Revenge from the world
火の勢いが、なかなか燃えてこない。
もっと燃えてもいいはずなのに?
そんなときどうしますか、あなたなら?
って、火起こしの話しですけどね。
こんにちは、アクセサリー作家と旅の音楽家という女性2人によるインテリアブランド「TOKYO BENZAITEN by studio iota label」と申します。
私、旅の音楽家は、
| 薪をぶちこみまくって、風を扇ぎまくって、一気に燃焼させます!
・・・それはもうがむしゃらに、情熱的に。
一方、アクセサリー作家はというと、
| 優しくフーフー(吹く)し続けて、じっくりと待ち、長い時間燃焼させます!
・・・根気が要りそうだなぁ、ずっと座り続けてて偉いな。と思うのです。
これがお互いのスタイル。
ないものねだり。
しかし私生活はというと、これが見事に真逆になってしまうわけなのです。
私、旅の音楽家は、構想も恋愛も、長期計画派。
| じっくりと待ち、長い時間燃焼させます!
→変わらない事って、変わり続ける事だと思ってるんだもん。
・・・会いたい人に会いたいだなんて言い出せないから、足を使うしかない。
一方、アクセサリー作家はというと、恋愛も構想も、電撃直球派。
| がっぷりと四つに組み、日々ぶつかり稽古。一気に燃焼させます!
→会いたい人には、好意をストレートに伝えずにはいられないわよ。
・・・それはもうがむしゃらに、情熱的に。
不思議なもんですよね。
…
アクセサリー作家が出店をしたり、旅の音楽家のバンドが演奏したりしている場所でのこと。
ビルの怪しげなエレベーターはガタガタと揺れながら、
今日訪れる場所【四軒茶屋】まで運んでいってくれます。
三軒茶屋にある隠れ家のライブバー。
ここは、馴染みの場所のひとつです。
「あ、久しぶり!帰国していたの?」
扉を開けると、グランドピアノの前に見覚えのある顔がありました。
「うん、だたいま!来月からまたベルリンに一年間行くんだけどね。
今、やりたい事が溢れていて、その為のお金も時間も、自分の為に使える。 その状態は最高に楽しいわよ!!」
と返す彼女は、私たちTOKYO BENZAITENの共通の知り合いである、世界を旅するヴァイオリン弾きの子でした。
まるで待ちきれない夏が弾け溢れてくるかように、元気に話してくれます。
一度、お互いにガッツリと話し合ってみたいと思っていたものですから、
今日は腰を据えましょうか。
…
さて、
私、旅の音楽家と世界を旅するヴァイオリン弾きの子に共通していた事は、
【長期計画派】
というところです。
ここの感覚が噛み合う人って、なかなか居ないんです。
むしろ初めてかも知れません。
…
どういう事かというと、
「夢」や「目標」として掲げたことは、
時間をかけてよければ、絶対に手に入ると思っています。(命関係は別物だけれど。)
「絶対に手に入れる目標」をシッカリ定めていれば、長期的に走り続けることができます。
何しろずっとずっと頭の中に居ますから。
真顔で言いますが、ものづくりはシンドイです。
最高に楽しく幸せで絶対に手を離さないという事を前提として、
自身の一部を削り続けているのだからシンドイです。
その覚悟で飛び込んで、続けられる環境に置かせてもらっています。
結局、信念を持っている人たちは、止まったところで辞められないし、
「辞めれないなら、命を懸けて、最高の音楽をして、それが最高に幸せ。」という、その先にあるかも知れない光(結局いい音楽を作るというプロフェッショナルな目的)に向かって、走り続けるしか道はありません。
シンドイを越えると「たのしくて仕方ない」になる。「それを伝えていきたい」になるかも知れない。
でもまたシンドイに飛び込む!!(笑)
…
逆に、思うような関係性を築く事が出来ず、自分のチカラの足りなさを感じてしまう事もあります。
失恋でもしたら、《長期計画派》は、1年でも2年でも10年でも平気で引きずり続けます。
自分の至らなさを、ずーーーーーーーーーーーーーっと、責め続けます。
来る日も来る日も
・
・
・
けれどその間に、
パワーの使いどころを自分の成長に向ける。
ありがちな自己啓発みたいですが、
哀しさも切なさも、落ち込みも 自分の成長に向け続けて、
最終的にブチ抜く事が【リベンジ=浄化】になりますからね。
…
旅の音楽家から見て、
アクセサリー作家は、一歩踏み出すのをためらっているふうに自ら語ります。
とっても情熱的で、頑固職人で、真っ直ぐなのに。
頑固なのはきっと、アクセサリー作家の心の中には、とても柔らかい部分があって、それを守っていかなくちゃならないからなのかも知れない。
なんて思う。
旅の音楽家「私は自分の事も、ドタバタな自分の人生も、何だかんだで悪くないって愛してるよ。」
アクセサリー作家「私は、自分の事を好きになれた事が無いのよ。」
その日から、旅の音楽家と、アクセサリー作家の中に合言葉ができました。
それは、
この記事のタイトル。(はいっ、頭に戻る。)
[revengeリベンジ]というとハードなイメージがありますが、日本語のリベンジでは、そうした恨みや復讐心と言った意味合いはなく、一度敗れた相手や敗れた事による屈辱に対して、「借りを返す」という独特の意味合いで使用されています。
「再挑戦」の意味でも使われるそうです。
旅の音楽家は、「他者は他者であることが当たり前」と認めています。
けれど、ちょっとだけ意識する事がある。それは「挑戦し続ける事」です。
そうやって、わりかし長期的な先の楽しみを見つけて生きているよ。
(こじらせ過ぎて面倒だけど、とても面倒くさいけど。)
大丈夫だよ、あとは仲間が受け止めるから(笑)
…
アクセサリー作家「ねえ、好きな人と好きな場所で好きな仕事をするなら、まずはどこかの国のカフェにでも行って仕事をしない?」
私たちTOKYO BENZAITENのもうひとつの楽しみである、
その提案が、私の心を弾ませてくれます。
ラオスのジャングル。
モロッコの青い迷宮。
カリブ海のビーチサイドからパッションのドラムセッションして、飲み物はもちろんモヒートよ!
旅の音楽家「いいねえ!!きっと自分を愛して、借りを返せる日が来るんじゃないかな。だって、勝っても負けても、なんだかんだで楽しいもん!
楽しみ方を見つければそういうの、絶対伝わるから。
あなたもそう思わない?」
ぶん・しゃしん 旅の音楽家 前田紗希(@nagareruiota)
【TOKYO BENZAITEN】お花、旅、音楽、の日々つれづれコラムです。
アクセサリーデザイナーと旅の音楽家という女性2人によるインテリアブランド「TOKYO BENZAITEN by studio iota label」と申します。
流木やドライフラワーなどボタニカル素材を使用したインテリアを企画・販売し、アウトドアライフを送ってます。
【ウェブサイト】https://tkobenzaiten.theshop.jp/
【instagram】https://www.instagram.com/tokyo_benzaiten/