ブラオケ的名曲名盤紹介コラム~ブラオケ珠玉の演奏曲集~#5「トランペット吹きの休日」
本日は、8月4日の定期演奏会にて演奏する、ルロイ・アンダーソン作曲の「トランペット吹きの休日」を紹介します!この曲は運動会の曲としても多くの学校で採用されており、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
トランペット吹きの『休日』というタイトルとは裏腹に、休みなく細かく激しいフレーズが続き、主題のメロディーを次々と展開させていくため、最初はシンプルだったメロディーが、曲が進むにつれて忙しくなり、まさに休日出勤のようです(笑)
ところで、こんなにも休日出勤とも呼ばれるほど激しいフレーズが続いて疲れる曲なのに、なぜ『トランペット吹きの休日』というタイトルなのでしょうか?それは、作曲当時の軍隊のトランペット吹きの切実な願いがあります。彼らは毎日決まった時間に起床や食事、就寝などの信号としてトランペットを吹かなければならず、その他の時間には自由に演奏することができなかったそうです(かわいそう…)。
彼らにとってトランペットは仕事のための道具にすぎません。そんな中、『休みの日には思う存分にトランペットを吹きたい』という彼らの願いを表現した曲とされています。休日に好きなように思う存分トランペットを吹きたい!という思いが曲中に表れていますね。
トランペット奏者にとってキツい曲ではありますが、トランペット 3 本が速いパッセージの中で、ハーモニーやユニゾン、ベルトーンなど様々な奏法を繰り広げていて、聴いていても吹いていても楽しい一曲です!
ぜひ定期演奏会へ足を運び、トランペット 3 人によるサウンドをお楽しみください!聴いていて楽しい
気分になるよう精一杯練習していきます。