何か間違った国境越え
えらく心の動揺してしまう出来事があったため、
もうここには居られない!と「100万円と苦虫女」みたいな心持ちで、ボリビアとペルーの国境を跨ぎます。
私は未だ、この方法が正しかったのかどうか、自分では定かではありません。
ラパスからクスコ行のバスに乗りたかったけど、既に時遅しの朝8時の便しか出ていないそうなので、
「そうだ、(中間地点の)プーノ行こう」と決意。
プーノはかの有名なチチカカ湖の最寄りの町です。「マンコ・カパック・イン」という宿が、なんとなく面白そうなのでこの町にしました。
まず、ラパスの正規のバスターミナルではなく、ペルー方面のミニバスが集まる通りに行きます(お墓の近くです)
立派な観光バスが並んでおりますが、それらはスルーして、なるべく小さな乗用車に話しかけます。
17ボリでコパカバーナ行の車が捕まったので、売店のエンパナーダを食べながら出発を待ちます。
バックパックが車の屋根に麻糸で括り付けられたのを見届けます。ちょ、野ざらしって心もとなさすぎでしょ!
道中、チチカカ湖を眺めながらお昼寝などしていたら、隣のおじいちゃんに起こされます。
「全部荷物を置いて外に出ろ」だそうです。イミグレーションかしら。
おーっと、皆が1ボリのチケット(手作り)を買っているので何かと思ったら、船に乗るようです。
船乗ったー!ここがボリビアとペルーどちら側なのかも分かりませんが、とにかくチチカカ湖を渡った模様です。
船を降ろされて、暫しぼーっとします。どこいっちゃったんだろう、私のバックパック。
ふと湖を見おろしたら、なんとさっき乗っていた車も船に乗せられてるー!お帰りなさい運転手さん、お帰りなさいバックパック!
対岸で、少しだけ車に乗ったらコパカバーナに到着。格安白タクなので、アフターケアなど期待してはいけません。
道行く人に「イミグレーションを知りませんか?」と尋ねると、歩ける距離でないくらいまだまだ先と。
タクシーが25ボリと言うのでお願いすることに。余裕で白タクの値段を上回っているけど、ここは国境越えの経験を300円で買うことを決意。安いな!
タクシーの運転手さんにボリビア側のイミグレで降ろしてもらう。出国手続きは9割方がナンパで終わる。
イミグレ横の売店で、手持ちのボリをソルに両替。コカキャラメルをもらう。ありがとう!
目の前の道を渡り、ペルー国境のゲートを通過。やったー!ってなる。
ちなみに入国初っ端に遭遇したのは、家畜(羊とか豚とか)でした。ペルー、のどかだなー。
ペルーのイミグレで入国手続き。プーノまでの行き方を聞く。バイタクに乗って、プーノ行のバスを探すらしい。なんて楽勝なの!
国境に停まっている観光バスに「プーノまで行きたいのだ」と告げると「本当は貸切バスなんだけど乗せてあげるよ!」と交渉成立。堂々とした密入国者みたいになる。
なんとプーノのホテル前まで乗せてもらった挙句、手書きの地図など頂く。ありがとうございます!
多分、良いお値段の観光バスを使えば、この工程は全く踏まずに国境越えはできるものと思います。
何が正しかったのかは神のみぞ知る国境越え。
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