強くなりたい、とそっと願った日
今日は縁あって、ふたりでHaRUの昔住んでいた地へ赴いてデートしたあと、共通の友達であるシンガーソングライターの10周年ライブにお邪魔してきた。
素敵な歌と、温かい仲間やファンの方々に包まれていたライブだった。
けれど、数々の歌や表現の中にあるダイレクトな詞や人の多さに、私(HiME)は体調を崩してしまった。
私は実は、ひとよりもちょっぴり心が弱い。
しばらく起こっていなかったのに、最近再び、人混みだったり苦手なシチュエーションでパニック発作を良く起こしてしまうようになった。
そういうときは胸がどくどくして眩暈がしたり、息が上手にできなくなったり、手が震えたりしてしまう。
そんな私に、HaRUはいつも自分だけを見るように言って、笑わしてくれたり、手をそっと強く包んでくれたりする。
そういう優しさに私はいつも甘えてしまっているんだなあと、今日はふと気付いてしまった。情けない、そう思った。
HaRUは不器用だけどとっても優しいから、自分が辛くてもできる限りで私を救おうと、温めてくれようとする。
先日HaRUとふたりの将来について話したときにふと、ああ、私の弱さが彼女の将来を狭めてしまっているんじゃないか、と感じたところが少しあった。
そんなところも彼女の優しさなのだけれど、その優しさがいつか無理に繋がってしまわぬように、私は彼女のためにも強くなりたいと思った。
今日のライブで彼女は言っていた。
日本の教えでは、迷惑をかけないようにするように育てられるけど、
インドの教えでは、失敗はしてしまうものだから、人の失敗を赦せるように、救ってあげられるようにというような言葉があるんだと。
私もHaRUが辛いときは、精一杯で尽くしていきたいと思っているししているつもりでいるけれど、果たしてできているんだろうか。
それでもやはり、私はなるべく迷惑をかけず、失敗もおかさずにに生きていきたいと思うのは、私の我儘なのだろうか。
それでも私は、自分のためにも強く生きていくために、これからの自分をそっと願う。今日。
HiME
今日のサムネイルは、私にとって大きくて大切で、けれどときには小さく遠く感じてしまうこともある、大好きな彼女の背中