖を抑えるポリメラーゼ阻害薬の中で、XBBやBQ.1.1に有効と判断された薬はありません。頼みのモノクローナル抗体治療薬は、変異株が出現したばかりなので開発が間に合いません。つまり、この冬は、新型コロナに感染して診察を受けられたとしても、効く薬はないのです。
だったら、イベルメクチンを飲んでみようと思いませんか?
イベルメクチンには感染を予防する効果があることは知られていましたが、つい最近、イベルメクチンは服用した人の中和抗体を増やしていることがわかりました。
私達の体は、ウイルスや病原体に感染すると免疫が働いてたくさんの抗体を作りますが、そのうちの、ウイルスや病原菌と細胞の間に入る中和抗体がとても重要です。北里大学の植松先生の研究によると、新型コロナに感染後にイベルメクチンを投与された人は、投与されなかった人の数倍の中和抗体が作られていたそうです。つまり、イベルメクチンにはワクチンと同じのような効果があるのだと思います。だったら、リスクがある上に株が変われば効かなくなるmRNAワクチンを打つ必要はないですよね?
良く知られたイベルメクチンの効能として、イベルメクチンはウイルスや病原菌が増殖するのを阻止する力があります。(ワクチンは細胞に入ったウイルスには無力です)いわゆる、プロテアーゼ阻害薬と呼ばれる薬と同じ仕組みで、ウイルスや病原菌の増える時に遺伝子情報をミスコピーさせて増加を止めるのですが、新型コロナ用に売られているプロテアーゼ阻害剤と違って、イベルメクチンは変異株や型を問いません。それどころか、新型コロナウイルス、インフルエンザ、RSウイルス、手足口病、なんでもOKです。また、高用量でなければ、アビガンのような催奇性(癌になる可能性、妊婦が飲むと障害児が生まれる可能性)は認められていませんので、子どもも飲めます。(妊婦への安全性は不明)
それに、ウイルスだけではなく細菌を殺す力もあります。なので、例えば、「子どもが発熱してイベルメクチンを飲ませたけど、検査したら新型コロナじゃなくて溶連菌だった!」というケースでも、慌てる必要はありません。
加えて、炎症を抑える力がありますから、解熱剤や強力過ぎるステロイド剤を飲むより安全です。
最後に、自然免疫を助ける働きが見込めます。新型コロナウイルスとワクチンは人の免疫力を下げますが、イベルメクチンには免疫細胞をサポートし、人の持つ自然治癒力を上げる力があるのです。
決して無理強いはしませんが、診察に辿りつけそうにない時は、とりあえず、イベルメクチンを飲むことをお薦めしたいです。
でも、自己責任でお願いしますね。
⇩ 華さんのスペース
⇩ 北里大学の花木先生がイベルメクチンの効能を説明したPDF
https://watch.ivory.ne.jp/redirect/Hanaki-file_High-compressed.pdf
⇩ イベルメクチンの作用機序
服用法
「イベルメクチンとパンデミック その2」で紹介した FLCCC Front Line COVID-19 Critical Care Alliance のピエール・コーリー医師は、
「オミクロン株になって、イベルメクチンを2週間に1度飲めば罹らないというような効果は期待できなくなった」
と述べています。
追記
FLCCC のウエブサイトが更新されています。
オミクロン株になり、イベルメクチンの魔法のような感染予防効果は否定されました。感染リスクがある人は、イベルメクチンを予防的に毎日摂ってください。服用量は、一日、体重1Kg当たり0.2mg。
そして、もしウイルス暴露後(つまり、濃厚接触者になった時)や症状が出た時は、できるだけ早くイベルメクチンを 0.4mg/kgを飲み、発熱が収まるまで飲み続けてください。
これは、厚生労働省が承認した疥癬(ダニ)治療に服用量 (0.2mg/kg) の2倍になります。
また、イベルメクチンが効果を上げるためには亜鉛やビタミンC、Dなどが必要ということを付け加えておきます。イベルメクチンを飲む、飲まないに関係無く、サプリメントで上手に栄養を補ってください。
詳しくはFLCCC のウエブサイトをご覧ください。
⇩
イベルメクチンには用量依存性があります。用量依存性とは、投与量を増やせば効果が見込めるというもので、ウイルスの曝露量が多い時や重症者には投与量が増やされます。
大村教授は8倍まで増やしても副作用はない(0.2mg/kg × 8 )とおっしゃってますし、卵巣癌の手術では11倍(0.2mg/kg × 11 ) で副作用なしと報告されています。実際、I新型コロナの重症者には高用量の投与が行われていると聞いています。
個人が常識的な範囲内で服用するなら、イベルメクチンの副作用はほとんど無いと思って良さそうです。
購入
日本のイベルメクチンは医師の処方箋が必要で1錠(3mg)800円ほどですが、自由診療だとその数倍になります。
個人輸入代行サイトを利用すれば、海外のジェネリック薬が買えます。送料込みで1錠140~150円です。偽物もありますが、インドの大手の製薬会社なら大丈夫だと思います。ただ、注文してから14日~20日ほどかかりますので、お早めに。
イベルメクチンとパンデミック
最後に、この記事の題名を「イベルメクチンと新型コロナウイルス」としなかった理由を書きます。
イベルメクチンは、寄生虫だけではなく感染症全般の治療薬として非常に優秀です。エイズ、デング熱やジカ熱、西ナイルウイルス、マラリアなどの研究が行われていました。また、癌の治療薬としての研究も進み、前立腺癌、卵巣癌、乳癌、肺癌、胃癌、子宮頸癌、メラノーマ、白血病などには高い効果が認められていました。しかし、最近になってそのような研究がパタッと止まってしまいました。
なぜでしょうか?
理由は、全ての研究がビル・ゲイツや彼の関連財団からの資金で行われていたからです。ビル・ゲイツにとって、イベルメクチンは目の上のタンコブなのです。誰もが認める存在なのに、邪魔で仕方が無い。
「イベルメクチンさえなければ、治療薬やワクチンは作り放題で大儲けできるのに!」
と、思っているでしょう。
⇩「イベルメクチンはエイズウイルスやデング熱ウイルスの増殖を止める」という論文。2012年。
⇩ イベルメクチンがマラリアの予防になるという論文
⇩ イベルメクチンで卵巣がんを完治したという2017年記事
⇩ 今年4月にシュワブが訪日し、岸田と会談
自民党は奴らの言いなり
今、mRNA技術を使った癌の治療薬や癌ワクチンの開発が始まっています。ワクチンで病気になった人がmRNA薬剤で治療を受けるなんて、正気の沙汰とは思えません。が、近々、製薬会社の息がかかった病院でmRNA薬剤が処方されるようになるでしょう。
なぜ、製薬会社がmRNA技術にご執心なのか、ここでは書きません。ただ、皆さんには、これ以上、騙されないで欲しいのです。
イベルメクチンは日本人の大村教授が発明した、世界を救う薬です。今は処方のハードルが高いですが、いずれ、皆が知る日が来ます。だから、自分の健康を守る為に、今からイベルメクチンを薬箱に備えておいてください。
どうかお願いいたします。
イベルメクチンとパンデミック その3 (終わり)