SusHi Tech Tokyo 2024が開幕!最先端の技術で「未来の東京」を体感できるショーケースプログラムへ!
世界に共通する都市課題を解決するために
未来の都市モデルを東京から発信する
「SusHi Tech Tokyo ショーケースプログラム」
気候変動やエネルギー問題など世界共通の都市課題を解決するために、私たちには何ができるのでしょうか。
こうした問いに対する答えを導き、未来の都市モデルを東京から発信する50万人以上の来場者を見込む国際イベント「SusHi Tech Tokyo (スシテックトーキョー) 2024」が4月27日に開幕しました。
SusHi Tech Tokyoとは「Sustainable High City Tech Tokyo」の略で、「持続可能な新しい価値」を生み出すために東京都が打ち出しているコンセプトです。
世界が直面するさまざまな課題に立ち向かうために必要な最先端のテクノロジーや新しいアイデアが東京のベイエリアに集結しています。
子供も大人もワクワクできる未来体感プログラム
「ショーケースプログラム」とは?
「SusHi Tech Tokyo 2024」は、3つのプログラムが同時開催されるイベントです。
まずアジア最大規模のスタートアップイベント「グローバルスタートアッププログラム」、世界五大陸の都市のリーダーが集う「シティ・リーダーズプログラム」、そしてフードやモビリティをはじめ幅広いジャンルで最先端の技術を紹介し、「2050年の東京」を体感できるさまざまなコンテンツが揃う「ショーケースプログラム」です。
ショーケースプログラムは、日本科学未来館の「未来をつくる発明を体験する場」、シンボルプロムナード公園の「食を中心に、江戸から未来を楽しめる場」、海の森エリアの「最先端技術が集積する場」、有明アリーナの「体験・共感を生む発信の拠点」の4会場で開催。
多くの方が未来の技術に親しめ、体感できるプログラムとなっています。
日本科学未来館では、
ワクワクする未来を見つけ、創造する力を後押し
4月27日から始まった日本科学未来館会場は、1階の「みらい発見フロア」と7階の「みらい創造フロア」で構成されています。
1階では、創造力を刺激するテクノロジーやサステナブルな取組など、これからの東京を見据えた多様な発明の数々に触れることができます。7階では小学生を対象にしたワークショップ「こども発明教室」などが開催され、発明や創造のプロセスを体験できます。
会場のアンバサダーと案内役を務めるのは漫画家・手塚治虫が生み出したキャラクターたち。手塚が70年以上も前に『鉄腕アトム』などの作品で描いた「感情をもつロボットが活躍し、車が空を行き交う未来の都市像」が、今まさに現実のものになりつつあることを実感させてくれます。
1階の会場でひときわ目を引くのは、「伝統」と「未来」を掛け合わせた巨大なモビリティ「ツナグルマ」。
これは、東京・浅草で和太鼓や神輿、山車の製造・修理を行う文久元年創業の宮本卯之助商店と先行開発型ファクトリーのRDSが共同開発した「2050年の祭」を見据えた未来の山車です。EVアシストを搭載することで、高齢者、子ども、障害者など、誰もが山車を引きながら祭に参加できることを目指しています。
また、LEDのライトとパネルによって全体が巨大な提灯のように発光し、DJブースを設置することで未来の盆踊りの音を鳴らす櫓(やぐら)としても機能。縁起物である亀をモチーフにデザインされた「明るい未来」を運んでくれるモビリティは、伝統と最先端テクノロジーを違和感なく融合させながら、人と技と歴史をつなぎます。
他にも、環境負荷の軽減などのために研究が進められている肉や魚の代替となる食材について、プロジェクションマッピングを駆使して楽しく学べる「おばけレストラン」、専用グローブを装着することでアニメから飛び出してきたような全長2.5メートルのロボットの指と腕を遠隔操作できる「自動車変形ロボット ファイバリオン」、ロボット自身が楽しくおしゃべりしながらロボットの歴史を説明する「ロボットプレゼンテーション」など、子どもから大人まで、ワクワクする未来が体感できるコンテンツが目白押しです。
ここにあるのは、遠い未来の空想の世界ではなく、既に着々と研究開発が進む「すぐそこにある未来」です。ぜひ、SusHi Tech Tokyo 2024ショーケースプログラムで、未来の東京の姿を体感してください。
(文・さくらい伸)