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イタリア周遊
「どうしよう、私半年も勉強したのに、イタリア語を全然喋れない…」
深刻にロシア人の親友に相談したところ
「それでもフィレンツェを観ておいで」と背中を押され、
3ヶ月もある長い長い夏休み、
フィレンツェの語学学校にひと月の遊学をしました。
https://www.scuola-toscana-jp.com/(1校目の語学学校はこちら)
ただ単に、イタリアのワインを飲みつくしたかったからです。
毎晩、ホストマザーとワインを2本開ける日々を送り、
語学の授業はそこそこに、美術のレッスンにばかり精を出していました。
このマンマ(ホストマザー)がモデルみたいに綺麗で凛として、キューバをこよなく愛する格好良い女性なのです。
また一緒にワインを飲みたくて、あのお城のようなお家で暮らしたくて、春に二度目の遊学を果たしました。
レッスン以外の時間は、マンマとFerraraと言う街の美術館に出かけたり、バルコニーの大きなブランコに寝そべりながら、5歳児アレッサンドロと一緒に絵本を読んでいました。
あとは、『地球の歩き方』危険情報でお馴染みの、ミケランジェロ広場の露出狂に遭遇し、逆に全力疾走で追いかけまわして遊んだり
Fiezoreの遺跡で日がな一日、ノラ猫と日向ぼっこしたり。
https://adg.it/en/(2校目の語学学校はこちら)
2週間、春のフィレンツェを堪能したので、
今度はイタリア半周(ローマ以北)の旅に出ました。
LCCで1000円の格安航空券で渡航したのだけど、
道中で乱気流に飲まれ
絶叫マシーンかと思うほど機体が揺れました。
乗り合わせた人々は大騒ぎして動揺していたけれど、
私は黙って死を覚悟しました、
「クレカ付帯の保険がいくらおりるかな」と。
無事に着陸できた時、
客室乗務員と乗客全員が拍手喝采し、口笛を鳴らし、抱き合って生還を喜び合いました。
きっと彼らは母国がサッカーのワールドカップで優勝するより喜んでいたと思います。
ローマ以北のイタリア全土をひとりで半周したんだよ。
ローマもミラノもヴェネツィアも素晴らしかったけど
やはり畢竟ラヴェンナの教会モザイク画です。
目を瞑ると、未だに見えるの。またたく天井画。
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