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平成31年東京青森県人会会長年頭挨拶
「感謝=ありがとう」を成長のエネルギーにして充実した年に
新年おめでとうございます。
昨年は、創立70周年後の新たなスタートを切った一年目でした。様々なサークル活動もスタートし、会員の親睦もさらに一層深まったことと思います。
初めての取り組みとして、上野恩賜公園噴水前広場で行った「2018青森人の祭典」。
雨の続いた中で奇跡的に晴れた開催日(11月7日、8日)の二日間、平日での人出を心配しましたが、驚くような大盛況でした。開催にあたり多くのご支援をいただいた皆様、準備にあたられた皆様に深く感謝、御礼申し上げます。
この手の催しは準備ももちろん大変ですが、後始末もまた大変です。閉会後、実行委員会の皆様が後始末をしているときに「黒石よされ」の皆様、出店ブースの皆様が「何か手伝うことはありませんか。」と申し出て手伝ってくれたのです。みんなで作り上げた「祭典」を実感し、感謝以外の何物もありません。普通、「感謝」は事をなした後にするものですが、こうした相互扶助での「感謝」は必ず前に進むエネルギーになると思います。私たちはこの「感謝」を成長のエネルギーにしたいものです。
さて、2019年、東京青森県人会は創立72年を迎えます。つまり干支が六巡するわけです。今年の干支は己亥(つちのとい)です。干支は草木の成長に例えられますが、それによると、「己」は草木が十分に生い茂って整然としている状態、「亥」は草木が枯れ落ちて、種の内部に草木の生命力がこもっている状態を意味しているということです。ここから、組織に当てはめた読み方をすると、「己」は成熟した組織が次の段階を目指す準備をする年、「亥」は発芽つまり次の成長に備えてエネルギーを貯める時期、と読めます。
本会の目的は、「会員の互助と親睦」と「郷土の発展に寄与すること」です。
先人の努力の72年の積み重ねでここまで成熟してきた本会ですが、これに満足することなく、本会の目的を忘れずに次の成長に備えてエネルギーを貯めていく、それが大切なことだと思います。
では、そのエネルギーは何か。それは「感謝」すなわち「ありがとう」だと思います。
先に紹介した例もありますが、日々の互助と親睦、郷土への寄与活動の中で「ありがとう」が飛び交い、エネルギーとしてとして貯めこまれ、個人としても組織としても次の成長につながっていく、そんな年でありたいものです。
今年が、皆様にとって「ありがとう」が飛び交い充実した良い年でありますように願っております。