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WBA ローンプレイヤーの歴史

久しぶりのnoteの更新となります。

8月の終盤になり、2020-21シーズンに向けたプレシーズントレーニングが始まりました。

それと同じく、新シーズンに向けた補強期間でもあり、日々加入の噂に踊らされる毎日です。

WBAの場合、今夏の補強資金は新型コロナによる影響もあり、余り多くを望めません。

2019-20シーズン同様に、ローン移籍を上手に活用して戦力アップを計るのではと予想されています。

ウェストブロムは長く国内のローン移籍を上手にやりくりしてきた歴史があり、ビッグ6と言われるトップチームから有望な若手を借りてきた歴史があります。

あとまぁ、過去にローンで在籍していた若手選手がチャンピオンズリーグで大活躍しちゃってタイムリーなのでw

そこで、今回は

中の人Sが完全なる色眼鏡で、

過去の若手ローンプレイヤーの採点をしていきます。

選手の活躍具合を★で表します。

★★★★★ 大活躍、借りパクさせろ!!

★★★★☆ 充分に活躍、よいレンタルだった。

★★★☆☆ 期待した通りの活躍。

★★☆☆☆ やや不満の残る結果に。

★☆☆☆☆ 借りといて申し訳ないが、戦力にはならなかった。

それでは、中の人Sかクラブに興味を持ち始めた2004-05からどうぞ。


04-05 シーズン(17位 残留)

キーラン・リチャードソン (当時20歳)

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(from:マンチェスター・ユナイテッド)

★★★★★

いきなりの★5で、ちょっと申し訳ないんだけど1月末にユナイテッドから加入すると即座にセンターハーフでチームのキーマンに。当時のプレミアリーグには、折り返しのクリスマスに最下位のチームは絶対に残留出来ないってジンクスがあったんですが、リチャードソンの活躍により後半戦を巻き返し、最終戦での逆転残留、所謂The Great Escapeに貢献。逆転残留が決まり、大挙したサポーターに担がれている姿はクラブの歴史の1ページになったでしょう。

クラブは追加でのローンを希望するもユナイテッドに戻ってしまった。晩年となった18-19シーズンのプレシーズンにアルビオンの練習に参加した際には多くのサポーターが当時を思い出しました。半年の在籍ながら30年以上語り継がれる存在。

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05-06シーズン (19位 降格)

クリス・カークランド(当時24歳)

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(from:リヴァプール )

★★☆☆☆

当時の記憶は、なんかいつも自信なさげな顔してるけど、リヴァプールから来てるしイングランドの期待されてるGKだから、やっぱすごい奴なんだなーって印象。

開幕から正GKの座を射止めるもの10試合で怪我の為に後はトマス・クスチャクにポジションを譲ってしまった。19位で降格も54失点で済んだのは後ろの頑張りがあったからだろう。

06-07該当者無し (FLC4P.O敗退)
08-09シーズン (20位 降格)

ジェイ・シンプソン (当時20歳)

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(from:アーセナル)

★★★☆☆ 

08-09シーズンもプレミアで苦戦していたWBAが前述のリチャードソンの再来を狙って冬にローン加入。

主には左のウインガーでプレーして、個人としてはまずまず、アーセナルの子だけあってやっぱ上手いなと思わされた。

しかし、チームはディフェンスが脆弱すぎて降格。シンプソンも13試合で1Gに終わりチームも降格。まぁ、リチャードソンみたいな救世主はそういないって。

当時、星の数程にいたNext アンリの1人。

その後、長くハル・シティで活躍したが、タイの名門ブリーラムでもプレーしていて、ワンチャンJリーグ来ないかなって期待してたんだけどな。

09-10シーズン 該当者無し(FLC2位 昇格)

この年は自前の若手、グレアム・ドランズが大暴れ。まだウイングだったクリス・ブラントと並びMVPクラスの活躍。

10-11シーズン (11位)

カルロス・ヴェラ (当時21歳)

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(from:アーセナル)

★★★☆☆

加入時から、やべぇ奴がローンできたぞ!!感がめちゃくちゃにあって相当に期待したが、結果は8試合2G。2Gって数字もパフォーマンスも悪くはなかった。けど、加入時の期待値からしたら『あれ?こんなもん?』って思ったのも確か。

まぁ、ウルヴズ戦でゴールしたからこのぐらいの評価かしら。

今や世界的な選手だが、結局のところ、彼はプレミアが合わない選手だったのだろうか。

11-12シーズン 該当者無し (10位)
12-13シーズンシーズン(8位)プレミアリーグ化以降最高順位

ロメル・ルカク (当時19歳)

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(from:チェルシー)

★★★★★ 

正真正銘のヤバいやつ。彼の存在により、今まで見た事ない景色を見る事が出来た。開幕時はオデムウィンギーとシェーン・ロングの控えであったが、気づけばエースになっており31試合で17G。

中でもカウンター時に威力を発揮し、オデムウィンギー、ロング/フォルテュネと組んだ3トップは破壊力があり、8位でリーグを終えるのに貢献した。シーズン終了時にチェルシーに追加ローンの要求とルカクにも翌シーズンの始動日を連絡したとか。リップサービスかもしれないがルカク自身も、もう1年いても良かったと言ってくれた記憶。今でも彼の誕生日には多くのバギーズファンからメッセージが寄せられる。未来永劫、声高らかに『ウチが育てた』と言っていきたい。

13-14シーズン (17位)

スコット・シンクレア (当時24歳)

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(from:マンチェスターシティ)

★☆☆☆☆ 

入団のアナウンスがピークだった。

10番もらっておいて1年で8試合0G。

この前年12-13シーズンも10番をヤシン・エル=ガナシってベルギーの黄金世代の選手に10番託して、ほとんど出場無く去った後で、10番頼んだよってプレッシャーもあっただろうけど…。

チームも17位でギリギリ残留。前年の遺産を食い尽くした。監督2回交代じゃあ仕方がない感もある。

14-15シーズン (13位)

アンドレ・ウィズダム (当時21歳)

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(from:リヴァプール )

★★★☆☆

加入時に、え?ウィズダムって結構試合出てるよね?そんな奴貸してくれるんか!!って驚いた記憶。

頂いた取り説どおりの選手で

『全てのパラメータを守備に振ってる』

『鉄壁の守備から何も生み出さない攻撃』

タイプとしてはクラシカルなパワー系SBで悪くは無かったけど、ボール持った際に物足りなさもあった。1月に就任したピューリスとは、やり方では合致していたと思う。まぁ、僕のお気に入りのコレに関わってるからOK。

19-20シーズンが終了直後に強盗にナイフで刺されたが軽傷で済んだとの報。

多分、彼の鋼の身体にはナイフが刺さらなかったんだと思う。彼を見ていると鋼の錬金術師のアルフォンス・エルリックが頭に浮かぶ。

15-16シーズン(14位)

セルジュ・ニャブリ (当時20歳)

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(from:アーセナル)

★☆☆☆☆

今やバイエルンのスーパースターも

アルビオンにローンされた経験があります。

ちょっと話題になったんで、ご存知の方も多いかもしれません。

ピューリス「プレミアリーグのレベルにない」と発言。ウェストブロムでは1stチームでのプレーは12分(チェルシー戦)ベンチ入り5試合でした。

まぁ、チーム状況もあったと思います。

若手を使う余裕が無かったのかも(なら借りるな)

ベテランを使いたがるピューリスですもん。

でも、12分の印象は

あぁ、ターラブトみたいな奴なんだな。

技術があるのは分かった。走れよ闘えよ。

ぐらいでした。

ぶっちゃけ、僕が見てもプレミアのレベルには無かった。

きっとその後にめちゃくちゃ努力したんだと思います。

16-17シーズン(10位)

 ブレンダン・ギャロウェイ (当時20歳)

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(from:エヴァートン )

★★☆☆☆

育成に定評のあるエバトンから借りたけど、余り試合に出場させられなかった。

開幕3試合をスタメンでプレーし、凄く良かったと記憶している。

ギャロウェイしかファイトしてねえ!!!とツイートした記憶もある。

ただ、その3試合目で途中交代してからベンチに代わり1月に怪我をしてからは、メンバー外。

身体が細くて、フィジカル面で物足りなさは正直あって、監督ピューリスだからなぁ、その辺が厳しかったと思う。

19-20はルートンに在籍するもリーグ僅か3試合。

うーん、大成すると思ったんだけどなぁ。

17-18 該当者無し (20位 降格)

一応、スターリッジをローンでリヴァプールから借りましたが、若手じゃないのと開始3分で怪我したりと語るレベルにないので…。

18-19 (チャンピオンシップ4位)

ハーヴィ・バーンズ (当時20歳)

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(from:レスター)

★★★★★

スーパースター。

シーズン開始時には『ふーん、レスターなんかからウチも借りるのか…』とか思っていたけど蓋を開けてみたら、凄すぎた。

当時のカウンター型のチームでは攻撃の全てをハーヴィとドワイト・ゲイルで作られていて、特に #swfc 戦のゴールはインパクトが大きかった。

活躍し過ぎて、1月末にリコール(所属元による呼び戻し)にあってしまった際はクラブがカウンター型を脱却せねばならず、攻撃の形の再考をしなくてはならなかった。彼の穴を埋めるべく、プレミアリーグでの実績もある3選手をローンで獲得するも穴は埋まらなかった。

数年以内にリーグの顔になる存在だと確信している。

トシン・アダラバイヨ (当時22歳)

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(from:マン・シティ)

★★☆☆☆

繋げて守れ、SBも出来るCBとの触れ込みで加入し、確かに繋ぎのセンスはあった。

しかし、当時のCBコンビ、ドーソンとヘガジーの双璧に割って入れずに右のフルバックでプレーすると経験不足からか、窮屈なプレーに終始。

監督からの信頼も得られず、1月にホルゲイトが加入すると秒でインスタグラマー化した。

しかし、19-20シーズンをブラックバーン・ローヴァーズでCBとしてプレーし、対戦相手として再び顔を合わせた際は、見違える様なプレーを連発。

やや身体も大きくなり、パワーで負けなくなったら自信を深めたのか、元から定評のあった足元や繋ぎでも、さすがマンシティから来てるだけある!と思わせるプレーを披露、リーグでも屈指のプレーヤーとなっていた。

メイソン・ホルゲイト(当時22歳)

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(from:エヴァートン )

★★★★☆

優れた選手ってのはマジで連携とか関係ねぇんだなって思わされたプレイヤー。

前述のアダラバイヨが不安定という事でフルバックの補強に動き1月1日に加入が決まり、即座に試合に出場すると4試合連続でWhoscored.comの選ぶベスト11に選出された。

止める蹴るの正解さと、オーバーラップ時にはMFがそこに居るかの様な安定感があった、セットプレーからの的としても優秀で、雑にまとめたら基本全部うまい。

19-20シーズンにエバトンに戻り序盤戦で出番がない時にアルビオンの試合を見にきてくれたナイスガイ。そのままウチに来たらいいじゃない!って思っていたら与えられたチャンスをモノにしてレギュラーを奪うだけでなく、マンシティがストーンズ+金銭でスワップしない?と持ちかけるほどに成長。断って5年契約延長にサインしたが、あれあれ?間違いなくウチのおかげっすよね。という感情は全員アルビオンサポーターが思ったはずである。エバトンサポーターから御中元が来ないのはおかしいなぁ。


19-20シーズン (チャンピオンシップ 2位 昇格)

グレイディ・ディアンガナ 

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(from:ウェストハム)

★★★★☆

トリックスター。チャカついた見た目とチャカついたトリッキーなドリブルで1人、2人のDFなら難なく突破してしまう。

前半戦でバキバキに活躍してしまったので、ロンドン方面からリコールの噂が出た時には『あーこれはやべぇな』感が誰にもあったでしょう。

結局1月にウェストハムとの間にローン契約を結び直し、リコールする権利を無くし晴れてシーズン終了まで在籍に漕ぎ着けた。(その際、多額のローン・フィーが支払われました。)

12月に背中の痛みで離脱した際には、彼の代役としカラム・ロビンソンを獲得するまでの1ヵ月チームが1勝も出来ないほどの影響力があった。

なんとか借りパクできないか。


まとめ

いかがでしたか?

雑にまとめたら、なんかいい感じに育ってる選手が多いですよね。

さしずめ、WBAはプレミアの育て屋さんと言っても過言じゃないはず。

あなたのチームの若手を預けてみませんか??

むしろ、WBAに若手を預けてこそ、真のビッグクラブと呼べると思いませんか?(ロンドンの白いチームに向かって)

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若手の育成機会にお困りの際はご連絡下さい。

https://www.wba.co.uk/form/contact

担当 ルーク・ダウリングSD

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